【実際にやってみた】アルミ鍋の黒ずみの落とし方 原因の解説と簡単焦げ落としを実践
アルミ鍋を長く使っていると、いつの間にか内側に発生する黒ずみ。中性洗剤ではなかなか落とせない汚れですが、一体どうして変色してしまうのでしょうか?
今回は、アルミ鍋に発生する黒ずみの原因を解説します。さらに、クエン酸を使って、実際に黒ずみや焦げを落としてみましたので、ぜひお掃除の参考にしてください。
アルミ鍋に付く黒ずみの原因は?
Photo by iStock
アルミで作られた鍋を使っていると、内側が黒くなることがありますが、原因は何なのでしょうか?
アルミ鍋などを製造している和平フレイズ株式会社の公式サイトでは、以下のように説明されています。
アルミ鍋は使い込んでいくと内部が黒くなることがあり、これを「黒変化現象」 と言います。これはアルミと水が酸化反応をおこし、表面に付着するのが主な原因です。この物質が水の中の不純物と複雑な反応をして、アルミの表面に黒い色となって固着したものです。
アルミ鍋に付く黒ずみの落とし方
アルミ鍋の黒ずみには、クエン酸を使った掃除方法があります。今回は、実際にこのクエン酸を使った掃除方法にチャレンジしていきます。
①鍋に水を入れ、クエン酸を溶かす
②沸騰させて、1時間程度放置する
③中性洗剤を付けたスポンジでこすり洗いをする
なお、アルミ鍋を掃除する際には、以下の点に注意しましょう。
アルミ鍋を洗うときの注意点
- 焦げ落としに重曹を使う掃除方法がありますが、アルミ鍋に重曹を入れると、黒ずみの原因になるので避けてください。
- 製品によっては、クエン酸を含む酸性洗剤の使用をすすめていないものもあります。洗う前に、鍋の素材や取り扱い説明書をしっかりとチェックしましょう。
- クエン酸と塩素系の製品を一緒に使用すると塩素ガスが発生することがあります。危険ですので一緒に使用しないでください。
クエン酸を使ってアルミ鍋に付く黒ずみや焦げを落としてみた
レビュー画像はいずれも筆者撮影
我が家にあるこのアルミ製の雪平鍋。使い始めはもっとキレイな銀色だったのですが、長期間使っているうちに内側が暗い色に変色し、落ちない汚れもこびりついています。
また、外側の焦げもひどいため、黒ずみと一緒に落としていこうと思います。
まず、内側の黒ずみを落とすために、鍋に水約1Lを入れ、クエン酸小さじ3を加えます。
今回は、丹羽久の「住まいの魔法のパウダー クエン酸 300g」を使用しました。
沸騰してから数分間沸かし、火を止めて1時間放置しました。沸騰させたことでお湯が少し蒸発してしまったので、途中で100mlほど継ぎ足しています。
お湯を捨て、台所用品中性洗剤を付けたスポンジで洗ってみました。お湯が入っていた部分は汚れが落ち、やや色が明るくなったように見えます。1Lのラインから上と下で色の差ができています。
しかし、底部分がややまだらになってしまったので、上記の手順をもう1度行いました。今度は吹きこぼれないギリギリラインまでお湯を入れています。
2回繰り返すと、色がワントーン明るくなり、かなりキレイになりました。
次に、外側も同じ要領で洗っていきます。大きい鍋にクエン酸を入れたお湯を沸かし、その中にアルミ鍋を入れて1時間程度放置しました。
中性洗剤*を付けたスポンジでこすると、汚れが薄い部分はスルスルと落とすことができました。明るい銀色の部分が増え、気持ちよく使えそうです。
一方で、焦げが強い部分は、5分以上こすっていても落とすことはできませんでした。頑固な焦げが付着した部分は、専用のアイテムを使うのがよいかもしれません。
〈編集部PICK UP!〉アルミ鍋の焦げ落としに便利なアイテム4選
Moovoo編集部
ここからは、アルミ鍋の焦げ落としに便利なアイテムをご紹介します。アルミにも使えるものをピックアップしていますが、使用上の注意を呼び掛けている製品もあるので、しっかりと公式サイトやパッケージを確認しましょう。
▼新しいものに交換したい方は以下の記事を参考にしてください。
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