UQモバイルのデメリット8選、メリット10選も
総務省の調査(令和3年 家計におけるICT関連支出)によると、携帯電話料金の負担額は年々わずかながら増加傾向にあり、上手に節約したいところ。
この記事では、余ったデータ量の「繰り越し」や、データ容量を消費しない「節約モード」など、節約志向の人にうれしいサービスがあるUQモバイルについて解説します。
UQモバイルはau回線を手頃な料金で利用できるのも魅力ですが、注意点も押さえておきましょう。UQモバイルを選ぶうえでのデメリットやメリットについて詳しく解説します。
UQモバイルの料金プラン
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「自宅セット割」が適用された場合、月額990円(税込)から利用できるUQモバイル。料金プランやサービス内容について紹介します。
ポイント解説
「自宅セット割」は、自宅向けのインターネットサービス、または自宅の「でんき」をセットで利用することで適用されます。詳しくは記事後半で解説しています。
プラン |
くりこしプランS +5G |
---|---|
「自宅セット割」適用の場合 |
くりこしプランS +5G |
通信方式 |
4G/5G |
通信制限・節約モード時 |
くりこしプランS +5G:最大300kbps |
SMS通信量 |
1通あたり3.3円(70文字以内) |
通話料金 |
22円/30秒 |
通話オプション |
60分/月までの国内通話が定額 |
契約事務手数料 |
3,300円 |
支払い方法 |
・口座振替(郵便局の場合は自動振込) |
UQモバイルのデメリット・注意点8選
まずは、UQモバイルを選ぶうえでデメリットになりやすい点や注意点について紹介します。
注意点① 料金が格安ブランドの中で高め
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ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアに比べて、UQモバイルは手頃な料金で利用できます。とはいえ、安さを売りにしている格安SIMやサブブランドなどと比較すると、月額料金は高めです。
UQモバイルが提供する3GB・15GB・25GBの3種類のデータ容量にあわせて、他社と料金比較をしたのが以下の表です。
携帯電話会社 |
料金プラン |
データ容量 |
月額料金 |
---|---|---|---|
くりこしプランS +5G |
3GB |
1,628円 |
|
ミニプラン |
3GB |
990円 |
|
Rakuten UN-LIMIT VII |
3GB |
1,078円 |
|
3GB/月コース |
3GB |
990円 |
3GB以下の場合、「自宅セット割」が適用されるとUQモバイルの料金は他社と肩を並べますが、割引がなければ月額料金は高めです。
携帯電話会社 |
料金プラン |
データ容量 |
月額料金 |
---|---|---|---|
くりこしプランM +5G |
15GB |
2,728円 |
|
基本料金 |
20GB |
2,970円 |
|
スマホプラン |
20GB |
2,728円 |
|
Rakuten UN-LIMIT VII |
20GB |
2,178円 |
|
10GB/月コース |
10GB |
1,760円 |
携帯電話会社 |
料金プラン |
データ容量 |
月額料金 |
---|---|---|---|
くりこしプランL +5G |
25GB |
3,828円 |
|
Rakuten UN-LIMIT VII |
無制限 |
3,278円 |
ポイント解説
以上のように、月間10GB以上使用するユーザーにとってもUQモバイルの利用料金は高めです。とにかく毎月のスマホ代を抑えたい人は、表にある他社のプランを検討してみるのもよいでしょう。
注意点② 選べるデータ容量は「最大25GB」まで
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携帯電話会社を選ぶひとつの基準になるのは、その会社が提供している料金プランが自分の使い方にあっているかどうかです。
高画質の動画視聴や長時間のゲームなど、データ容量を大きく消費する使い方が多ければ大容量プランが必要になることも。しかし、UQモバイルには25GBまでのプランしかなく、使い方によっては物足りない可能性があります。
注意点③ データ容量を「シェア」できない
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一部の携帯電話会社で提供しているのが、データ容量を複数の端末でシェアして使えるサービスです。
auでは2台以上の端末を同一名義で契約することで、例えばスマホとSIM対応のタブレットでデータ容量をシェアできるデータシェアを展開しています。
また、格安SIMのOCNモバイルONEでも、1枚のSIMカードのデータ容量を、最大5枚のSIMカードとシェアできる容量シェアがあります。
データ容量をシェアすると、端末ごとにプランを契約するよりも月額料金を抑えられるのがメリット。ただ、UQモバイルではそうしたサービスを提供していません。
注意点④ 家族向けの割引サービスがない
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大手キャリアには対象のプランを家族でまとめて利用するとお得にスマホが使える「家族割」や「無料通話サービス」がありますが、UQモバイルにはありません(UQ家族割は2021年3月に新規受付終了)。
通話料金を抑えたい人は、コミュニケーションアプリのLINEや通話オプションを利用する方法があります。
LINEなら、データ容量を消費するだけで通話料金がかかりません。LINEモバイルによると1GBで約55.5時間の無料通話ができるとのこと。長時間の通話をする人でも負担は大きくありません。
ポイント解説
UQモバイルの場合、ひと月の通話時間が42分30秒を超えるなら、月額1,870円(税込)を上乗せして「かけ放題(24時間いつでも)」を契約したほうがお得です。また、毎回の通話時間が短ければ、月額770円(税込)を上乗せして「かけ放題(10分/月)」を契約する手もあります。
注意点⑤ 3日間で6GB以上使うと「速度制限」がかかる
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UQモバイルでは直近3日間の通信量が6GBを超えると、ネットワークの混雑回避のために翌日にかけて通信速度が制限されます。
そのため、例えばデータ容量の大きいゲームアプリなどをダウンロードをする場合、Wi-Fiに接続して行うようにしましょう。
ポイント解説
通常の使い方であれば、1日で2GBも消費するのは簡単ではありません。auでは1GBで利用できるサービスの目安を以下のように紹介しています。【1GBの目安】・メール送受信:約2,000通・LINE通話時間:音声通話 約40時間、ビデオ通話 約3時間・YouTube動画:HD高画質720Pで約1.5時間(参考サイト:1GBで利用できる目安/au)
注意点⑤ 新規契約・機種変更で「事務手数料」がかかる
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新規契約や機種変更をする際に「事務手数料」として3,300円(税込)がかかるため、初期費用を抑えて通信サービスを使い始めたい人にとってデメリットといえます。
ほかの格安ブランドを見ると、ahamoやLINEMO、楽天モバイルなど、事務手数料がかからないところは少なくありません。
注意点⑥ iPhoneのハイエンドモデルを「セット購入」できない
大手キャリアに比べて、UQモバイルで取り扱っている機種は多くありません。そのため、申し込みとあわせて好みの機種を購入したい人にとっては、選択できるモデルが限られる点がデメリットといえます。
2022年9月に発売されたiPhone 14シリーズや、1世代前のiPhone 13シリーズの取り扱いはありません。
iPhoneシリーズ最新モデルやAndroidスマホのハイエンドモデルを使いたい人は、Apple ストアやAmazonなどのECサイト、auオンラインストアなどで手に入れることができます。
UQモバイル以外で購入したスマホを使いたい場合は、UQモバイルで動作確認が取れている対応機種かどうか確認しましょう。
注意点⑦ auスマートバリューは適用されない
auスマートバリューとは、auの対象プランとauひかりなどのインターネットサービスをセットで利用することで、スマホの利用料金が割引きされるサービス。
ところが、同じau回線を使うUQモバイルへauから乗り換えた場合、auスマートバリューの適用外になります。
auスマートバリューの割引額は、ひとりにつき毎月最大1,100円(税込)です。もし家族4人が適用されると、毎月最大4,400円(税込)、年間で最大52,800円(税込)スマホ代が安くなります。
ポイント解説
UQモバイルにも似たサービスとして「自宅セット割」がありますが、割引額はひとりにつき毎月最大858円(税込)です。ただ、UQモバイルはauに比べて月額料金が安いため、割引額が小さくても毎月のスマホ代は抑えられます。
注意点⑧ 月額料金がかかる「キャリアメール」
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キャリアメールとは、携帯電話会社が契約者に独自ドメイン(@au.comなど)を提供しているメールサービスです。
格安ブランドの多くはキャリアメールを提供していませんが、UQモバイルの契約者は月額220円(税込)で「@uqmobile.jp」を利用できます。ただ、無料提供している大手キャリアと比べると料金がかかるのはデメリットといえます。
キャリアメールを契約しなくても、GmailやYahoo!メールなど無料で利用できるメールサービスがあるので、出費を抑えたい人におすすめです。
ポイント解説
今まで利用してきたキャリアメールを、別会社に乗り換えたあとも使い続けたい場合は、メールアドレスを「持ち運び」できるサービスがあります。月額料金はかかるものの、「メールアドレスを変えたくない」「会員サイトなどに登録したメールアドレスを変更するのが面倒」という人は検討してみてください。【メール持ち運びサービス】ドコモ:ドコモメール持ち運びau:auメール持ち運びソフトバンク:メールアドレス持ち運び楽天モバイル:楽メール持ち運び
UQモバイルのメリット10選
Moovoo編集部
ここからは、UQモバイルを選ぶメリットについて紹介していきます。
メリット① au回線を手頃な料金で利用できる
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UQモバイルの契約者は、通信品質の高いau回線を利用できます。au回線は4G LTEの人口カバー率が2020年12月時点で99.9%に達し、登山道やキャンプ場、国立公園など広いエリアに通信サービスを提供しています。
(参考サイト:つながる取り組み/au)
また、プラチナバンドを利用することで地下やビルなどの建物内にも電波が届きやすく、いつでも安定してつながりやすいのも魅力です。
高速通信サービス5Gについては、人口が集中しているエリアを中心に広く提供されています。
(参考サイト:5Gエリアマップ/au)
メリット② シンプルな料金プラン、データ量の繰り越しに対応
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UQモバイルが提供している5GB・15GB・25GBの3種類あるプランはシンプルでわかりやすく、月間のデータ使用量が25GB以内の人にとっては選びやすいといえるでしょう。
また、使いきれなかったデータ量を翌月に繰り越せるため、無駄なく使いやすいのも魅力。データ使用量が月によって大きく変わりがちな人にもメリットです。
メリット③「自宅セット割」適用なら月額990円から
自宅用のインターネットサービスやテレビ、または「auでんき」に加入すると「自宅セット割」が適用され、スマホの月額料金が安くなります。例えば、月間3GB使える「くりこしプランS +5G」なら、月額990円(税込)で利用可能です。
「auでんき」とは、電力自由化によりKDDIが提供している新電力サービスのことで、電気代に応じてPontaポイントが貯まるのが特徴。北海道から沖縄まで全国で契約できます(一部対象外の地域あり)。
(参考サイト:auでんき/KDDI)
自宅セット割が適用される対象のインターネットサービスについては、以下の通りです。
・光インターネットサービス:auひかりやビッグローブ光、@nifty光など
(参考サイト:光インターネット/UQモバイル)
・ケーブルテレビ:j:comやitscom、各地域のケーブルテレビなど
(参考サイト:ケーブルテレビ/UQモバイル)
・WiMAX+5Gルーター:UQ WiMAXやYAMADA air mobile WiMAX、エディオンなど
(参考サイト:WiMAX+5Gルーター/UQモバイル)
また、自宅セット割が適用された場合のスマホ代の割引額は以下の通りです。
プラン名 |
通常の料金 |
割引額 |
割引後の料金 |
---|---|---|---|
くりこしプランS +5G(3GB) |
1,628円/月 |
-638円/月 |
990円/月 |
くりこしプランM +5G(15GB) |
2,728円/月 |
-638円/月 |
2,090円/月 |
くりこしプランL +5G |
3,828円/月 |
-858円/月 |
2,970円/月 |
ポイント解説
自宅セット割は家族が利用しているUQモバイル回線すべてに適用されるため、回線数が多いほどお得です。家族のスマホをUQモバイルにまとめ、固定回線をauのサービスに見直すと毎月の通信費が抑えられる可能性があります。
メリット④「節約モード」でデータ消費量をゼロに
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「節約モード」は通信速度を低速に切り替えることで、データ容量を消費せずにインターネット通信が利用できます。限られたデータ容量を上手に使いたい人にとって便利です。
節約モード使用時の通信速度はプランによって異なり、「くりこしプランS +5G」は最大300kbps、「くりこしプランM/L +5G」は最大1Mbpsで無制限にデータ通信を利用できます。
YouTubeによると、YouTube動画をSD360pの画質で見るのに推奨される通信速度は0.7Mbpsとのこと。通信環境にもよりますが、低画質の動画視聴であれば最大1Mbpsの通信速度でも楽しめます。
(参考サイト:システム要件/YouTubeヘルプ)
ポイント解説
節約モードのON/OFFは、専用アプリ「My UQ mobile」を使ってワンタッチで切り替えられます。データ使用量を上手に節約できれば、データ容量の少ない安いプランを選んで月額料金を抑えることも可能です。
メリット⑤ データ量を使い切っても「最大1Mbps」
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UQモバイルでは以下のいずれかの条件を満たすと通信速度が制限されます。
- その月に使えるデータ容量を使いきる
- 直近3日間の通信量が6GBを超える
制限後の通信速度は節約モードと同じく、「くりこしプランS +5G」で最大300Kbps、「くりこしプランM/L +5G」では最大1Mbpsです。
最大300Kbpsに制限されてもテキストメッセージでのやり取りは可能で、最大1Mbpsなら低画質でYouTube動画などを再生することもできます。制限を受けても使える幅が広い点はメリットだといえます。
メリット⑥「eSIM」なら最短45分で利用開始
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携帯電話会社が提供する通信サービスを利用するには、SIMが必要です。SIMには従来からある「SIMカード」と、スマホ本体に組み込まれている「eSIM」の2種類があります。
SIMカードはICチップが埋め込まれたカード型のもので、スマホに差し込んで使用しますが、eSIMはオンライン手続きだけで完結できるのが特徴。SIMカードと違い、郵送で届くまで数日待つ必要がありません。
UQモバイルによると、eSIMの契約なら申し込みから最短45分でデータ通信の利用を開始できるとのこと。
とはいえ、eSIMに対応したスマホは比較的新しいモデルに限られるため、使いたいスマホが対応しているかUQモバイルに申し込む前に確認しましょう。
メリット⑦ 通話オプションが豊富
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UQモバイルは、短時間の通話が多い人向けの「かけ放題(10分/回)」と、通話時間を気にしないで電話ができる「かけ放題(24時間いつでも)」に加え、月間60分まで定額料金で通話できる「通話パック(60分/月)」を展開しています。
中でも通話パック(60分/月)は、かけ放題が必要なほど電話をかけない人にとって選びやすいオプションです。通常なら60分の通話で2,640円(税込)かかるところを、550円(税込)に抑えられます。
通話オプション |
内容 |
利用料金 |
---|---|---|
通話パック(60分/月) |
月間60分までの国内通話が定額料金でかけられる |
550円/月 |
かけ放題(10分/回) |
10分以内の国内通話がかけ放題 |
770円/月 |
かけ放題(24時間いつでも) |
国内通話が24時間かけ放題 |
1,870円/月 |
通話明細サービス |
過去3ヶ月分の通話や通信の明細を確認できる |
110円 |
着信転送サービス |
かかってきた電話を別の電話番号に転送 |
無料 |
割込通話サービス |
通話中に着信があったときに通話を保留にして着信に出られる |
220円/月 |
番号通知リクエストサービス |
非通知でかけてきた相手に番号を通知するよう促す |
無料 |
三者通話 |
3人で同時会話が可能 |
220円/月 |
迷惑電話撃退サービス |
登録した電話番号からの着信を拒否 |
110円/月 |
お留守番サービスEX |
電話に出られないときに伝言を預かる |
330円/月 |
(参考サイト:スマホ向けオプション・サービス/UQモバイル)
メリット⑧ 最大13ヶ月間のデータ増量キャンペーン
UQモバイルのプランではデータ容量が足りるか心配という人に、「増量オプションⅡ」があります。
月額料金に毎月550円(税込)を上乗せすることで、「くりこしプランS +5G」で2GB、「くりこしプランM/L +5G」で5GBのデータ容量を追加できます。
ちなみに、データ容量を使い切ったあとに追加購入する場合、100MBごとに220円(税込)、500MBごとに550円(税込)かかるため、使い切ることが多い人には増量オプションⅡに加入したほうがお得です。
また、初めて増量オプションⅡに加入する人対象で、550円(税込)のオプション料金が13ヶ月間無料になる「1年間無料キャンペーン」を実施しています。
メリット⑨ 相談できる店舗が全国に2,700ヶ所以上
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UQモバイルは全国に2,700店舗以上展開し、申し込みや相談に対応しています。スマホ操作に不安がある人にとっては、オンライン受付け専門の格安ブランドに比べて安心です。
(参考サイト:販売店舗一覧/UQモバイル)
メリット⑨ 60歳以上なら、通話オプションがよりお得
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60歳以上の「くりこしプラン」加入者は、60歳以上通話割を利用して通話オプションとメールサービスをお得に利用できます。
ポイント解説
月に17分30秒の電話をかけると、「かけ放題(24時間いつでも)」の利用料金と同じ770円に達します。たまに電話をかける程度の人でもお得になる場合があります。
UQモバイルをおすすめできる人
Moovoo編集部
ここまで解説してきた内容から、UQモバイルを選ぶメリットが大きい人について紹介します。
① スマホ代は抑えつつ、通信品質の高い回線を利用したい人
通信キャリアから回線をレンタルしている格安SIMなどと違い、UQモバイルは回線を持つKDDIが展開しています。そのため、回線が混雑しやすい昼や夕方などに通信速度が不安定になりにくいのが特徴です。
また、料金プランは毎月3GB使える月額1,628円(税込)のプランから、毎月25GB使える月額3,828円(税込)のプランまで3種類から選べます。
② 店舗で直接相談したい人
UQモバイルは販売店舗である「UQスポット」に加え、「au Style」や「auショップ」でも申し込みや各種手続きなどの相談に対応しています。
チャットサポートやメールによる問い合わせだけでは不便な人にとって、店舗が利用できるUQモバイルは安心です。
③ データ量を節約しながら上手に使いたい人
通信速度を制限する代わりにデータ量を消費しない「節約モード」と、余ったデータ量を翌月に使える「データ繰り越し」を上手に活用すると、「他社なら物足りないデータ容量でも、UQモバイルなら足りる」といったことも可能になります。
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④ auの「でんき」や「インターネットサービス」に加入する人
UQモバイルの利用料金はほかの格安ブランドに比べて高めですが、auが提供する「auでんき」や「auひかり」などの対象サービスに加入することで、スマホの月額料金が安くなる「自宅セット割」が適用されます。
割引はUQモバイルを契約している家族全員(合計10回線まで)が対象で、月間3GB使えるプランなら月額990円(税込)で利用できます。
⑤ auからの乗り換え先を探している人
auから電話番号を変えずに他社に乗り換える場合、面倒なMNP転出/転入の手続きが不要。また、auからの乗り換えなら事務手数料がかからないのもポイントです。
auよりもスマホ代を安くしたいと考える一方で、乗り換え手続きに不安を感じている人にもおすすめです。
また、au回線を利用できるので、「乗り換えたらつながりにくくなった」といった事態が起きにくいのもメリットといえます。
UQモバイルをおすすめしない人
次に、UQモバイルを選ぶメリットが小さい人について解説します。
① 月間25GBでは足りない人
データ通信を利用してゲームや高画質の動画視聴を楽しむことが多い人は、月間25GBでは足りない可能性も。
もっと大容量のプランを格安料金で利用できる携帯電話会社を選びたい人には、楽天回線エリアなら無制限で高速通信を利用できる楽天モバイルや、追加オプションで月間100GBまで利用できるahamoなどがあります。
② 料金をとにかく安くしたい人
「自宅セット割」が適用されない場合、安さを売りにした携帯電話会社に比べてUQモバイルは高めです。
大手キャリアよりも安い月額料金で、同じように店舗でサポートが受けられる点はメリットですが、オンラインサポートで十分という人にはコスパが悪いともいえます。
格安SIMも検討している人には、料金プランが月額550円(税込)からあるOCNモバイルONEも候補のひとつになることでしょう。
また、データ使用量に応じて料金が変わる楽天モバイルなら、月額980円(税込)から利用可能です。
③ 希望のスマホをセット購入したい人
UQモバイルで取り扱っているスマホの種類は限定的です。そのため、申し込みとのセットで希望のスマホを購入できる可能性は低いといえます。
UQモバイルで購入できない場合、豊富なラインアップから選択できるECサイトや、auオンラインショップなどを利用するのも手です。ただし、購入する前にUQモバイルで対応しているか確認しましょう。
(参考サイト:動作確認端末一覧/UQモバイル)
UQモバイルの申し込み方法
ポイント解説
UQモバイルは、実店舗とオンラインのどちらでも申し込みが可能です。ここではオンラインでの申し込み方法について、ケースごとに解説します。
auから乗り換える場合
auからUQモバイルへの移行で手持ちのスマホを使い続ける場合、SIMの差し替えをするだけで乗り換えができます。一方、機種変更する場合は事前に購入しておくか、UQモバイルであわせて購入手続きも可能です。
① 対応端末の確認
手持ちのスマホがUQモバイル対応端末であることを公式サイトで確認します。
② オンラインショップで購入手続き
SIMカード、またはeSIMの申し込みを行います。端末を購入する場合は、同時に申し込みが可能です。
申し込みには本人確認が必要なので、必要な書類を用意しておきましょう。
(参考サイト:お申し込みに必要なもの一覧/UQモバイル)
③ 開通手続き
SIMカードが届いたら回線切替の手続きを行い、SIMカードをスマホに差し込みます。eSIMの場合は開通手続きのみです。
発信テスト用の番号(111)へ電話をかけたら手続き完了です。
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他社からの乗り換え(MNP)の場合
他社から電話番号を変えずに乗り換えたい人は、auからの乗り換えと違い、MNP転出/転入の手続きが必要です。
① SIMロック解除(手持ちのスマホを使用する場合)
SIMロックが設定されているスマホは他社の回線を使えません。もともとSIMフリーのスマホや、SIMロックが解除済みであれば、他社に乗り換えても使用できます。
比較的新しいスマホはSIMフリーで販売されていますが、長年使用したスマホを続けて使用する場合は契約中の携帯電話会社などで確認しましょう。
SIMロックについては以下の記事でも解説しています。
② MNP予約番号を取得
MNP予約番号がなければ、電話番号を変えずに他社に乗り換えることができません。利用中の携帯電話会社でMNP予約番号を取得しましょう。
③ 本人確認書類や支払いに必要なものを用意
本人確認書類と支払いに必要なもの(クレジットカードまたはキャッシュカード)、連絡の取れるメールアドレスを用意します。
(参考サイト:お申し込みに必要なもの/UQモバイル)
④ オンラインショップでMNPを選択して申し込む
MNP予約番号の取得日から5日以内に、UQモバイルのオンラインショップでMNPを選択し、SIMカードまたはeSIMを申し込みます。スマホを購入する場合は、一緒に申し込み可能です。
⑤ 開通手続き
SIMカードが届いたら回線切替の手続きを行い、SIMカードを端末に差し込みます(eSIMの場合は開通手続きのみ)。
新規申し込みの場合
UQモバイルで新規に電話番号を取得する場合は、こちらの申し込みが必要です。
① 対応端末の確認
手持ちのスマホがUQモバイル端末であることを公式サイトで確認します。
② オンラインショップで購入手続き
SIMカード、またはeSIMの申し込みを行います。端末を購入する場合は、同時に申し込みが可能です。
申し込みには本人確認が必要なので、必要な書類を用意しておきましょう。
(参考サイト:お申し込みに必要なもの一覧/UQモバイル)
③ 開通手続き
SIMカードが届いたら回線切替の手続きを行い、SIMカードをスマホに差し込みます。eSIMの場合は開通手続きのみです。
発信テスト用の番号(111)へ電話をかけたら手続き完了です。
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