単眼鏡のおすすめ10選!目的に合った製品を趣味に活用しよう

moovoo編集部
公開: 2019-01-31

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アウトドアはもちろん美術館や博物館でも活躍する単眼鏡は注目アイテム

単眼鏡で遠くの景色を楽しむ

アウトドアからインドアまで、さまざまな趣味をより楽しむためのアイテムとして単眼鏡に注目が集まっています。見た目は手のひらサイズの望遠鏡ですが、その活用方法は実に多彩です。少し離れた場所にあるものを詳細に観察したり、ルーペ代わりに手元のものを拡大して見たりなど1台あるととても便利です。今回は単眼鏡についておすすめの品をご紹介します。

必要なスペックで製品を検討するのが単眼鏡選びのコツ

単眼鏡と一口にいっても製品ごとに得意とする分野があります。単純に総合的なスペックの優劣で製品を決めてしまうと、使用目的によっては使いづらさを感じてしまうことがあります。スペック項目について意味を理解し、自分に合った製品を検討するようにしましょう。

購入時に必ず確認したい5つのチェックポイント

単眼鏡を購入する際には、まず5つのスペック項目について確認するようにしましょう。この性能差によって単眼鏡の使用感は大きく変化します。

・倍率
観察する対象物をどれくらい拡大して見ることができるかを表しています。

・最短合焦距離
ピントの合う距離です。美術館や博物館などで使用するケースでは短めの製品を選ぶようにしましょう。

・見かけ視界
単眼鏡を覗いたときに見える視界の広さです。

・明るさ
対象物をどれだけ明るく見ることができるかを表します。室内で使用するなら数値の大きいものを選びましょう。

・アイレリーフ
接眼レンズからどれくらい目が離れていても充分な視野が確保できるかを表しています。

どのような目的で使いたいのかよく考えて製品を選ぶ

単眼鏡はアウトドアだけではなく、美術館や博物館、スタジアムでのスポーツ観戦などさまざまなシーンで使えるものです。アウトドアではバランスのよいスペックが便利でも、インドアでは満足な使用感を得られないことがあります。用途によって必要とされるスペックが異なることを理解して選品を選ぶようにしましょう。

・美術館や博物館など
施設内は薄暗いことが多いので、明るい製品を選ぶようにしましょう。対象物との距離が近いので、最短合焦距離は短く、倍率も4倍くらいの製品が適しています。

・コンサート会場やスポーツ観戦など
対象物の様子がよく分かるように見かけ視界は広く、離れた客席からでもよく見えるように倍率は10倍くらいの製品を選ぶとよいでしょう。

用途を限定することで特定の機能に特化したタイプを選ぶのもあり

どのような目的で単眼鏡を使用するのかハッキリとイメージできているのであれば、特定の機能に特化した製品を選ぶようにしたほうがよいでしょう。総合的にバランスが取れているスペックの製品ではそつなく多用途をこなせるぶん、専門的な用途に対しては中途半端に感じることが多く、無駄になってしまうことがあるからです。

主な特化機能には以下のようなものがあります。

・高倍率の望遠でも安定して利用できる手ブレ補正機能
・暗闇でも観察が可能な暗視機能
・近距離でもピントの合うミュージアムスコープ
・三脚にセットして使う地上望遠鏡と呼ばれる大型製品
・コンサートやスポーツ観戦に便利な中距離焦点のギャラリースコープ
・レーザーで目標物までの距離が計測できるレンジファインダー

用途別にすぐれものをチョイス!個性豊かなおすすめ単眼鏡10選

単眼鏡がはじめてだという人にとってはスペック項目の意味がわかっても、いざ選ぶとなるとどれにすればいいか悩むかと思います。ここでは使用するシーンに合わせて10機種をセレクトしてみました。ぜひ商品選びの際の参考にしてみてください。

美術館や博物館での鑑賞に便利!ニコン「モノキュラーHG5X15D」

美術館や博物館など、建物内で近距離の対象物をしっかり見たいときに優れた実力を発揮する単眼鏡です。明るさ値が9.0なので視界が明るく、最短合焦距離については60センチという近距離でピントを合わせることができるので、展示物の細かいディテールもハッキリ見ることが可能です。アイレリーフは15.8ミリとなっているので接眼レンズから目が離れていても充分な視界が確保されます。目の悪い人にとってはメガネを掛けたまま使えるのがありがたいです。

カメラなどの光学機器で有名なニコンの製品ということもあり、しっかりとした作りになっているので安心して使えます。見た目も高級感があるので大きな満足を得られることでしょう。

近距離でじっくりと観察できる!ビクセン「マルチモノキュラー4×12」

最短合焦距離が20センチなのでルーペのようにも使うことができる単眼鏡です。美術館や博物館で展示物が間近にあっても、微細なディテールまで肉眼で確認することはなかなか難しいと思います。この単眼鏡のスペックなら、そんな知的好奇心をきっと満たしてくれるでしょう。

全長5.8センチの本体は、ダハプリズムという仕様で作られているために直線的なデザインでコンパクトです。素材もアルミ合金を使っているのでとても丈夫。普段はポケットに突っ込んでおいて、使用するときにパッと取り出すラフな使い方も可能です。もちろん大切に扱いたい人にはストラップやセミハードケースも付属しているので安心です。

本体カラーは全3色。このジャンルで定番の黒以外にレッドやブルーのバリエーションがあるのもオシャレです。

スポーツ観戦からアウトドアまで対応する倍率!ビクセン「ジョイフルモノキュラーH7-21×21」

7~21倍まで倍率を変更することができるので、中距離から遠距離の景色を見るのに最適な単眼鏡です。スポーツ観戦やフィールドワークを趣味にしている人におすすめです。最短合焦距離が4.5メートルなので間近にある物をじっくりと観察するような使い方は厳しいものの、可変倍率で広いレンジをカバーできる性能はさまざまなシーンで活躍してくれることでしょう。

ビクセンといえば顕微鏡で有名な光学機器の老舗メーカーです。本機のデザインはいかにも同社製品といった光学機器らしさで、ファッション性は弱いものの、しっかりとした高級感にあふれています。高い性能を持ちながらメーカー希望小売価格は税別6,000円とリーズナブルで、コストパフォーマンスの点からも見逃せない製品です。

防水型でオシャレな見た目が女性に嬉しい!オリンパス「モノキュラー・アイ」

黒を基調とした「いかにもメカ」というルックスの製品が多い単眼鏡ジャンルにおいて、見た目の柔らかさでぜひ女性に注目していただきたい製品です。曲線をデザインに取り入れた本体は、ベージュと白をカラーにあしらっていることもあり、どのようなファッションにも違和感なく溶け込むオシャレな見た目です。

全長8.7センチというコンパクト設計なのもバッグやポーチの中で邪魔にならなくて良いのではないでしょうか。

最短合焦距離1.5メートル、倍率6倍のスペックは近距離から中距離のものを見るのに最適。美術品鑑賞から旅先の風景まで気軽に楽しむことができます。ピント調整は直感的にできるスライド式で、防水設計になっている点も使い勝手のよさに繋がっている単眼鏡です。

観劇にちょうどいい倍率でしかもコンパクト!スガイエンタープライズ「PIXY6×18」

コンサートや演劇鑑賞でオペラグラスをよく使うという人におすすめしたい単眼鏡です。一般的にオペラグラスといえば倍率3倍の製品が多いのですが、本機は6倍なのでより迫力のある映像を楽しむことができます。リーズナブルな価格帯の製品ながらマルチコートレンズを採用している点も評価ポイントです。

光の乱反射を抑えてくれるので眩しく感じることが少なく、快適に使用できるのがいいです。本体カラーはホワイト、ブルー、ピンクの3種類でとてもカジュアルです。両目で見ることのできるオペラグラスと使用感は異なるものの、本体は40グラムと軽量で手のひらに隠れてしまうほどの小型サイズなので、一緒に携帯して使い分けると便利です。

安いながらもしっかり使える入門機!ミザールテック「MD-718」

「単眼鏡に興味はあるけれど気軽に手を出せる価格じゃない」というビギナーは、本機を検討してみてはいかがでしょうか。

お小遣いで気軽に購入できる価格ながら、倍率7倍の望遠性能と1メートルの距離からピントが合う最短合焦距離性能を併せ持つ多用途で活躍する単眼鏡です。指先でピント調節できるクイックフォーカス機能はとても便利です。やや視界が暗めなのとレンズ周辺部の像に歪みが出る点がウイークポイントですが、低価格帯の製品であることを考えれば許容範囲です。

ABS樹脂とゴムで作られた本体は高級機のような質感はありませんが、Gショックのようにどんなシーンでも気にせず使える印象です。気軽に買いなおせる価格なので、アウトドアでハードな使い方ができるのも良いポイントでしょう。

サバゲーで使いたい軍用双眼鏡の単眼鏡バージョン!サイトロン「TAC-M728」

迷彩柄ということもあり、アウトドアでハードに使ってほしいというメーカーのメッセージが伝わってくる単眼鏡です。本機のメーカーは銃器ブランドのベレッタで有名なサイトロンなので、完成度については文句ないでしょう。

設計思想が「軍用双眼鏡の携帯性を高めるために単眼鏡化する」というものなので、プロスペックといっても過言ではありません。防水のために本体内へはニトロゲンガスを充填しています。レンズの曇りを軽減してクリアな視界をキープしてくれます。距離や対象物の大きさを計測するためのレティクル(メモリ)が視界内にあるので、純粋な単眼鏡として景色を楽しみたい人には邪魔に感じるかもしれません

。サバイバルゲームが趣味ならぜひ手に入れたい製品です。

初心者を卒業したら手にしてみたい高級機!五藤光学研究所「GT-M518」

天体望遠鏡の老舗国内メーカーである五藤光学研究所製の製品です。透過率の高いレンズとフェーズコート(レンズコーティングの一種)を採用し、抜群の解像力と高コントラストを実現しています。

アイレリーフは18ミリと余裕のある距離になっているので、メガネを掛けている人も快適に使うことができます。50センチの近距離から無限遠までピント合わせが可能です。特殊ネジの採用により1回転内でピント合わせできるので、すばやく対象物を観察することができます。

日本で最初の天体望遠鏡メーカーとして優れた光学機器を生み出してきた同社が、そのノウハウを用いて開発した高級単眼鏡です。初心者を卒業して単眼鏡へのこだわりが強くなった人はぜひ手にしてみてください。

天体観測に威力を発揮する明るい単眼鏡!ボルテックス「Solo8x36」

天体観測ではレンズの明るさが重要になります。また倍率も最低7倍はほしいところです。その点で36ミリレンズを採用する本機は充分な視界の明るさが確保され、8倍の倍率があることから快適に天体観測を行うことができます。

やや固めに設計されているピント調節リングは人によって使い心地の印象が変わる部分ですが、観察中にしっかりピントを固定しておきたい人にとっては便利です。

アイレリーフが18ミリと長めの設計になっているので、裸眼レンズにピタリと目を押し付けて見るようなタイプではありません。メガネをしている人にとってもやや長いといえる数値なので、目から離して覗き込む製品だと思って購入するようにしましょう。

高倍率でも防振機能でバードウォッチングしやすい!ケンコー「8×25FMCスタビライザー」

倍率が高くなるほど気になるのは使用中の手ブレです。バードウォッチングなどでは遠距離の対象物をピンポイントで観察しなければならないため、手ブレでいつも苦労している人は多いのではないでしょうか。

そんな人におすすめするのがスタビライザー(防振機能)付きの本機です。手ブレ防止はスライドスイッチで有効化するタイプになっており、使用中にスイッチを押し続ける必要がないためとても楽です。

IPX4相当の生活防水仕様になっており、突然雨に降られても安心です。対物レンズには37ミリ径のレンズフィルターを装着できるので、偏光フィルターで太陽光や水面の乱反射を抑えることもできます。

アウトドア派の人はぜひ検討してみてください。

単眼鏡は一度使うと手放せなくなるアイテム

単眼鏡を使うシチュエーション(人混みの美術館)

単眼鏡の魅力は一度使ってみるとよくわかります。人混みになっている絵画展で作品を間近に感じ、コンサート会場では最前列に座っているような気分になれることを想像してみてください。だんだん単眼鏡をほしくなってきませんか。きっと単眼鏡はあなたの趣味をより豊かにしてくれるでしょう。ぜひこの記事を単眼鏡選びの参考にしてみてください。


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