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3年ぶりにリアル会場でも開催されたCEATEC 2022。京セラは「人間拡張」をコンセプトにさまざまな最新技術のコンセプトを展示した。その中でも「歩行センシング&コーチングシステム」は、センシングとAIで美しい歩行姿勢を身に付けられるというアイデアだ。
歩行センシング&コーチングシステムとは
京セラのブースに置かれたウォーキングマシンでデモンストレーションされていたのは、「歩行センシング&コーチングシステム」。歩行者の耳・手首・足首にウェアラブルセンサーを装着すると、歩行姿勢のデータがセンシングされる。
解析AIが集めたデータから歩き方を診断。耳のデバイスから、より美しい歩き方になるためのアドバイスが、音声でフィードバックされるという仕組みだ。
美しい歩き方の定義
それでは、「美しい歩き方」とはどうやって決まっているのだろうか。その秘密は下着メーカーのワコールとの共同開発にあった。
ワコールが行う「からだ文化研究プロジェクト」では、多様性を尊重した「新しい美しさ」の概念を提案する研究を行っている。ワコールが提案する美しい歩き方の基準と、京セラの技術をかけ合わせることで、独自のコーチング理論を共同研究しているようだ。
そのようにして「歩行センシング&コーチングシステム」では、歩き方を「ゆったり・しなやか」「しなやか・すいすい」「しゃきしゃき・きびきび」「よろよろ・ふらふら」という4種類にカテゴライズしている。
専用のアプリも用意され、アプリでは歩き方の方向性を選択可能。さらにセンシングデータから、装着者の歩く全身アニメーションも生成されるため、客観的に自分の歩き方を確認できる。コーチングによる歩行姿勢の変化にも気づけそうだ。
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