Technology

蛾の目で水をはじく。シャープのモスアイ構造技術

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SHARP Tech-Dayより、蛾の目の構造を活かして水をはじく、そんなテクノロジーを紹介。

モスアイ構造とは、Moth(蛾)の目の構造のこと。蛾の複眼には微細な凹凸があり、この突起によって暗闇でも光をしっかり取り込める構造になっている。

シャープはこのモスアイ構造のフィルムを素材として展開している。1つは反射防止素材。テレビの反射防止用途で開発された。

また、モスアイ構造はそのデコボコした構造のため、水分が浸透しやすい。この特徴を活かしてゴーグルなどの樹脂パーツのくもりどめにもなる。モスアイ構造のシートで反射防止とくもりどめになる。

また、このシートに油分を加えると、そのデコボコした構造もあって水がさらりと流れ落ちる。まるでハスの葉のようにはっ水効果がある素材になるという。

創業から111年を迎えた11月、シャープはグループ初の体験型イベント「SHARP Tech-Day」を開催した。動植物など、自然の中にあるものをヒントに取り入れる技術をネイチャー・テクノロジーというが、今回のモスアイに限らず、シャープはネイチャー・テクノロジーが大好き。エアコンやドライヤー、扇風機など、生き物をヒントに取り入れた技術を積極展開している。


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