
〈2023年〉サイコン、人気のおすすめ14選! 自転車を快適・計画的に乗る選び方
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近年、通勤通学のみならず、趣味やトレーニングの一環で自転車に乗る方も多くなりました。そんな方におすすめのアイテムがサイコンです。サイコンは本格的に自転車でトレーニングや遠出をしたいと考えている方をサポートしてくれます。
それではサイクリングの際、サイコンをどのように活用すればいいのでしょうか?今回はサイコンについて詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
サイコンとは?

サイコンはサイクルコンピューターの略で、自転車に取り付けて走行距離や速度などを計測する装置です。ホイールのスポークにマグネットを設置し、フロントフォークにそれを感知するセンサーを取り付け、そこから送られてきた情報をハンドルに設置した本体が表示します。
速度計の一種ですが、消費カロリーや心拍数、ケイデンス(ペダルの回転数)などさまざまな測定ができる多機能なサイコンが多く販売されています。
サイコンを使えば走行内容を数値で確認できるので、目的や目標ができてモチベーションが上がり、毎日決まったコースを走ってもマンネリ化しないなどのメリットがあります。普段一人で走っていてもオンライン上でデータ共有することで、自転車に乗る人々とつながりを持つこともでき、サイクリングがさらに楽しめるようになります。
サイコンの選び方

サイコンには多彩な機能・多彩なモデルがあります。そこで何に注目して選べばいいのか、サイコンの選び方についてまとめてみました。
有線か無線か選ぶ
サイコンには本体とセンサーの間を接続する方式として、有線式と無線式の2種類の2種類があります。
有線式は本体とセンサーをケーブルでつなぐため、通信動作が安定していてボタン電池も長期間持つのがメリット。ただし長時間の使用や設置の失敗などで断線するリスクがあり、見た目にもケーブルがゴチャゴチャしていて、取り付ける手間がかかるデメリットもあります。
無線式はケーブルを使わず、センサーから電波を発信し本体で受信するため、取り付けが簡単。ケーブルがないため見た目もスッキリします。ただしセンサーにもボタン電池が必要になるため有線式よりコストがかかり、電池切れや電波干渉を起こす恐れも。
無線式の方が種類が多く、機能も価格も幅広くそろっていて人気がありますが、見た目は気にならず動作が安定している方がいいという方は有線式を選びましょう。
サイコンの機能で選ぶ
サイコンは基本的な機能しか備わっていないシンプルなモデルから、多くの機能を搭載するモデルまで、さまざまな機種があります。目的に応じて必要な機能を選択しましょう。
<走行距離機能はルートの比較に便利>
走行距離を測る機能は、サイコンに搭載されている基本的な機能です。サイコンを買ってからの総距離だけでなく、走行距離を一度リセットして測定することも可能。
走った距離を数値で実感することで、達成感を味わえたり、ルートを変更したときの違いを比較したりできます。
<走行速度機能でペース配分>
走行速度を測る機能もサイコンに標準装備されています。一目で速度を把握できるため、スピードの調整やペース配分も可能。その日走った区間の最高速度や平均速度を知ることもできます。
<走行時間機能はプランを立てるのに便利>
走行時間はリセット後、計測開始から走った時間を表示します。自転車のタイヤが回っている時のみカウントするため、信号待ちなどの停止時間は含まれません。どれくらいの時間がかかるのか把握しておけば、帰り道の時間を判断する目安になります。
<ケイデンス機能で効率よく走行>
ケイデンスとは自転車のペダルの回転数のことです。サイコンでは1分間にペダルが回った回数をカウント。一定のケイデンスで走ると身体への負担を軽減でき疲れにくくなります。
ロードバイクで走る場合、一番エネルギー効率がいいケイデンスは1分あたり90回転前後といわれていますが、道路の起伏や走り方によっても最適なケイデンスは変わります。サイコンでケイデンスを確認しながら必要に応じてギアチェンジし、効率よくパワーが出るように走ることが大切です。

<心拍数機能で体調管理やトレーニング計画>
心拍数を測る機能が搭載されていると、走行中にどれだけ心拍数が上がっているかを把握できます。無理をし過ぎていないか確認でき、体調管理やトレーニングの計画にも役立ちます。心拍数を計測するためには、身体に取り付けるセンサーが別途必要です。
<GPS機能があればいっそう手軽に>
一般的なサイコンではフロントフォークにセンサーを取り付ける必要がありますが、GPS機能があればセンサーが不要なので手軽に使えるのがメリット。速度や距離などの基本データだけでなく、ナビゲーションや海抜高度の表示など、あらゆる細かい情報を知ることができます。アプリと連携すれば走行ログも残せて便利。
消費電力が多いので頻繁に充電する必要があり、GPS信号を受信できない場所では計測できないなどの欠点もありますが、充実した機能で使い勝手は抜群です。
<防水機能があれば雨でも安心>
サイクリングで突然雨に見舞われたとき、便利なのが防水機能です。サイコンには一般的に多少の雨には耐える防水性能が備わっていますが、土砂降りの中で走る可能性があるなら防水性能は高い方が安心。
防水性能は「IPX8」「IPX4」などと表記され、数値が多いほど高性能。IPX8は水没させても故障しないほどの防水性がありますが、多くの場合、サイコンにそこまで高い防水性は必要ありません。傘で防げる程度の雨に耐えられる、「IPX4」くらいの防水性能を基準に選ぶのがおすすめです。
<消費カロリー機能はダイエット目的に便利>
サイコンには消費カロリーを計算する機能も搭載されています。特にダイエット目的でサイクリングする方にとってはモチベーションアップにもつながり、非常に便利な機能です。
初心者におすすめの機能は?

種類豊富な機能を備えたサイコンは便利な反面、全ての機能を使いこなすのは大変です。そのため初心者のうちは、速度や距離、時間など必要最低限の基本的な機能が備わっている安価なサイコンを選んで慣れておくのがおすすめ。レースに出たい、もっと記録を伸ばしたいなど、高い目標ができたときは多機能モデルもチェックしてみましょう。
中級者・上級者の方は走行ルートの記録や、目的地までナビゲーションしてくれるGPS機能を搭載したサイコンがおすすめです。過去のさまざまなデータを比較することもできるので、トレーニングなどに活かすことができます。
人気メーカーの紹介
サイコンはさまざまなメーカーから販売されています。人気のメーカーをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ガーミン
1989年にアメリカで設立されたガーミンは、GPSサイコンを最初に発売したメーカーとして、本格的にロードバイクを楽しむ人に人気があります。価格は少し高めですが、機能が充実しているため、トレーニングなどの目的でサイコンを使いたい方におすすめです。
キャットアイ
キャットアイは初心者から上級者までクラスに応じて、見やすく使いやすいサイコンがそろっているのが特徴。数千円で購入できる機種も多く、値段の割に機能も充実しているため、コストパフォーマンスの高さが魅力となっています。
レザイン
アメリカのサイクルアクセサリーメーカーのレザインは、LEDライトやGPSサイコンを販売。非常にコンパクトで軽量なモデルから、大画面で見やすいモデル、使いやすいナビ機能を搭載するモデルなど、高機能で比較的安価なGPSサイコンがそろっています。
Wahoo
自転車の部品やアクセサリーなどを開発するWahooは、本格的で高性能なサイコンを販売しています。Wi-Fi経由で出先からでも簡単にナビが開始できたり、LEDの点滅で曲がる方向を示してくれたり、電池の持ちが良いなど便利な機能も満載で使い勝手の良さが人気です。
ブライトン
ブライトンのGPSサイコンはセンサーやマグネットの取り付けが不要で、必要最低限の設定をすればすぐに使用できます。バッテリー駆動時間が長いところが強みで、高性能ながら手頃な価格でコストパフォーマンスが抜群。初心者から上級者まで使える幅広いラインナップです。
初心者におすすめのサイコン7選
ここからは具体的なおすすめのサイコンをご紹介していきます。価格や計測できるデータ、ワイヤレスor有線タイプ、などあらゆる角度から比較できるようにさまざまなモデルをピックアップしてみました。ぜひ自分に合った1台をみつけてみてください。
走行速度をメインに、走行時間・走行距離・平均速度・最高速度・消費カロリー・積算距離・時計の7つのモードを搭載したスタンダードモデル。ボタン1つでモード切り替えができるため、煩わしいことなく入門者・初心者の方でも操作しやすいです。消費カロリーが表示されるモデルは、ダイエット・トレーニングでのカロリー管理をしている方におすすめです。
電池交換タイプですが、1日1時間の使用で約1年間もしくは、積算で約10,000kmと電池寿命は長いです。防水性能は最高等級のIPX8。急な天候の変化や雨天での走行も安心です。ナイトモードを搭載しているので、夜間の走行時もデータの確認がしやすいです。
キャットアイのクイックは、走行速度をメインに6つのモード、走行時間・走行距離・平均速度・最高速度・積算距離・時計を搭載。おしゃれなアーバンデザインなので、本格的な走行を楽しむという方よりも、通勤通学・街乗りに最適なサイコンです。
ハンドルポスト部分に位置するようになっているので、走行しながらデータの確認がしやすいです。データは、距離や時間などの基本的な機能のみですが、週末のサイクリングやのんびりとロングライドをする方におすすめです。
GPS搭載モデルのEdge 130 Plusは、マルチGNSSや日本版GPSとも称される、みちびきの補完信号に対応しているため、より安定したGPSの受信が実現します。気圧高度計の機能は、標高差がある地形やヒルクライムなどの本格的な走行に役立ちます。
また、あらかじめコースデータを同期すれば、簡易的なナビゲーションも可能。計画したコースを走る際も便利です。
エントリーモデルながら、事故検出機能まで付いており、万が一事故が起きても安心。スマホとのペアリングもできるので、走行時に着信やSMSの通知をすばやく確認できます。
Rider15 Neo CはアメリカのGPSに加えて、ヨーロッパのGalileo、日本のみちびきの計3種類の衛星システム・フルGNSS(全球測位衛星システム)に対応しています。山間部やビルの多い都市部での使用も安心。簡易ナビ機能はありませんが電子コンパスが搭載されているので、道に迷っても方角に従って進めばルートへの復帰が可能です。
エントリーモデルながら、Bluetooth接続もできスマートフォンの情報をサイコン側の画面に表示できます。低価格なGPSサイコンを選ぶのであれば、Rider15 Neo Cがおすすめです。
- CAT EYE
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AVVENTURA
- 税込み12,048円(楽天市場)
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GPSのセンサーレスで取り付けが簡単!簡易ナビが便利
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GPS・簡易ナビを搭載したコスパのいいアベントゥーラ。別売りのセンサーを購入すれば、心拍数やより正確なスピード・ケイデンスの測定も可能です。
アベントゥーラは、GPS搭載のサイコンや専用の簡易ナビが欲しいという方に最適な1台。スマホを自転車に取り付けて破損してしまった経験があるという方は、この機会に取り付けを検討してみてはいかがでしょう。
GPSを使って速度計測するためセンサーレス仕様になっています。ケーブル類をこれ以上増やしたくないという、サイクリストにもおすすめです!
矢印だけの簡易ナビになりますが、道を間違えたり、寄り道をしたりしても、目的地まで的確に導いてくれます。今まで、リターン機能のないサイコンで苦い経験があるという方は、あえてこのような簡易ナビに変更してもいいかもしれません。
ベロワイヤレスは、走行速度をメインに基本的な情報が搭載されたスタンダードモデル。大画面のデジタル表示なので、走行時にも一目でわかりやすいです。
また、ダイエットやトレーニングをしている方に嬉しい、消費カロリーが表示される機能も。記録を確認して、効率良い運動ができます。
詳細なデータはないシンプルなものですが、走行を楽しむロードバイク・クロスバイクでのロングライドやサイクリングをする方、健康管理をしたい方などにおすすめです。
速度・距離・走行時間・時計と最低限の機能が付いたGPS付きサイコン。シンプルな機能のみなので、走行データの取れるコスパのいいサイコンをお探しの方におすすめです。実際、走行に集中していると、時間や速度にしか目がいきません。走りを純粋に楽しみたい、記録のために集中したいという方も、このようなシンプルな機能のサイコンを選んでもいいでしょう。
取り付け方は簡単!センサー類のケーブルは不要になります。商品が届いたその日にすぐに使えるのは、嬉しいポイントですね。
本格的な走行におすすめのサイコン7選
トレーニングや本格的な走行をしたい方におすすめのサイコンをご紹介します。
走行速度をベースに、走行時間・走行距離・平均速度・最高速度・積算距離・時計・ストップウォッチを搭載したパドローネプラス。防水性能は、最高等級のIPX8なので雨天時や屋根がないところに駐輪しても安心です。こちらのモデルは、消費カロリーの代わりにストップウォッチが搭載されており、レースのトレーニングやタイムアタックをしたい方に最適です。
消費カロリーはスマホやスマートウォッチなどで気軽に取れるようになっているので、ダイエット管理よりも走行の記録をメインと考えている方におすすめします。ロードバイクはもちろん、マウンテンバイクのコースで記録を取る時にも便利です。
Edge 530はリルート機能の付いたナビゲーション機能を搭載したサイコン。ロードバイクやMTB競技のトレーニングにも使える本格的な機能が満載です。カラーでトレーニングデータや高度計などの情報が見やすいだけでなく、別売りのセンサーを取り付けたりスマホに同期したりすれば、トレーニング管理に役立ちます。
また、事故検知機能やライダー間メッセージなどの便利な機能も豊富。バイクアラームも付いているので、コンビニなどへの立ち寄りやちょっとした休憩時にも安心です。
高性能なGPSに加えて、新型の高性能CPUを搭載したGPSサイコン。昭文社の地図が収録されナビのマップも詳細になり、まるでカーナビのように使えます。
本体やハンドルステムマウントだけでなく、心拍・スピード・ケイデンスセンサーがセットに。健康管理や走行データをしっかりと取りたい方は本体のみのものではなく、Edge 530セットのほうがおすすめです。
マイクロワイヤレスは、プログラマブルディスプレイにてカスタマイズが可能です。メインに表示されるデータの変更ができ、通常は走行速度がメインに固定されますが、距離・時間・ストップウォッチなどをメインに切り替えることができます。また、ボタンをクリックすることで機能を切り替えますが、一部のデータを非表示にできるため、走行に専念したいときに便利です。
ストップウォッチ機能も搭載。信号や休憩時にストップすれば走行している時間のみを測ることができます。ロードバイクで細かい走行データを取る方や、大会のトレーニングにもおすすめです。
1度の充電で約48時間の使用ができるGPSサイコン。1泊2日程度であれば充電不要でOK!ロングライドやバイクパッキングで活躍します。
ナビの機能が向上し、矢印表示に加えて詳細のマップにて、ルートの確認が可能です。また、オフラインマップにも対応しているので、電波が届きにくい場所でも安心してナビゲーションに頼ることができます。
もちろん、スマホとBluetooth接続すれば、自転車に乗車しながら着信やメッセージの確認をすることも可能です。
トレーニングやレースなど、本格的な走行に最適なGPSサイコン。サイクリストが必要としている情報はもちろん、詳細なマップが表示できるので目的地までのナビゲーションもしてくれます。KICKER・KICKER SNAPともペアリングができ、本格的な屋内トレーニングにも対応します。
100%ワイヤレス仕様になりスマートフォンで、全ての設定が可能。パソコンでの地図の作成やダウンロードの手間が省けるため、より簡単に設定が行えるサイコンをお探しの方にもおすすめです。
Rider420は単体でも十分に活躍しますが、オプションパーツの付いたセットを選ぶことで、心拍センサーやケイデンスが計測できます。単純にサイクリングを楽しむ目的で取り付ける方はもちろん、本格的な走りやトレーニング目的のサイクリストも使えます。
ルートナビ機能ですが、詳細マップは表示されませんが、目的地までの簡易的なルートは表示されます。スマホや地図を取り出すことなく、目的地までスムーズに到着できるのは嬉しいポイントですね。
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サイコンを使えばもっとサイクリングが楽しめる

自転車に乗る目的は人それぞれですが、サイコンを使えば走るのがもっと楽しくなったり、新たな発見があったり、高い目標ができたりすると思います。ぜひお気に入りのサイコンを見つけて、サイクリングを楽しんでみてください。