阿蘇のカルデラ山麓に数多く湧き出ることで知られる、南阿蘇地方の湧水群。阿蘇五岳(あそごがく)や外輪山に降った雨水が、25~30年をかけて地下を流れ、山麓へと湧出する伏流水で、その数は1500ヶ所以上ともいわれている。
2024.10.30
横須賀は、戦前は横須賀造船所や日本海軍横須賀海軍工廠(こうしょう)、戦後からはアメリカ海軍の基地が置かれた、古くからの軍港の街である。横須賀本港の周辺には現在も、アメリカ海軍横須賀基地と、海上自衛隊の地方隊が置かれ、海軍時代の名残も各所に残っている。
2024.09.30
今ではすっかり国産のブランドマグロとして定着した、大間産の天然本マグロ。イカや青魚などの餌が豊富、かつ流れの激しい津軽海峡で棲息するため、上質の脂がのり、身が引き締まっているのが特徴だ。
2024.08.31
上越線の土合駅は、谷川岳や上州の山々の登山口への最寄りで、谷川連峰を貫く新清水トンネルの中にある地下駅。地上にある駅舎までは長い階段で結ばれており、山岳の駅らしい立地と構造が特徴だ。登山者の利用はもちろん、鉄道が好きな方も多く訪れる、個性的な山合いの駅なのである。
2024.07.31
新幹線の自由席特急料金は、一駅乗った場合の最低料金でも870円かかる。なのに、乗車券も含めてわずか330円で、新幹線に乗れる路線が福岡県にある。 山陽新幹線の終点の博多駅を起点とする「博多南線」で、ワンコインで新幹線の旅が楽しめるため、鉄道ファンや子ども連れに人気が高い路線である。
2024.06.28
那覇市の中心街・国際通りの牧志周辺には、古くから続く多数の商店街が集積している。いずれも戦後の復興期に、自然発生的に集まった露店が起源。ウチナンチュ(沖縄の人々)の活気に満ちた風景が、今もなお継承されている。
2024.05.29
四日市は明治初期から発展してきた、中京工業地帯の中枢に位置する街。大規模なコンビナートを中心に、重厚な風景が広がる臨港地区は、工業都市の活力を肌で感じられるエリアである。 最寄のJR四日市駅は繁華街から離れていて、あたりはやや閑散としている。臨港地区の貨物輸送の拠点で、タンク貨車の留置線やコンテナ輸送の基地が併設。港湾に立地する事業所を結ぶ、貨物専用線の起点にもなっている。
2024.04.26
「KOTOBATABI」は、場所に言葉を残せるARアプリ。街中で言葉をつぶやくと雲の形となって宙に浮かびます。みんながつぶやいた言葉の雲をみつけ、その場所を訪れれば、今まで知らなかったものに出会えるかも。
2023.12.24
世界一の卸売市場と称された東京都中央卸売市場、通称「築地市場」が、2018年11月に豊洲に移転した後も、食の集積地としての賑わいを見せている築地場外市場。水産物を中心とした食事処や小売店が建ち並ぶ市場街だが、古くは築地本願寺と密接な関わりがあった歴史がある。
2023.06.03
天下人となった徳川家康は、今川義元の人質だった幼少期、駿河を領国とした中年期、江戸幕府将軍から退いて「大御所」となった高年期を、静岡で過ごしている。市街の中ほどに位置する駿府城には、それぞれの名残をとどめる史跡が見られ、家康の足跡をたどりながら散策ができる。
2023.04.27