ダイビングスーツおすすめ8選 素材の違いや選び方を紹介
ダイビングスーツは海に潜るためのマストアイテム。素材や厚さ、デザイン、スタイルが異なる、多くの種類があります。
この記事では、元ダイビングインストラクターの筆者が、サーフィン用スーツとの違いや下に着るインナーなど、ダイビングスーツの選び方とおすすめの商品を紹介します。
目次
なぜダイビングスーツを着るのか?
Photo by 写真AC
ダイビングスーツの主な役割は、体温の損失と擦り傷の予防です。
一般に、水は同じ温度の空気に比べて25倍の速さで体温を奪うため、海中にいると体がどんどん冷えてきます。そのまま体温が奪われ続けると、低体温症という重大な症状を引き起こすリスクも高まります。
また、海中にはクラゲやウニなどの危険な生物やゴツゴツした岩があり、うっかり触れてしまう可能性も少なくありません。
こうした環境から身を守るため、ダイビングスーツを着ることが大切なのです。
ダイビングスーツの素材と厚さ
ほとんどのダイビングスーツは、ネオプレーンと呼ばれる水を通さない合成ゴムが使用されています。
素材の内部に小さな気泡を含んでいるため高い浮力があり、スーツを着ていれば水面に浮いていられ、緊急時の浮力確保にも役立ちます。
ダイビングスーツで使用されるネオプレーンは、水圧に耐えられる丈夫なものが多く、ジャージ生地を貼り付けた素材やスキン加工を施した素材があります。
また、ネオプレーンにはさまざまな厚さがあり、3mm以下の薄いものは温水域向き、5mm以上の厚いものは冷水域向きとして使用されます。
ダイビングスーツの種類とスタイル
ダイビングスーツには、大きく分けてウエットスーツとドライスーツの2種類があります。
ウエットスーツは、もっとも一般的なダイビングスーツです。肌と生地の間に水が入り込みますが、体にぴったりとフィットしたデザインのため水の出入りが少なく、スーツ内の水の層を体温で温めることで保温性を維持します。
スタイルや厚さなど、さまざまなタイプがあり、温水域から冷水域まで幅広い環境に対応可能です。
- フルスーツ:長袖・長ズボンタイプ。1枚で全身をカバーすることからワンピースとも呼ばれます。
- シーガル:半袖・長ズボンタイプ。リゾートで使われることが多い。
- ロングジョン:袖なし長ズボンタイプ。ジャケットとセットになったものは、ツーピースと呼ばれます。
- ジャケット:水温にあわせてシーガルやロングジョンを組み合わせて、フルスーツと同じように使用可能。
- スプリング:半袖・半ズボンタイプ。シュノーケリング向き。
ドライスーツは、冷水域で使用される保温性の高いダイビングスーツです。スーツ内に水が入らない構造のため、動きやすい服装や専用のインナーを着用して使用します。
ただし、ドライスーツは水圧の影響を受けるため、空気調節などの専門的なスキルが必要です。はじめてドライスーツを使うときは、必ず正しいインストラクションを受けるようにしましょう。
このほかフルスーツのウエットスーツに、簡易防水ファスナーや手足首シールを装備したセミドライタイプのスーツもあります。
ダイビングスーツの下に着るものは?
保温性を高めるため、ダイビングスーツの下に着るアクセサリー類があります。水温や気候にあわせて、使い分けられるので便利です。
- ラッシュガード:体にフィットしたナイロン製のTシャツ。保温力の高い起毛素材のラッシュガードがおすすめ。
- SCSインナー:スキン加工などを施した1mm厚のネオプレーン製インナー。
- フードベスト:フードが一体になったネオプレーン製ベスト。2~3mmの厚みがあり、インナーのなかではもっとも保温性が高い。
ダイビングスーツの選び方
ダイビングスーツは種類が多いため、何を選べばいいのか分からないといった方も少なくありません。そこで初心者がダイビング用のウエットスーツを選ぶ際の3つのポイントをご紹介します。
スタイルで選ぶ
最初の1着を選ぶなら、長袖・長ズボンのフルスーツがおすすめです。もっともポピュラーなスタイルで、1着で全身を保護できます。
さらに、保温インナーやフードベストを組み合わせれば、ツーピースと同じくらいの保温力を確保でき、長いシーズン使用できます。
生地の厚さで選ぶ
ダイビング用ウエットスーツの厚さは、3mmか5mmの生地が主流です。
リゾートダイビングが中心なら3mm、国内の身近なダイビングスポットで潜りたいときは5mmといったように、ダイビングスポットの水温や気温にあわせ選びましょう。
着やすさで選ぶ
着やすさを重視するなら、Wジャージと呼ばれるネオプレーンの両面にナイロンジャージを貼り付けた素材を選びましょう。
肌に触れる側あるいは両面にスキン加工を施した生地は保温性が高いのですが、着るときにパウダーをかけたり、水をかけながら着たりと、初心者には少々難易度が高くなります。
より着やすさを求めるなら、背中ファスナーで手足首にファスナーが付いたタイプがおすすめです。
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Moovoo編集部
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