空港ラウンジが使えるカード10選!旅行保険の良し悪しもチェック!
目次
飛行機出発前に食事をしたり、雑誌を読みながらゆったりとした時間を過ごすことができる空港ラウンジ。
チェックイン後、いつも適当に時間を過ごしている人が多いと思いますが、空港ラウンジを利用し、飛行機に乗る前から旅行気分を味わってみませんか?
「空港ラウンジって前から気になってたけど、どのカードを持っていれば利用できるの?」
「そもそも空港ラウンジって何ができるの?」
こんな風に思っている人も多いと思います。
そこで今回は、以前空港のグランドスタッフ(地上職)として働いていた筆者が、空港ラウンジはどうやったら利用できるのか、空港ラウンジでは何ができるのか、カードを選ぶ時のポイントなどをご紹介していきます。
空港ラウンジを使ってみたいけれど、どのカードを作るべきなのか、何をどうしたらいいのかわからない、空港ラウンジを利用するメリットを知りたい、と思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
結論:空港ラウンジカードとはクレカのこと
空港ラウンジカードとは、空港ラウンジ利用の特典がついているクレジットカードのこと。
航空会社のマイルを貯めるカードのことも、空港ラウンジカードと呼ぶこともあるかもしれませんが、こちらはどちらかというと「マイレージカード」と呼ばれることが多いです。
空港ラウンジが利用できるクレジットカードは、カードのランクで言うとゴールドカード以上が一般的。
利用料を払えば利用できる空港ラウンジは多くありますが、クレジットカードを作るだけで無料で使えるのは、とってもお得に感じますね!
そもそも空港ラウンジで何ができる?
「度々出張に行くので、空港ラウンジカードを作っておきたい!」
「次飛行機を利用する旅行では、空港ラウンジを使ってみたいなぁ」
こんな風に考えている人は多いかもしれません。
しかし、そもそも空港ラウンジって何ができるの?搭乗ゲートにもイスはあるし、そこで座って待っていればいい気が…と感じる人もいるのではないでしょうか。
空港ラウンジは、主に以下のことが可能です。
- フリードリンクが飲める
- 食事ができる(一部)
- wi-fiが使える
- 電源が使える
- 新聞や雑誌が読める
- シャワーを浴びれる(一部)
では、具体的にどのようなシチュエーションで空港ラウンジを利用するのが良いのでしょうか。
ズバリ、こんな人におすすめ!ということをご紹介していきます。
空港ラウンジは静かに過ごしたい人におすすめ!
その地域の空港にもよると思いますが、空港ラウンジの雰囲気を一言で表すと、静かです。
そのため、空港ラウンジはこんな人におすすめです。
- 搭乗までの時間を有効活用し、静かな場所で仕事をしたい
- 飛行機を見ながら落ち着いた空間でゆっくりと時間を過ごしたい
図書館とまではいきませんが、若干話声が聞こえてくるかな、というくらい静か。イメージ的には、カフェのようなコワーキングスペースでしょうか。
グランドスタッフ時代は、ヒールのコツコツという音さえもできるだけ響かないように歩く、というのがラウンジ接客での基本でした。お話をしている人もあまり見かけません。
しかし、ごちゃごちゃした場所から離れて仕事をしたい、本を読みたい人には、静かなラウンジはおすすめでしょう。基本的にwifiや電源も完備されているため通信環境も整っており、快適に過ごせます。
また、出張ではなく旅行でゆっくりと過ごしたい人にもおすすめです。フリードリンクを提供しているところも多いので、喉が乾いたらペットボトルを買わず、まずラウンジで飛行機を眺めながら喉を潤しましょう。
逆に空港ラウンジ利用に向いていない人は、このような人です。
- 飛行機出発の時間直前ギリギリに空港に着く人
- たくさんお話がしたい人
いつも出発ギリギリにチェックイン、保安検査を済ませ、もうあとは搭乗ゲートに向かう時間しか残っていない…
電車に乗る感覚と同じように、いわば飛行機を一つの交通手段として考えている人には向いていないかも。
また、たくさんお話をしたい人も向きません。特に大人数で賑やかな旅行の場合は、空港ラウンジというより、空港内のカフェや搭乗ゲートで時間を過ごすのが良いでしょう。
「カードラウンジ」と「航空会社ラウンジ」
空港ラウンジには、クレジットカードの持参で利用できる「カードラウンジ」と、航空会社のステータス会員になると利用できる「航空会社のラウンジ」の2種類があります。
一体何が違うの…と思いますよね。以下にそれぞれの特徴をあげてみました。
利用難易度で言うと、カードラウンジはクレジットカードさえ作れば利用できるので、航空会社ラウンジよりも簡単です。
航空会社ラウンジは、ビジネスクラスやファーストクラス搭乗で利用、もしくはその航空会社を何度も利用してマイルを貯めなければ、利用することができず、敷居が高いのも事実。
しかし、サービスの質で言うと、やはり航空会社ラウンジの方が優れています。基本的に食事の提供もあるので、機内食が出ないフライトのときなどは便利です。
また、航空会社ラウンジは搭乗ゲートの近くに設置されていることが多いので、チェックインと保安検査を済ませた後、荷物が少ない状態でラウンジでゆっくりと過ごすことができます。
ただ個人的には、ビジネス利用の場合は、カードラウンジでも快適に仕事をするのには十分整った環境だと筆者は思います。むしろラウンジに質の高いサービスを求めてない人もいるかもしれません。
きちんと丁寧なサービスを受けたいと思う人は、航空会社ラウンジが良いでしょう。
空港ラウンジの利用方法
カードラウンジと航空会社ラウンジによって、入室に必要なカードが異なります。
航空会社ラウンジの場合、いつも利用している常連の人なら会社にデータが残っているので、最悪カードを忘れても利用できることもあります。
しかしカードラウンジは、予約制でもないのでデータがある訳もなく、その空港が指定しているクレジットカードを持って行かない限り入ることはできません。
搭乗券、航空券があってもカードを忘れると利用できないので注意しましょう。
空港ラウンジカードを選ぶ時のポイント
それでは、空港のカードラウンジを利用するときに必要なクレジットカードを、どのような基準で選んでいけばいいのかをご紹介していきます。
主に気にするポイントは、以下の4つです。
- 自分が普段使う空港のラウンジが利用できるか
- 同伴者が無料か
- 旅行保険の内容が充実しているか
- プライオリティパスがついているか
それでは、一つずつ見ていきましょう。
自分が使う空港のラウンジが利用できるか
空港ラウンジが使えるクレジットカードすべてが、自分が普段使っている最寄り空港のラウンジ利用に対応しているとは限りません。
「空港ラウンジを利用するためにクレジットカードに申し込んだのに、結局使えなかった…」
なんて元も子もないことになる前に、作ろうと検討しているカード会社の公式HPで確認してみることをおすすめします。
出典:空港ラウンジのご案内|アメリカン・エクスプレス
例えば、アメックスの公式HPにとぶと、このように使える空港ラウンジの一覧を見ることができます。
最寄り空港だけでなく、よく行く行き先の空港にもラウンジがあると、さらに使い勝手が良いので確認しておきましょう。
同伴者の利用が無料か
空港ラウンジが使えるカードの中には、カード所有者本人だけでなく、その同行者も無料で入れるクレジットカードがあります。
夫婦やカップルでラウンジを利用したい人や、出張で同伴者がいることが多い人におすすめ。
2名で利用するときに、片方だけ使えてもう一方は有料だと、気を使われてしまうこともあるかもしれません。
今は自分1人だけだからいいや、と考えている人も、将来家族をもったり、友達や恋人と旅行に行くことが増えると結果的に役に立つので、視野に入れておくことをおすすめします。
旅行保険の内容が充実しているか
クレジットカードには、旅行保険が付帯されているものが多くあります。
クレジットカードの旅行保険の内容を確認する際には、以下のポイントを抑えておくと良いでしょう。
- 国内旅行と海外旅行どちらの保険もあるのか
- 旅行保険の補償金額がいくらになっているか
- 利用付帯か自動付帯か
だいたい国内旅行と海外旅行、どちらの保険も付帯されているものが多くありますが、自分のよく行く場所が保険適用外だと意味がないので、念のため事前に確認しておくのが良いと思います。
また、その際に補償金額がいくらになっているかもチェックしておきましょう。
カードによっては、傷害死亡・後遺障害保険金が最高5,000万円でるカードもあれば、最高1,000万円のカードも。
その保険が、旅行の支払いでカードを利用すると付帯されるのか、それとも所持しているだけで自動的に付帯されているのかも重要なポイントです。
自動付帯ならカードを利用していなくても万が一の時、補償を確実に受け取れるので、安心ですよね。
プライオリティ・パスがついているか
「プライオリティ・パス」を聞いたことない人もいると思います。
簡単にざっくりと言うと、カードラウンジよりもちょっとリッチなラウンジを、国内外で使うことのできるサービスです。
プライオリティ・パスに申し込む時、通常は年会費が最低でもUS$99かかりますが、クレジットカードによっては、プライオリティ・パスの年会費が無料の特典がつくカードも。
海外でもラウンジを使いたい、または使ってみたい人にとっては、持っているだけで年会費が無料になったり、お得に登録できるならそちらの方が良いですよね。
空港ラウンジが使えるおすすめカード10選!
それではこれからおすすめのクレジットカードをみていきましょう。
空港ラウンジが使える特典がついていることを前提に、カードそれぞれの様々な魅力もご紹介していきます。
- アメリカン・エキスプレス
-
アメリカン・エキスプレス・ ゴールド・カード
- 年会費 税込み31,900円
-
旅行・出張のお供に欠かせないサポートの手厚さ
-
マイルの貯めやすさと使いやすさを兼ね備えたカード。空港ラウンジ使い放題、航空便の遅延補償など、旅行のお供はこれ一つで安心。高級レストランでコースが1人分無料になる特典もあるので、使いこなして年会費の元をとろう。
誰もが憧れる、お財布に一つは入れておきたいアメックスのゴールドカード。
しかし今では手が届かない、というカードではありません。
年会費は確かに若干高いですが、空港ラウンジの同伴者は1人無料で、海外旅行傷害保険はなんと最高1億円補償。
高級レストランでコースが1人分無料になる特典もあるので、年会費の元が取れるかも。まさにプラチナ並みのサービスと言っても過言ではありません。
- アメリカン・エキスプレス
-
アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費 税込み13,200円
-
日常から旅まで今までにない心地良さをサポート
-
空港同伴者利用が一名まで無料だったり、手荷物の無料宅配サービスがあったりと、通常のゴールドカードようなメリットがたくさんあるアメックスのグリーンカード。プライオリティパスの年会費、通常99米ドルが無料。
ゴールドよりはランクが下がりますが、アメックスのグリーンカードでも十分ステータス性が光ります。
トラベル系は、同伴者ラウンジ利用1人無料、手荷物無料宅配サービスなど、ゴールドと同じ特典が。
旅行保険も、国内傷害死亡保険金が最高5,000万円、海外傷害死亡・後遺障害保険金も最高5,000万円と、安心できる金額です。
- NTTドコモ
-
dカードGOLD
- 年会費 税込み10,000円
-
ドコモユーザーにおすすめのゴールドカード
-
毎月のドコモのケータイ利用料金1,000円(税抜)ごとに、税抜金額の10%ポイントが還元されるドコモユーザーに断然お得なカード。携帯の紛失や水濡れにも対応しており、購入から3年以内は最大10万円補償。
ドコモユーザーにおすすめなdカードGOLD。
ポイント還元率もよく、100円ごとに1%dポイントが貯まるのでポイントが溜まりやすいカードです。
国内外の上質なラウンジが利用できるプライオリティ・パスに関するサービスはないですが、国内32箇所のカードラウンジの利用が可能。
- 楽天カード
-
楽天ゴールド カード
- 年会費 税込み2,200円
-
わずか2,000円で持てるお手軽ゴールドカード
-
楽天ゴールドカードを使い買い物をすると、楽天市場で最大5倍のポイントが貯まります。利用限度額が最高200万円と高額なところもポイント高し。
たったの2,000円でゴールドカードを持つことができるなんて、「本当に?!」と驚いている人も多いのではないでしょうか。
もちろん、空港のカードラウンジは利用することができます。
ただ、ラウンジの同伴者利用は有料。手っ取り早くゴールドカードを手に入れたい、自分だけでもいいからとりあえず空港ラウンジを使いたい、という人におすすめです。
- アメリカン・エキスプレス
-
ANA アメリカン・エキスプレス・ カード
- 年会費 税込み7,700円
-
ANAマイルが貯めやすいANAファンのためのカード
-
ポイントは1,000ポイント1,000マイルで移行可能。ANAグループでの支払いでカードを使うとポイントが2倍貯まります。さらに旅行のキャンセル時に損害補償される「キャンセル・プロテクション」というありがたい特典も。
ANA以外の飛行機にはあまり乗らない、ANAが大好き!という人は持っておくべきANAファンのためのカードです。
年会費も一万円以内と良心的。
珍しいのが、旅行のキャンセル時に損害補償される「キャンセル・プロテクション」という特典。急遽キャンセルしたい!でもお決まりのキャンセル料が…というときに役に立つのがこのカードです。
- JCB
-
JCBゴールド
- 年会費 税込み11,000円
-
年会費や特典のバランスのとれたカード
-
旅行保険が自動付帯でついているありがたいカード。空港ラウンジ利用はもちろん、グルメ優待サービスで飲食代金が20%になる特典も魅力。
こちらは旅行保険が利用付帯でなく自動付帯なので、旅行中、このカードで支払いをするまでは保険が適用されない…行きの飛行機でもし何かあったら…と心配することはありません。
また、海外旅行傷害保険が最高1億円と、金額までも高額に補償されていて安心。
空港ラウンジ面で言うと、プライオリティ・パスへの申し込みはこのカードでは不可。同伴者も、有料なら利用できます。
- アメリカン・エキスプレス
-
スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費 税込み34,100円
-
優雅体験を求める人に最適なカード
-
これを持っているだけで、世界中のラグジュアリーホテルで特別なサービスを受けられる「マリオット ヴォンヴァイ会員」になれます。貯まったヴォンヴァイポイントは、無料宿泊特典に交換でき、もしくはマイルへの移行も可能です。
このクレジットカードを作るだけで、無条件でホテルの上級会員に。最大午後2時までのレイトチェックアウトやお部屋のアップグレードなど、ホテルで優雅に過ごすことができます。
ワーケーションが増えてきているこの時代にはありがたい特典ですね。
ポイント還元率も1%以上と高還元率ですが、年会費が高額。ベースのQOLが高い人向けかもしれません。
- 株式会社クレディセゾン
-
セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード
- 年会費 税込み11,000円
-
永久不滅ポイントの利便性とアメックスのステータス性を両立
-
初年度は年会費無料のお得なカード。毎月の支払いで貯まるセゾンの永久不滅ポイントが便利です。プライオリティ・パスも、優遇年会費の税込み11,000円で登録可!
手荷物無料宅配サービスや海外用Wi-Fi・携帯電話レンタルサービスなど、旅をサポートするサービスが魅力的です。
傷害死亡・後遺障害保険金も、国内海外どちらも最高5,000万円まで補償され安心。
また、セゾンならではの有効期限がない永久不滅ポイントも日常生活で役にたちそうです。
- エポスカード
-
エポスゴールドカード
- 年会費 税込み5,000円
-
年会費がお得かつポイントの有効期限は無期限
-
ポイントに有効期限がないのが嬉しい。年会費が割とお手軽に持てるカードで、年間50万円以上使うと次の年以降年会費が無料になるゴールドカード。
年間50万円以上カードを使うと、翌年以降年会費が無料になるというお得すぎるカード。月に約42,000円以上カードを使う人には朗報ですね。
エポスポイントはマルイの店舗や通販で割引として使えるので、よくショッピングをする人にはおすすめ。
海外旅行傷害保険は最高1,000万円と他のカードと比べると低額ですが、旅行保険は自動付帯。すっかり旅行先でカードの使用を忘れていても、安心ですね。
- 三井住友銀行
-
三井住友カード ゴールド
- 年会費 初年度無料(※次年度以降税込み11,000円)
-
初年度無料なのに旅行保険の補償金も安心
-
ポイント優遇サービスに特定されているお店でカードを利用すると、ポイントがただもらえるだけではなく2%還元されます。不正利用があっても60日間は損害を補償してくれる会員補償制度アリ。
一番ポイントが高いのは、三井住友銀行が発行しているカードのため、安心と信頼がおけるということ。
万が一不正利用があっても、損害を補償できる「会員補償制度」があるから心強いですね。しかも初年度は年会費無料。
しかし空港ラウンジは同伴者が有料なので、空港ラウンジの利用メインでカードを作ろうか迷っていた人は、他のカードも視野に入れると良いでしょう。
まとめ|旅行保険やマイルなど他の要素も視野に
空港ラウンジは静かな場所なので、隙間時間に仕事したり、食事を済ませたい人や、ゆっくり過ごしたい人におすすめです。
カードを作ってみようと思ったら、まずは自分がよく使う空港のラウンジが使えるかを確認しましょう。
カードを選ぶ時は同伴者が無料で利用できるか、旅行保険が充実しているか、マイルは貯めやすいかなど、他の特典も充実しているのかを確認するのも大事です。
旅行当日、カードを忘れると空港ラウンジは利用できないので要注意。必ず空港に持っていくことを忘れずに。
関連記事はこちら
クレジットカードの記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_