〈プロ監修〉ワンタッチテントのおすすめ14選 キャンプやイベントに活躍
一般的なテントに比べて設営時間が短く、初心者でも扱いやすいのがワンタッチテント。キャンプだけでなく、ビーチやピクニック、運動会など幅広い用途で活躍する便利なアイテムです。
似ている商品として、ワンタッチテントよりもシンプルな構造で瞬時に設営できるポップアップテントもあります。
今回はワンタッチテントの選び方や、ワンタッチテントとポップアップテントのおすすめ14商品について、アウトドアライターとして活躍中のタカマツミキさん監修のもと、詳しく紹介します。
目次
▼タカマツミキさんにはソロテントや2ルームテントの選び方も解説していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずは、タカマツミキさんおすすめワンタッチテント2選
おすすめポイント
4人家族でもゆったり就寝できるスペースがあり、なおかつ一人で設営できる手軽さが魅力のファミリーテント。フライシートを取り外せばデイキャンプの日除けとして使えて、フライシートをかぶせれば宿泊用テントとしても使えます。出入り口とサイドウィンドウにはメッシュを採用しているため、暑い日でも風通しよく快適に過ごせますし、メッシュをフルクローズすることで冬でもテント泊できるのが特徴です。ワンタッチテントには珍しく、テント内上部に収納スペースやランタンフックを採用しているのも嬉しいポイントですね。デイキャンプデビューから宿泊まで、ステップに合わせた使い方ができるのが特徴。初めてテントの購入を検討している方に「わがやのテント」はおすすめです。
- コールマン(Coleman)
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クイックアップドーム S+ 2000033135
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耐水圧3,000mm、日光を90%遮断することで快適性アップ
おすすめポイント
ポップアップテントの購入を検討している人の中で、機能性に優れたものが欲しい人におすすめが、Colemanの「クイックアップドーム」です。ポップアップテントは、ポンッと放り投げるだけの手軽さ。フライシートを被せれば設営が完了です。日光を90%ブロックする素材を採用しているので、太陽光によるテント内の温度上昇を軽減してくれます。また、クリアルーフウィンドウ付きで、必要に応じて室内へ光を取り入れることができます。利用シーンに合わせて、光の入り具合を調節できるのは嬉しいですよね。フライシートの耐水圧は約3,000mm、床面(フロアシート)の耐水圧は約1,500mmなので、急な雨でも壁や下からの水の浸透を防ぎ、安心して使えるのがポイントですよ。
ワンタッチテント、キャンプ・イベントに大活躍
ワンタッチテントとは、フライシートとポールが一体となり傘のように展開するタイプのテントです。一般的なテントなら手間のかかる設営が初心者でも短時間で手軽にできて、たたむのも簡単なのが魅力です。
さまざまなシーンで使える
テントは日除けや目隠しにもなるため、休憩スペースや荷物置き、更衣室としても使えます。ワンタッチテントは簡単に設営できるので、泊まりのキャンプだけでなく、BBQや日帰りのアウトドアなどにもぴったりです。
持ち運びのサイズはやや大きめ
一般的なテントには、バックパックへ収納するために非常にコンパクトにたためるタイプもありますが、ワンタッチテントの場合はたたんでもサイズが大きめのものが多く、30L前後のデイパックでは収納できないと考えた方が良いでしょう。
ですが、高さ70cm〜80cmある大型のバックパックであれば収納できるタイプも中にはあります。ワンタッチテントには取っ手のある専用の収納袋付きの商品が多く、手で持ち運びやすいように作られています。
キャンプ用品ブランドとして知られているDOD(ディーオーディー)では、自社製ワンタッチテントの設営方法について動画配信をしています。持ち運びのサイズ感や設営の手軽さについて知るための参考になるのでご紹介します。
こちらの商品は紐を引く点が特徴的ですが、商品によってサイズや設営方法に違いがあるので、その点は購入前に確認してください。
ワンタッチテントの選び方
ワンタッチテントは、一般的なテントと同じで使用するシーンや人数に合ったサイズを選びましょう。そのうえで対応シーズンや防水・UVカット機能など細かい機能性に注目すると良いですよ。
用途や使用する人数をチェック
ワンタッチテントの収容人数は、1人用~3人用、4人用、5人用など細かく分かれています。使用する人数はもちろん、用途も考えて選ぶ必要があります。
ソロキャンプなら携帯性や荷物も置けるサイズを考えて1~2人用。少人数で行く海水浴やBBQで休憩所や荷物置きとして使うなら2~3人用。家族やグループでのキャンプに使うなら4~5人用が目安です。
前室付きなら使い勝手よし
持ち運びを重視しなければ、広い「前室」がある大型タイプも使い勝手の面でおすすめです。テントの入り口に日除けを作ってくれるので、快適に過ごせる空間が広がります。荷物置きや食事するスペースとしても使えます。
タカマツミキさんのアドバイス
ほとんどのテントには目安となる定員(収容人数)が記載されています。例えば「定員2人(最大3名)」と記載している場合は、「ゆったりとしたスペースがあるのは2名まで。窮屈だけど3名までなら横になることができますよ」という意味です。気になったテントがあったら、定員数をチェックしてゆったりとしたスペースを確保できるのかを確認することが大切です!
収納性や持ち運びを考えて選ぶ
ワンタッチテントは設営撤去が手軽で、収納時の重さも2kg〜5kgと女性でも十分持ち運べる点もメリットですが、収納時の長さが一般的な製品で60cm〜1mほどあるのでスペースを取ります。
車で運ぶか、もしくはバイクや自転車で運ぶかによって積載できる大きさが変わってきますので、収納時のサイズもチェックして選びましょう。
車で運ぶなら
車に積んで移動する場合は、長さが1mで重さが10kg程度あっても問題ありませんが、駐車スペースから設営場所まで離れている状況も考えて、持ち運びができるサイズを選ぶことが肝心です。
また、大型のワンタッチテントは一般的に収納時のサイズが長く太くなるため、車に積載できるスペースがあるか確認しましょう。
バイクや自転車で運ぶなら
ソロキャンプやツーリングの場合は、バイクや自転車のキャリアに積むことを考えて、できるだけコンパクトなものを選びたいところ。ワンタッチテントでは収納時の長さが60cm台のものが比較的コンパクトなタイプです。
寒い時期に使う場合は防寒対策を
ワンタッチテントは一般的なテントと違い、対応シーズンの記載がないものがほとんどです。冬キャンプに使う場合は、機能性をチェックし、防寒対策をしっかり行ったうえでフィールドへ向かいましょう。
タカマツミキさんのアドバイス
秋や冬など、肌寒い季節にキャンプをする際は、ダブルウォール式のテントを選ぶのがおすすめ。ダブルウォール式とは、日差しや雨風の当たる外側のフライシートとインナーテントによる2層構造のテント。2層の間にある空気の層が結露を防ぎ、シュラフやマットが濡れる心配もなく、快適に眠れますよ! ワンタッチテントでもダブルウォール式を採用しているものがあるので、よく確認してくださいね。
ワンタッチテントは普通のテントと違い、対応シーズンの記載がないものがほとんどです。冬に使う場合は防寒対策をしっかりして、フィールドへ向かいましょう。
防水性やUVカット機能をチェック
日差しの強い日や、雨の日でも快適に過ごせるテントを選ぶには、耐水圧やUVカット機能をチェックしましょう。耐水圧は2,000mm以上あると安心です。
泊まりのキャンプで使うならダブルウォール式がおすすめ。フライシートが入口まで完全に覆ってくれるフルクローズタイプなら、強く雨が降っても入口から雨水が入り込む心配がありません。
日除けで使うならポップアップテントもアリ
ワンタッチテントよりもさらに組み立てが簡単なテントがポップアップテント。ポンと投げるだけで一瞬で組み立てが完了するので女性や子供でも簡単に設営できます。
ピクニックやBBQのような日帰りのアウトドアや簡易的な荷物置き場、または更衣室や日除けとして使うならポップアップテントでも十分に役目を果たしてくれます。
【編集部PICK UP】テント、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるテントの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
ワンタッチテント7選
- Naturehike
-
ワンタッチテント UPF50+ Ango pop up tent 2つの前室ルーム
- 税込み11,192円~(Amazon)
-
防水&紫外線カット加工が施された生地を採用
-
広々とした前室がある、3人が眠れるサイズのテント。ゆったり使えて、ファミリーキャンプにもおすすめです。
耐水圧2,000mm、紫外線保護指数UPF50+の210Tポリエステル生地を採用し、雨や日差しから守ります。インナーは全面メッシュで、通気性にも優れています。
内側には、あると便利なランタンフックとメッシュポケットが付いています。
ポップアップテント5選
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
収容人数 |
重量 |
耐水圧 |
UVカット |
---|---|---|---|---|---|---|---|
【監修者おすすめ】DOD(ディーオーディー) わがやのテントL T5-869-TN |
一人で設営できて、しかも5人まで収容できる大型タイプ |
組立/約幅280×奥行280×高さ156cm、インナー/約幅275×奥行205×高さ142cm、収納/約幅95×奥行26×高さ26cm |
大人5名 |
約10.5kg |
フライシート3,000mm、フロア・グランドシート5,000mm |
有り |
|
【監修者おすすめ】コールマン(Coleman) クイックアップドーム S+ 2000033135 |
耐水圧3,000mm、日光を90%遮断することで快適性アップ |
インナー/約210×180×高さ110cm、収納/約直径68×6cm |
2人 |
約3.9kg |
約3,000mm、フロア約1,500mm |
有り |
|
Bears Rock ビッグベアーテント AXL-601 |
天井高がある6人用のワンタッチテント |
組立/約幅310×奥行460×高さ205cm、インナー/幅300×奥行275×高さ195cm、収納/約直径25×124cm |
6名 |
約14.4kg |
2,000mm |
記載未確認 |
|
モダンデコ 幅300cm ワンタッチドームテント 5人用 szt01 |
暑い季節にぴったりの大きめモデル |
組立/約幅300×奥行260×高さ160cm、収納/約直径19×長さ89cm |
5人 |
約5.5kg |
1,400mm以上 |
有り |
|
コールマン(Coleman) インスタントアップドーム S 2000039089 |
前室付きのソロキャンプ向け |
組立/約210×210×高さ115cm、インナー/約210×90×高さ100cm、収納/約直径17×65cm |
1人 |
約4.3kg |
約1,500mm |
記載未確認 |
|
Naturehike ワンタッチテント UPF50+ Ango pop up tent 2つの前室ルーム |
防水&紫外線カット加工が施された生地を採用 |
組立/約210×210×高さ160cm、収納/直径22×95cm |
2~3人 |
約5.1kg |
2,000mm |
有り |
|
FIELDOOR(フィールドア) ワンタッチテント200 |
軽くて取り扱いやすく初心者におすすめ |
組立/約幅200×奥行200×高さ120cm、収納/約幅15×奥行15×高さ105cm |
4人 |
約3.3kg |
1,500mm以上 |
有り |
|
ロゴス(LOGOS) ソーラーブロック Q-TOP フルシェードBA 71805581 |
日差しが気になる季節も快適空間 |
組立/約幅200×奥行150×高さ117cm、収納/約幅69×奥行12×高さ12cm |
記載未確認 |
約3.0kg |
記載未確認 |
有り |
|
山善(YAMAZEN) キャンパーズコレクション パッとサッとテント TW-MF15 |
フルクローズ可能&UVカット仕様 |
組立/幅180×奥行148×高さ107cm、収納/幅13.5×奥行7×高さ107cm |
3人用 |
約2kg |
記載未確認 |
有り |
|
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CSシャルマン ポップアップテントDUO |
おもり用ポケット付きでビーチにもぴったり |
組立/約145×160×高さ110cm、収納/約外径48×厚さ6cm |
2人 |
約1.2kg |
記載未確認 |
有り |
|
BUNDOK(バンドック) プライベートテント UV NT-51 |
簡易更衣室におすすめの縦長テント |
組立/約幅120×奥行120×高さ180cm、収納/約幅57×奥行57×高さ5.5cm |
1人 |
約2.05kg |
記載未確認 |
有り |
|
山善(YAMAZEN) キャンパーズコレクション ポップアップテント POP-2 |
4~5人が宿泊できるポップアップテント |
組立/幅260×奥行380×高さ120cm、収納/直径97×厚み9cm |
4~5人用 |
6.5kg |
1,500mm |
有り |
|
LAD WEATHER(ラドウェザー) ポップアップテント ladtent003 |
通気性のよいメッシュスクリーン付き |
組立/160×120+フロントシート100×120cm、収納/51×51×10cm |
1~3人用 |
1.6kg |
15,000mm |
有り |
|
ロゴス(LOGOS) Black UV ポップフルシェルター-AI 71809022 |
優れたUVカット率と遮光性が特長 |
組立/約幅235×奥行113×高さ90cm、収納/約直径70×高さ4cm |
3~4人用 |
約1.9kg |
記載未確認 |
有り |
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テントを長く使うにはメンテナンスが肝心
テントを使い終わったら掃除と十分な乾燥が必要です。水汚れや泥汚れを落として、テントを広げた状態でしっかりと乾燥させましょう。ワンタッチテントはポールとフライシートが一体なので、分解せずに手入れを行います。
水分が残った状態で収納してしまうとカビが発生し、生地の耐久性が落ちる原因になるので注意しましょう。
タカマツミキさんのアドバイス
キャンプを終えたら、風通しの良い日陰でテントを乾燥させることがカビ予防になります。万が一カビが発生した場合は、テントクリーニングサービスの利用をおすすめします。テント用洗剤は市販品もありますが、安易に使用すると生地に施されている防水や撥水加工が剥がれたり、色落ちの原因にもなりますので、おすすめできません。
撥水処理や補修について
普段の手入れは汚れを落として乾燥させるだけで良いですが、使い続けている間に表面の撥水効果が落ちてきます。定期的に撥水スプレーをかけるといったケアが必要です。
また、生地が破れることもあるので、補修テープやシートなどを使用して大切に使い続けましょう。
タカマツミキさんのアドバイス
もしテントの破れた箇所が広すぎて、補修テープやシートが使えない場合は、すぐに捨てるのではなく、購入店やメーカーに直接連絡してみるのも方法のひとつです。修理代金の見積もりを出してもらってから、修理を依頼するかを考えてもいいでしょう。また「正しく使用した上でテントが破れてしまった」などの場合、保証期間内であれば保証対象になることも。テントの保証書は必ず保管していてくださいね!
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