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多くの人にとって、音楽や話し声が聞こえるのは当たり前のことかもしれません。しかし、「日本人の18人に1人」は、聴覚に何らかの困難を抱えているそうです。
3つの体験ブースで聴覚の違いを知る
「33(みみ)展」の会場で最初に目に入るのは、8種類のフォトジェニックなオブジェ。自分の耳年齢をチェックできるコンテンツです。
各オブジェには「10」「20」と数字が書かれており、2対のスピーカーを設置。数字は年代を示しており、スピーカーの間に頭を入れて、「ピー」という音が聞こえるかどうかで、自分の耳年齢をチェックできます。
筆者は30代なので、まず「30」のオブジェへ。問題なく「ピー」音が聞こえて一安心。続いて「20」のオブジェにトライすると、「壊れてるのかな?」と思うほどの無音。年齢相応の耳年齢であることがわかりました。
(20代のスタッフさんに試してもらうと聞こえていたので、壊れているわけではなかった……)
大きなディスプレイにイスが並んだエリアは、健常者と、耳が聞こえない人の違いを体験できる映像コンテンツを提供。
例えば、電車で「この電車は緊急点検のためこの駅止まりです。別の電車にお乗り換えください」というアナウンス。健常者ならすぐにホームに向かうだけですが、耳が聞こえない人は、アナウンスが聞こえないため、状況の変化をつかみづらいのです。
このように、耳の聞こえ方の違いを視覚+聴覚で体験するコンテンツ。日常に潜むさまざまな、「耳が聞こえない人のストレス」について考えさせられました。
「みえる電話」は、「リアルタイムで話し声をテキストに変換」「テキストを打つと合成音声で読み上げ」を行うアプリ。ブースでは落とし物センターの係員になり、耳が聞こえない人からの問い合わせに「みえる電話」で対応します。
話す方は、ハキハキと話す必要があるのですが、ちょっとしたつぶやきも正確にテキスト化されるなど、変換精度はかなり高いように感じました。(ちなみに大阪出身の筆者の関西弁も変換されました)
このアプリは、ドコモユーザーなら誰でも利用できます。ユーザー間だけでなく、33(みみ)展の疑似体験のように落とし物センターや、配達業者への連絡などでも使えるようになれば、耳が聞こえない人のストレスを軽減できると感じました。
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「33(みみ)展」は、2019年3月1日(金)〜3月3日(日)の11時〜18時までの3日間限定で、六本木ヒルズ 大屋根プラザで開催されています。
普段あまり意識することのない「聞こえ方の違い」。体験すれば、人との接し方を考えるきっかけになるかもしれません。
NTT DOCOMO