〈我が家のコツ〉バナナの上手な保存方法は? 美味しく長持ちさせるポイントを紹介
栄養満点で手軽に食べられるバナナ。朝ごはんや、おやつにも使える定番の果物ですね。でも買ってきて数日で黒くなってしまった、傷んで無駄になってしまった、という経験はありませんか?
今回は、美味しさが長持ちするバナナの保存方法をご紹介します。
美味しいバナナはこんなバナナ
Photo by 写真AC
まずは美味しいバナナの見分け方からご紹介します。
- 茎が太く、短いもの
バナナの茎(バナナの房の付け根の部分)が太くて短いものは、味が濃く美味しいと言われています。
- 丸みがあるもの
全体的に太くてずんぐりと丸いものは、甘くもっちりとした美味しさです。さっぱりとした甘さが好みの方は、細いものを選ぶと良いでしょう。
- きれいな黄色のもの
バナナ全体がきれいな黄色になったものがおすすめです。茶色い部分があるものは、傷がついていたり、すでに熟していたりするものなのであまり長持ちしないでしょう。
バナナの食べごろは?
日本で売られているバナナは、多くが台湾やフィリピンなどからの輸入に頼っています。その際、日本の農作物に被害を及ぼす害虫が入り込まないように、未熟な状態の青色のバナナが輸入されています。その青バナナを追熟させ、黄色くなったものが店頭に並んでいるのです。
青色から黄色、茶色になるにつれて、バナナの甘みは徐々に増していきます。
- 茎や先が青いバナナ
筆者撮影
実がしっかりとしていて、甘さは控えめです。香りは弱く、皮が硬くてむきにくいものも。さっぱりとしたバナナがお好みの方は、このくらいの色味で食べるのがおすすめです。
- 全体的に黄色いバナナ
十分な甘みがあり、バナナの香りも楽しめます。この辺りから、食べごろになってきます。
- 茶色い斑点があるバナナ
筆者撮影
バナナにできる茶色い斑点は、シュガースポットと呼ばれています。バナナが熟すと現れるもので、甘く美味しい状態になった目印です。芳醇な香りと、濃厚な甘みを楽しめます。
バナナの保存方法
バナナを美味しく、長く保存するには、いくつかのポイントがあります。詳しくご紹介しましょう。
常温で保存するには
寒すぎず風通しのよい場所
亜熱帯で育つバナナは寒い場所が苦手で、保管には15〜20°くらいが適温と言われています。また、直射日光の当たらない、風通しの良い場所で保管すると良いでしょう。
伏せて・吊り下げて保存
バナナは柔らかいので、丸い部分を下に向けて置いておくと、接触部分が早めに傷んでしまいます。丸い部分を上にして山型に伏せておくと良いでしょう。
筆者撮影
バナナスタンドを使い、吊り下げて保存するのもおすすめです。
バナナスタンドは、木製のナチュラルな雰囲気のものや、カゴつきで機能的なものなど、様々な製品が販売されています。目的やインテリアに合わせて選ぶのも楽しそうですね。
保存は1本ずつ
バナナは、エチレンガスという追熟を促すガスを発します。バナナが柔らかく、甘くなるのはこのエチレンガスの作用によるものです。
房のままバナナを保存すると、バナナ同士のエチレンガスによって追熟が進み、傷むのも早くなります。他のバナナから発するエチレンガスの影響を受けないように、1本ずつ袋に入れて保管しましょう。
筆者撮影
常温で好みの状態にしてから冷蔵庫で保存
バナナを長持ちさせたいときは、常温で好みの状態に追熟させてから、新聞紙に包み、ビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。冷蔵庫に入れると追熟がゆっくりと進み、食べごろの期間を少し延ばすことができます。
ここで1つ注意点が。冷蔵庫に入れると、バナナが低温障害をおこし皮が黒く変色します。腐ってしまったのかと心配になりますが、皮は黒くても中がきれいな状態であれば、問題なく食べられますよ。
冷凍なら長期保存が可能
長期で保存する場合や、暑い季節には、冷凍庫で保存する方法もおすすめです。
好みの状態に熟したバナナの皮をむき、適当な大きさに切り、保存袋に入れて冷蔵庫で凍らせます。
筆者撮影
バナナは冷凍しても硬くなりすぎないので、そのまま美味しくいただけます。ヨーグルトのトッピングや、チョコレートソースをかけて食べるのもおすすめです。
皮をむいて保存袋に入れ、手で潰してペースト状にして冷凍保存するやり方もあります。
筆者撮影
ペースト状のバナナは、お菓子作りや離乳食にぴったりです。私がよくやるのは、凍ったバナナペーストを牛乳と合わせてブレンダーで作るバナナスムージー。氷を使わないので、濃厚で美味しく仕上がりますよ。
我が家で使っているブレンダーは、レコルトのソロブレンダーです。操作がシンプルで使いやすく、コンパクトなので収納しやすいのが特長。ボトルをそのままタンブラーとして使えるので、作ったスムージーをコップに移し替える必要もありません。パーツを分解して水洗いできるので、後片付けも簡単ですよ。軽くて簡単に扱えるので、子どもたちも自分でスムージーを作って楽しんでいます。
冬場の保存方法
バナナは気温が低いと追熟が遅くなります。早く食べたいのになかなか熟さない場合は、リビングなどの暖かい場所に保存しましょう。さらに新聞紙やタオルに包むと、追熟が促されます。
上手に保存してバナナを美味しく食べよう
Photo by 写真AC
バナナは常温で保存する以外にも、冷蔵庫や冷凍庫で保存できることがわかりました。これからは、黒くなってきたからといって、慌てて食べなくても大丈夫ですね。気温や置き方に気をつけて、美味しいバナナを存分に味わいましょう。
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