〈プロ解説〉ホットプレート、おしゃれな商品15選 おすすめ人気モデルを紹介
食卓でさまざまな料理を、熱々の状態で楽しめるホットプレート。焼肉やお好み焼きを作るのに使用するイメージが強い調理家電ですが、近年は面倒な調理の手間が省けるという点でも注目されています。
1台あれば幅広いシーンで使えるホットプレートは、種類が豊富で、価格帯もさまざまです。
そこで今回は、おいしいものナビゲーターの今西絢美さんに、ホットプレートの選び方やおしゃれな製品の中からおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
目次
まずはプロおすすめ、ホットプレート5選
おすすめポイント
平面プレート、穴あき・波形プレート、たこ焼きプレートの3枚が付属。穴あき・波形プレートは余分な油を穴から落としてくれるので、ヘルシーな料理を楽しめます。消費電力は1300Wで、温度は保温〜250℃に対応します。本体ガードやプレート、ヒーターも外せる完全分離構造で、丸洗いが可能です。自立するため、すきまに縦置きで収納できます。
おすすめポイント
パスタやすき焼きといった汁気の多い料理も楽しめる、深さ3.5cmの深型プレートがついています。さらにプレートの溝が傾斜していて油が流れやすい焼肉プレートと、区切り線つきのたこ焼きプレートが付属した、使い勝手のいい1台です。プレートには、3層構造の傷つきにくいトリプルチタンセラミックコートを使用。深型プレートの表面は、浅い凹凸のダイヤカットディンプル仕上げなので、油なじみが良く、調理しやすいのがポイントです。
おすすめポイント
左右のプレートで2種類の料理が同時に作れる両面タイプ。プレートごとに温度を調節できるので、保温と調理に分ければ、作った料理を最後まで温かいまま食べられます。平面、焼肉、たこ焼きの3枚のプレートがセットになっていて、付属のフタを使用すれば、煮込み料理や蒸し料理も作れます。フタの取っ手はシリコン製なので、熱くなりにくく便利です。本体は折りたたみ式で、持ち手がついているため楽に運べます。プレートやフタはすべて本体に収納でき、縦置きも可能です。
▼「両面ホットプレートDPOL-301」を紹介する公式動画がこちら
おすすめポイント
2〜3人で使うのにちょうどいいサイズで、累計販売数300万台を突破(※2022年9月末時点)した人気モデル。カラーバリエーションが豊富で、季節限定のカラーもあり、レトロなデザインが目を引きます。自宅用としてはもちろん、引越し祝いなどのプレゼントにもよろこばれる1台です。プレートはA4サイズで、平面プレートとたこ焼きプレートが付属。別売りオプションも豊富で、深さのあるセラミックコート鍋や網目入りのグリルプレートなどがあり、作りたい料理に合わせて選べます。
おすすめポイント
煙と油はねが少ない焼き肉グリル「XGRILL」に、吸煙ファンを搭載したモデルです。メーカーの説明によると、煙の発生を同社従来品より94%カットできるとのこと。室内でも煙やニオイを気にせずに焼肉が楽しめます。焼肉プレート以外には、「匠のたこ焼きプレート」が付属。すべてのたこ焼き穴の真下にヒーターが配置されるため、焼きムラが起こりにくいつくりです。
▼「煙の少ない焼き肉グリル XGRILL PREMIUM」を紹介する公式動画がこちら
ホットプレートとグリル鍋の違い
グリル鍋のイメージ
ホットプレートは、焼くことに特化した調理家電です。焼肉やお好み焼き、焼きそば、ホットケーキといった定番料理だけでなく、パエリアや餃子のように蒸し焼きが必要な調理にも対応します。
グリル鍋は、焼き物のほかに、おでんなど汁気が多い鍋物も作れます。
ホットプレートよりもプレート部分に深さがあり、汎用性が高いのが特徴。その反面、ホットプレートよりもサイズが小さいモデルが多く、大人数で食卓を囲む際にはあまり向いていません。
人気のホットプレートは、機能的でおしゃれ
近年のホットプレートは、より多彩な機能を搭載したモデルが増えています。
食材を短時間で焼き上げる高出力に対応し、余計な油を落としたり、煙の発生を抑えたりするなど、機能性が高いものが人気です。
カロリーを抑えることによる健康面への配慮や、使用後の部屋のニオイ残りを軽減できるというメリットがあります。
機能性を意識したホットプレートの多くは複数のプレートが付属するので、用途に応じた使い分けが可能です。平面プレートのほか、焼肉用、たこ焼き用といったプレートがあり、1台で何役もこなせます。
また、ここ数年は機能性だけでなく、デザイン性を重視したモデルの需要も高まっています。
食卓が華やかになるので、「写真を撮ったときに映える」というのが理由のひとつ。1〜2人で使いやすい小型のホットプレートもあり、テーブルの上に置いても場所を取りません。
ポイント解説
デザイン性の高いモデルなら、キッチンやダイニングに出しっぱなしにしていても違和感がなく、普段の食事作りにより使いやすいでしょう。
ホットプレートの選び方
電気式が主流、選択肢も豊富
ここからは、ホットプレートを選ぶポイントを解説します。まず、ホットプレートの加熱方式には、大きく電気(ヒーター)式・IH式・カセットガス式の3種類があります。
一般的なのは電気式で、シーズヒーターなどでプレートを加熱します。ヒーターの種類や配置によっては、焼き上がりに差が出ることも。設定温度を上回るとヒーターの電源がオフになり、下回るとオンになるといった形で温度調節をします。
IH式は、本体内部の渦巻き状のコイルに、高周波の電流を流し磁力線を発生させて、プレート自体を発熱させます。焼きムラができにくく、温度も早く上がるのがメリットです。
カセットガス式ホットプレートのイメージ
アウトドアやベランダといった電源がない場所で使うのであれば、カセットガス式が適しています。高火力での加熱に対応し、プレートを外せばカセットコンロとしても使えます。コードレスで持ち運びやすく、屋外で調理するのに便利です。
ただし、IH式とカセットガス式のホットプレートは、現在、発売するメーカーが限られています。選択肢が少ないので、デザイン性も重視するなら電気式がおすすめです。
ポイント解説
電気式とIH式の場合、火力は消費電力の大きさで確認できます。一般的に、消費電力が1400Wで約250度の強火、150Wで約140度の弱火、75Wで約90度のとろ火に相当するとされています。プレートのサイズや素材によって火力が異なるため、これはあくまでも目安です。とはいえ、高火力で調理したいなら、消費電力は大きいに越したことはありません。
長方形は4人以上、丸形は少人数向き
Photo by iStock
プレートの形状は、長方形と丸形の2種類です。4人以上での食事に使うなら、プレートの面積が広い長方形のほうが調理しやすいでしょう。また最近では、少人数の世帯向けに、小型の長方形ホットプレートの種類も増えています。
丸形はコンパクトで場所を取りません。付属のプレートを活用して鍋料理も楽しめるほか、熱が伝わりにくい四隅がないので、全体をムラなく加熱できる点がメリットです。小さなテーブルにも設置しやすく、少人数での使用に向いています。
プレートは手入れのしやすさにも注目
肉を焼く際に余分な油を落としてくれる波型プレートや、たこ焼き用のプレート、蒸し調理ができるプレートなど、付属するプレートは製品によってさまざまです。2〜3枚のプレートが付属する製品であれば、日常的に幅広い用途で使えます。
また、プレート表面がセラミックやフッ素でコーティングされているものは、食材が焦げ付きにくいので手入れもしやすくなります。
プレートが一体型になったタイプは、プレートの付け替えができないだけでなく、感電や故障の恐れがあるため水洗いができません。衛生的に保つなら、プレートが着脱式で丸洗いできるモデルを選ぶと良いでしょう。
煙カット対応なら室内で使いやすい
Photo by iStock
室内で焼肉をすると、部屋の中が煙で充満するイメージをお持ちの人もいるでしょう。しかし近年のホットプレートは、煙の発生を抑える機能を搭載したものが増えています。
たとえば、プレートに特殊加工を施したり、食材から出た油が加熱されないよう熱源の配置を工夫したりすることで、煙の発生を抑制します。なかには、吸煙用のファンを本体に内蔵し、調理中に生じた煙を吸い取ってくれるモデルもあります。
縦置きで収納できると便利
ホットプレートを使うたびに棚や引き出しにしまう場合は、収納のしやすさも考慮したいものです。
複数のプレートを本体に収納できるものや、縦置きが可能なタイプなら、省スペースで片付けられます。とくに、縦置きができると、すきまに収納しやすく便利です。
〈編集部PICK UP〉ホットプレート、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるホットプレートの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
付属プレート |
プレート丸洗い |
加熱方式 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
【筆者おすすめ】タイガー魔法瓶 ホットプレート 〈これ一台〉 CRV-G300 |
料理の幅が広がる3枚プレート |
約幅523×奥行385×高さ127mm |
約8.6kg |
3枚(穴あき・波形/平面/たこ焼き) |
◯ |
電気式 |
|
【筆者おすすめ】象印マホービン やきやきホットプレート EA-KK30 |
深さ3.5cmの深型プレートで煮込み料理も |
約幅480×奥行330×高さ140mm(3枚重ね時高さ180mm) |
約7kg |
3枚(深型/焼肉/たこ焼き) |
◯ |
電気式 |
|
【筆者おすすめ】アイリスオーヤマ 両面ホットプレートワイド DPOL-W31 |
2種類の料理が同時にできる両面タイプ |
約幅647×奥行363×高さ93mm(使用時)、約幅167×奥行363×高さ34mm(折り畳み時) |
約6.8kg |
3枚(平面/焼肉/たこ焼き) |
◯ |
電気式 |
|
【筆者おすすめ】BRUNO コンパクトホットプレート BOE021 |
コンパクトでおしゃれな鋳物ホーロー風 |
幅375×奥行235×高さ140mm |
2.3kg(平面プレート、フタ使用時) |
2枚(平面/たこ焼き) |
◯ |
電気式 |
|
【筆者おすすめ】YAMAZEN 煙の少ない焼き肉グリル XGRILL PREMIUM YGMC-FXT130 |
吸煙ファンを搭載、水トレイで油汚れも防止 |
約幅515×奥行290×高さ145mm |
約4.9kg |
2枚(焼肉/たこ焼き) |
◯ |
電気式 |
|
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 網焼き風ホットプレート 3枚プレート IHA-A30 |
煙やニオイの少ない穴あき焼肉プレート付き |
幅484×奥行341×高さ80mm |
6.5kg(プレート1枚装着時) |
3枚(焼肉/平面/たこ焼き) |
〇 |
電気式 |
|
パナソニック(Panasonic) ホットプレート NF-W300 |
大人数での使用に適した大型ホットプレート |
約幅609×奥行355×高さ152mm |
約4.7kg(平面プレート使用時) |
3枚(焼肉/平面/たこ焼き) |
〇 |
電気式 |
|
山善(YAMAZEN) ホットプレート 着脱式 EDH-T1300 |
2人暮らしにちょうどいいコンパクトタイプ |
幅425×奥行330×高さ17mm |
約2.4kg |
3枚(焼肉/平面/たこ焼き) |
〇 |
電気式 |
|
象印マホービン(ZOJIRUSHI) ホットプレート STAN. EA-FA10 |
料理の幅が広がる深さ4cmの遠赤平面プレート |
約幅445×奥行305×高さ140mm |
約4.8kg |
1枚(平面) |
〇 |
電気式 |
|
BRUNO コンパクトグリルホットプレート BOE109 |
焼肉やグリル料理に適した減煙プレート付き |
約幅375×奥行235×高さ175mm |
約3kg |
3枚(グリル/平面/たこ焼き) |
〇 |
電気式 |
|
象印マホービン(ZOJIRUSHI) デイリーコンパクトプレート EJ-DE30 |
無水料理も作れるコンパクトなホットプレート |
約幅355×奥行260×高さ175mm(深なべ使用時) |
約6kg |
3枚(深なべ/平面/たこ焼き) |
〇 |
電気式 |
|
Princess テーブルグリルミニ ピュア 103035 |
テーブルを彩る真っ白のホットプレート |
幅394×奥行256×高さ45mm(プレート)、幅450×奥行220×高さ75mm(台座) |
約2.4kg |
1枚(平面) |
× |
電気式 |
|
abien MAGIC GRILL |
熱が均等に伝わるヒーター内蔵プレート |
約幅405×奥行305×高さ79mm |
記載未確認 |
1枚(平面) |
〇 |
電気式 |
|
BALMUDA ザ・プレート プロ K10A-BK |
本格的な鉄板焼きが楽しめる肉厚プレートを搭載 |
幅573×奥行334×高さ88mm(クラッドプレート含む) |
約5.2kg(クラッドプレート含む) |
1枚(平面) |
〇 |
電気式 |
|
イワタニ(Iwatani) カセットガスホットプレート 焼き上手さんβプラス CB-GHP-BPLS |
カセットガスが燃料の直火式ホットプレート |
幅471×奥行334×高さ169mm |
約4.5kg |
1枚(平面) |
〇 |
カセットガス |
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