3月18日、表参道の一角に、突然人だかりができた。
中心にいるのは、人気マネキン・デュオ「FEMM」の2人。
2016年にメジャーデビューし、その後に発表したMVは4作連続で「MTV JAPAN」にて異例のヘビー・ローテーションになっている注目のアーティストだ。
通行人を魅了した パフォーマンスの経緯とその内幕をレポートする。
台車で表参道に運ばれたFEMM
パフォーマンス当日、FEMMのメンバー「RiRi - リリ」と「LuLa - ルラ」は、表参道ヒルズのほどちかくにあるカフェ「the AIRSTREAM GARDEN」に台車で運ばれてきた。
通行人は立ち止まり、2体のマネキンに視線を寄せる。
2人はスタッフに抱えられてステージとなるカフェの敷地に立つ。
すると、FEMMのスタイリングを手掛けたのはファッションディレクターのミーシャジャネットの姿が。
この日のFEMMは鮮やかで繊細なレースを使用したランジェリーをファッショナブルに取り込んだスタイリング。
ミーシャ自身も、ランジェリーを洋服感覚で着こなす。
ほどなくしてパフォーマンスが始まった。
観客は次第に増えていき、カメラを向けたり、体を揺らし、ストリートパフォーマンスは盛り上がりを見せていた。
パフォーマンスの仕掛け人はミーシャ・ジャネット
終演後、FEMMの2人から、あるカードが配られた。
カードには「BE EMOTIONAL.(感情的であれ)」の文字。
実はこのイベント、ミーシャ・ジャネットがスタイリングを手がける、下着メーカーWacoalのハイファッション・インティメイトブランド「STUDIO FIVE」の最新コレクションの発売に合せたもの。
「STUDIO FIVE」は今季のテーマを「BE EMOTIONAL.」に刷新し、激情、愛情、強さ、ためらい…様々な感情をメッセージとするプロダクトをリリースしている。
今回のイベントでは、「STUDIO FIVE」で〝ランジェルック“というスタイルを提案するミーシャ・ジャネットがスタイリングを担当。
本来感情を持たないマネキンに、「STUDIO FIVE」という感情を吹き込むとどうなるのか? そこにいる人々の反応は? というブランドのこれまでにないチャレンジとなっている。
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今回のイベントでは、果たしてマネキンに感情を吹き込むことができたのだろうか?
動画に映るFEMMの表情を見て、ぜひあなたに判断してもらいたい。