〈プロ解説〉お歳暮、おすすめ5選　贈る相手別の相場や選び方も

お歳暮を贈る時期は、12月上旬から12月25日頃までとされています。本来、お歳暮は、12月13日の「正月事始め」の日（家や仏壇、神棚のすす払いをして正月準備を始める日）から贈り始めるものでした。

その名残りで、現在は12月上旬から贈り始めます。そして、年末に近づくほど正月準備も進むため、25日頃までが目安となっているわけです。

お歳暮の金額の相場は、贈る相手によって異なります。親や親戚などの「身内の方」へは3千～5千円、恩師や仕事関係などの「目上の方」へは5千円程度、「特にお世話になった方」へは5千～1万円程度、友人や知人などの「同格の方」へは3千円程度が目安になっています。

もし今年だけ感謝の品を贈りたい場合には、表書きを「御礼」とすれば、一度きりでも問題はありません。

お歳暮は感謝を込めた特別な贈り物なので、相手の好みに合わせることが最も大事です。それに、高級感、高品質、話題性などが伴うと喜ばれるでしょう。

参考までに、もらって困ったお歳暮に関して多い意見は、嗜好に合わないもの・家族では食べきれないもの・賞味期限が短かすぎるもの・保存に困るもの・調理が難しいものだった、帰省や旅行中で受け取れず送り返されてしまった、などです。

ハムは不動の人気商品。1900年創業の「鎌倉ハム」は、歴史と伝統、品質のよさで高いブランド力を誇ります。

3千円台なら、特選ロースハムと直火焼やきぶたの2本セット。4千円台なら、ミートローフをプラスした3本セット。5千円以上なら選択肢も広がり、高級感あふれる熟成布巻きロースハムもおすすめです。

賞味期限が製造日より55日なので、年末年始のごちそうや、その後のおもてなしにも活かせます。どなたにも喜ばれやすいでしょう。

博多の老舗料亭「稚加榮」の明太子は、一粒一粒に弾力があり、こだわりの味が凝縮されていて、数ある明太子の中でも印象的。料亭ならではの上品で風味豊かな味が人気で、稚加榮の明太子ファンは、ごはんのお供としてチューブ型の「無着色つぶ出し辛子明太子」を常備しているほどです。

贈答向けの「昆布漬辛子めんたいこ」は、明太子の上に利尻昆布を使用した昆布漬がのっていて、明太子と合わせて食べる楽しみがあります。

リッチで特別感があり、「子孫繁栄」につながる明太子と「養老昆布（＝喜ぶ）」につながる昆布は、おせち料理にもぴったりです。賞味期限は14日間なので、お正月向けなら25日頃に届くようにするとよいでしょう。

めかぶの醤油漬に、「だまし煮」という技法で柔らかく煮上げたあわびと、濃厚ないくらをトッピングした「三陸海宝漬」は、まさに海の宝石箱。岩手県釜石市に店を構える「中村家」のベストセラー商品です。

中村屋の「海宝漬」は、「三陸海宝漬」以外にも、ウニ入り、ホタテ入り、フカヒレ入り、数の子入りなど種類も豊富で、お正月にぴったり。冷凍保存なので、食べたい日に合わせて解凍できます。酒の肴にしてもよし、ご飯にのせてもよし。海の幸を存分に味わえます。

縁起のよい初夢といえば「一富士二鷹三茄子」。富士、鷹、茄子などを模した最中にこだわりの具材を入れた、お茶漬・お吸物の詰め合わせは、おめでたいお正月にぴったりです。

九条ねぎ、賀茂なす、聖護院大根、壬生菜といった京野菜が使われているのが特徴で、味はもちろん、お湯を注ぐだけの手軽さと、最中から具が出てくる楽しさが喜ばれています。

大手メーカーのカタログギフトの最新版を卸値直販でお得に購入できるため、同じ予算でグレードアップしたギフトを贈れるという優れものです。

また、ボリューム割引があるので、5,800円コースの場合、1〜4冊なら28％オフ、5〜9冊なら29%オフ……と数が増えるほど割引率が高くなるのもありがたいポイント。

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