〈プロ解説〉一人暮らしのキッチン収納グッズ、おすすめ10選　ラックや食器棚も

一人暮らしの狭いキッチンにも置きやすい、スリムでコンパクトな食器棚です。高さがある家具は圧迫感がありますが、本品は高さ150cmと程よいサイズ感。棚の上にも物が置けて便利です。幅は32cm、奥行は29cmとスリムなので、ちょっとした隙間にも収まります。

扉の開く方向は、組み立て時に選ぶことができます。扉を開いたときにぶつかりそうな壁や家具などが、どちら側にあっても大丈夫。棚板の高さが簡単に調節できて、見た目よりも収納力があります。

一人暮らしの場合、キッチンが狭くなるため、食器棚を持たないという人も少なくありませんが、自炊派や来客が多い人はないと不便を感じることも。生活スペースを邪魔しない、コンパクトな食器棚を選ぶのがおすすめです。

高さのあるシンク下の収納スペースは、棚などを置いて上下で仕切るようにしないと、無駄なスペースができたり、物が取り出しにくくなったりしてしまいます。また、シンク下には排水管があるため、これを避けて設置できる棚を選ぶのがおすすめです。

アイリスオーヤマのシンク下伸縮棚は、棚全体の幅を調節できると同時に、棚板の数や位置を変えることで排水管を避けて設置できます。幅は42〜70cmのあいだで調節できるため、引っ越しをしたり、使用場所を変えたりしても使い続けることができます。

なお、同じシンク下伸縮棚で、棚が2段あるタイプの商品（USD-2V）もあります。収納スペースの高さや収納する調理器具の大きさにあわせて選ぶといいでしょう。

洗った食器を置いておいたり乾燥させたりするのに便利な水切りラック。食器の少ない一人暮らしの場合は、食器棚代わりとして使う人もいるようです。

狭いキッチンでも設置しやすいのが、TUBASANの水切りラックです。シンクをまたぐように設置できて場所を取らないので、調理スペースを圧迫しません。幅は60〜104cm、高さは上段・中段・下段で調節でき、自分好みのカスタマイズが可能です。

水切りはお茶碗や小皿などを入れる場所と、大皿やフライパンを立てて入れられる場所があり、コンパクトながらも収納力はバッチリ。包丁差しやまな板立て、箸立てや調理器具をかけられるフックまでついています。金物で有名な燕三条の職人が仕上げた一品です。

よく使う調理器具は、サッと手に取れるように壁を使った収納をするのもひとつの手です。壁面収納なら、平面を有効活用して収納力をアップさせることができます。

山崎実業のレンジフードメッシュパネルは、レンジフードのフチに引っ掛けて固定するだけで使えます。付属の着脱式のフックを好きな位置につければ、複数の調理器具を壁掛け収納できます。

また、別売りで、キッチンペーパーホルダーや調味料ストッカー、まな板ハンガー、ラップホルダーといった多彩なパーツが用意されています。必要なものを追加購入すれば、自分が使いやすいように自由にカスタマイズすることができます。

なお、レンジフードによっては商品を引っ掛けられる部分がない場合もあるので、購入前には必ず確認してください。

キッチン上部に吊り戸棚がある場合は、その下に収納スペースを作れることがあります。カインズの戸棚下収納ラックは、よく使うけれど、置き場所に悩みがちな調理小物を一括収納できるグッズです。

キッチンペーパーやふきんを引っ掛けるバーがあり、ラップやクッキングシートなどの調理小物は、その上のラックにまとめておけます。調理中に急に必要になるキッチンペーパーやラップは、扉や引き出しを開けずに届く場所にあると便利です。

ホワイトカラーのシンプルなデザインは、どんなキッチンにもなじみます。何よりカインズの商品は、手の届きやすいリーズナブルな価格なのがうれしいポイントです。

なお、吊り戸棚の下に照明がある場合や、戸棚の底板の厚さによっては、上手く設置できなかったりすることがあります。購入前には必ず確認してください。

ニトリの縦横伸縮整理トレーは、ごちゃつきがちなキッチンの引き出しの収納におすすめです。引き出し用のトレーはたくさんありますが、この商品のいいところは、引き出しの大きさにあわせてサイズが調節できること。

もともとは26×26cmの正方形ですが、両端を引き出すと最大48cmまで広がります。また、別売りの整理トレーNブランのLサイズを、中央部分に重ねて使うこともできるので、深さのある引き出しでも空間が無駄になりません。

箸やスプーンといったカトラリーや、キッチンバサミ、ピーラー、しゃもじなどの細々とした調理器具をすっきり収納できます。また、長さのある菜箸も、くぼみにあわせればつっかえずにしまえます。キッチンの引き出しだけでなく、デスク回りなどの引き出しにもおすすめです。

冷蔵庫は奥行きがあるため、奥のほうに入れた食材を見つけにくかったり、食べ忘れてしまったりすることがよくあります。山崎実業の冷蔵庫中収納ケースがあると、冷蔵庫の中身を管理しやすくなります。

食材を立てて収納できるため、どんな食材が入っているのかわかりやすく、納豆や豆腐のパックなども賞味期限がひと目で確認できます。

冷蔵庫の高い位置などでは、食材が奥に入ってしまうと手が届かなくなることがありますが、ケースに入れておけば簡単に取り出せます。食材の無駄を防いでくれる商品です。

同じシリーズに卵ケースや缶ストッカーがあり、必要に応じて並べて使うと、冷蔵庫内がすっきりと片づきます。

よく使う調味料類は、コンロの周りなど、手の届きやすいところにまとめて置いておくと便利です。フランフランのワイヤーキッチンラックは、一人暮らしの小さなキッチンにも置きやすいコンパクトなサイズ。シンプルながらもかわいいデザインが魅力です。

ガラス天板は上下どちらの棚にも敷くことができ、使い勝手によって変更できます。天板があることで、スパイスなどの小瓶も置きやすくなります。

カラーは、ホワイトとコッパーの二色があります。どんなキッチンにもなじみやすいのはホワイトですが、キュートなコッパーも人気です。

一人暮らしの場合、背の低い冷蔵庫を使うことが多いですが、冷蔵庫の上がデッドスペースになりがち。そこを収納スペースとして活用するためにおすすめなのが、アイリスオーヤマの冷蔵庫上ラックです。

2段に分かれているので、電子レンジだけでなく、炊飯器やトースターなどの家電を置くことが可能。片方の段は食材のストックや調理小物の収納に使ってもいいでしょう。

さらに、下段の棚板の下に、もう1段スライドさせられる棚がついているのが便利。作りかけの料理や食材の一時置きができ、調理スペースを広げられるという、狭いキッチンにうれしいひと工夫です。

カラーはホワイト/ライトナチュラル、ブラック/アッシュブラウンの2つがあり、キッチンのインテリアにあわせて選べます。

キッチンが狭く、収納スペースを増やしにくいという場合、ワゴンを用意するのもおすすめです。山善のキッチンワゴンは、バスケットタイプでキャスター付き。手元に引き寄せたり、掃除のときに移動したりするのも簡単です。

さらに、高さやバスケットの数も簡単に変えられるので、収納したいものの大きさや量にあわせて調節できます。また、別売りのオプションパーツで延長ポールや浅かごを追加すれば、自分の使いやすいようにカスタマイズすることも可能。

飲み物や調味料のストックを入れておいたり、一番上の段を調理中の一時置きに使ったりしても便利です。キッチン用以外にも、メイク道具や本・雑誌類、タオルのストックを入れるなど、使い道は広がります。

カラーは人気のくすみカラーを中心に8色。インテリアのアクセントにもなります。

一人暮らしの場合、ワンルームや1Kといった間取りが主流です。キッチンが狭く、調理スペースや収納スペースに余裕がないこともよくあります。

そんなときは収納グッズを活用して、調理スペースを広げたり、収納スペース内を仕切ったりして、空間をうまく使いましょう。

キッチン収納グッズは、調理の動線を考えて購入するのがおすすめです。

どこに何を収納すると無駄な動きが少なく料理ができるか、また、取り出したりしまったりすることがスムーズにできるか、といった動線を意識して選びましょう。

キッチンは物が増えやすく、ごちゃごちゃとして見えがちです。できるだけすっきりと見せるためには、物を増やさないことも大事ですが、キッチン全体の統一感を考えることも大切になります。