猫トイレおすすめ7選 「ニャンとも清潔トイレ」口コミレビューも
猫を飼うなら必要になる猫トイレ。掃除が簡単なシステム式や自動式、トイレの回数や時間を記録できる商品や、おしゃれな商品も登場しています。
しかし使うのはあくまで猫です。相性が悪いトイレの場合、粗相の原因になったり、おしっこを我慢したせいで愛猫が膀胱炎になってしまったりすることも。
この記事では、猫と飼い主にとって使い勝手のよい猫トイレの選び方や、おすすめ商品を紹介します。猫飼い歴20年を超える筆者が、売れ筋ランキング常連のニャンとも清潔トイレを1年間使ったレビューや臭わないための対策もお伝えします。
猫トイレの選び方
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猫トイレの形状は、大きく分けてドーム型とオープン型があります。
周りをすっぽり囲われたドーム型は安心感があるため、警戒心が強くて臆病な猫におすすめ。飼い主にとっては猫砂が飛び散らない、臭いがもれにくいというメリットもあります。
一方、足腰が弱っている老猫や体が小さい仔猫には段差がストレスになることがあるため、オープン型がおすすめです。オープン型はフタを外さなくても掃除ができることや、猫が用を足したことをすぐに確認でき体調管理がしやすいといった点から、多頭飼いの飼い主からも好まれています。
掃除が楽なシステムトイレと自動タイプ
システムトイレとは、底面が二重式になった猫トイレです。一番下のトレー部分にはトイレシートを、猫が用を足す場所には固まらないチップ(猫砂)を入れて使います。トレーはすのこ状になっているため、おしっこはチップを通り抜けてトイレシートで吸収し、うんちをしたときは周りの砂ごとスコップで取り除くという仕組み。
使い方や環境によりますが、チップとトイレシートの脱臭効果で、トイレシートは最長1週間程度取り換えなしでも臭わないのが特徴です。利便性のよさから、はじめて猫を飼う方におすすめです。
自動タイプは猫が排泄するとセンサーが感知し、数分後に勝手に掃除をしてくれる猫トイレです。チップで固まったおしっこやうんちはダストボックスにたまる仕組みなので、掃除の手間を大幅に減らせます。
自動タイプには、スマホと連動させて遠隔操作ができたり、飼い猫の体調管理もできたりするタイプもあります。ペット用IoT家電として注目されている商品のひとつです。
目隠し重視なおしゃれタイプとリーズナブルなノーマルタイプ
かつて猫トイレというと同じようなデザインばかりでしたが、今はおしゃれな猫トイレも数多く発売されています。上から入るタイプの縦型・バケツ型猫トイレや、家具メーカーが手がけたトイレを隠せるレストルームタイプといった商品があります。
特にインテリアにこだわりのある方や、ワンルームで目につく場所に猫トイレを置かざるを得ないという方には、デザインにこだわったおしゃれなタイプがおすすめです。
ノーマルタイプの猫トイレは、チップを入れるだけのトイレで排泄物がそのまま残るため、水分で固まるタイプのチップを使用するのが一般的です。携帯に便利なポータブル猫トイレも仕組みは一緒です。コンパクトに折り畳むことができるので、旅行や帰省時におすすめです。
猫の好みにあわせてトイレを選ぶ
人間に好みがあるように、猫にも性格や好みがあります。ここでは、一般的に猫にとって快適なトイレといわれる条件をご紹介します。
猫トイレのサイズの目安は体長の1.5倍
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狭すぎる猫トイレで用を足すのを嫌がる猫は少なくありません。
多くのペット用品を扱うライオン商事株式会社によると、2019年に行われた第16回日本獣医内科学アカデミー学術大会で、猫が好むトイレ容器の大きさは体長の1.5倍サイズであることが明らかになったとしています。
メインクーンやノルウェージャンフォレストキャットといった体格のよい大型猫の場合、体のサイズにあわせた大型タイプの猫トイレを選ぶのがおすすめです。
好みのチップに合わせてトイレを選ぶ
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チップの種類を変えたら、それまで愛用していたトイレで猫が用を足してくれなくなったという例があります。また、仔猫がチップを食べてしまうこともあるため、チップはできるだけ安全な商品を選びたいところです。
チップの種類によっては、システムトイレや自動タイプの猫トイレでは使えないことも。
チップの種類にこだわりがある猫を飼っているなら、猫が好むチップの種類から猫トイレを選ぶ必要があります。
おすすめのチップとトイレタイプの組み合わせは以下のとおりです。
種類 |
主な原料 |
特徴 |
おすすめ猫トイレタイプ |
---|---|---|---|
鉱物系 |
ベントナイト |
自然の砂に最も近いため猫に好まれやすい |
ノーマル式 |
紙系 |
再生パルプ |
軽量で扱いやすい |
ノーマル式 |
食物系 |
おから |
誤って猫の口に入っても安心 |
ノーマル式 |
化学物質 |
シリカゲル |
消臭効果が高いものが多い |
システム式 |
木製 |
木 |
天然木なら消臭効果が期待でき、安全性も高い |
システム式 |
なお、肉球の間に挟まったチップが毛づくろいのときに口に入ってしまうことはありますが、鉱物系・化学物質系のチップを数粒程度食べてしまっても消化吸収されず排出されるので、体調への影響はほとんど無いと言われています。
※おからや木でできたチップでも主原料以外に防腐剤や凝固剤などが使用されているものもあります。
※食べものではありませんので、チップの種類問わず、猫が誤って大量にチップを食べてしまったらすぐに獣医師に相談してください。
鉱物系チップの主成分であるベントナイトは、天然の粘土を原料としており、動物飼料の添加物として認められています。また、動物飼料に添加できるだけでなく、人用の食品添加物(製造用剤)としても認められていますので、通常お使いの量であれば有害性はなく安全な物質です。
猫トイレ、おすすめ7選
- OFT(オーエフティ―)
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自動ネコトイレ CATLINK SCOOPER PRO-X
- 税込み64,900円(Amazon)
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デザイン性抜群の自動掃除猫トイレ。アプリで体調管理も
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スマホで操作できる、全自動猫トイレ。猫の出入りを常に感知して、猫がトイレをすると自動で排泄物の掃除をし、スマホアプリに通知します。オゾンとUVのダブル消臭で、においや菌の繁殖を抑制し、いつでも清潔な状態で使えます。
排泄データをグラフ化し、視覚的に健康チェックができます。多頭飼いの場合も体重で個体を識別するので、データを個別で管理できますよ。おしゃれなデザインは、リビングに置いてもインテリアの邪魔をしません。
- アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
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上から猫トイレ PUNT-530
- 税込み2,840円(Amazon)
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チップの飛び散りを抑えた、上から入る縦型トイレ
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排泄中は外から見えないので猫が安心しやすいデザイン。砂かきをする猫や、マーキングしたがる猫でも周囲を汚しません。デリケートな猫にとっては周りを囲まれているので落ち着いて用を足すことができ、飼い主にとってはチップが飛び散らないのがメリットです。
部屋のインテリアとなじむおしゃれなデザインで、フタで覆われているため中身が見えにくいのも、おすすめのポイントです。中型の成猫もゆったり入れるサイズです。
- トレッタ(Toletta)
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スマートトイレ
- 税込み9,980円(Amazon)
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見守りカメラ付き!視覚的に健康チェックできるAI猫トイレ
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獣医師と共同開発したAI機能や顔認識カメラを搭載した多機能な猫トイレです。尿量、体重など6つの健康指標を自動で計測。AIが猫の小さな変化を検知し、病気の早期発見につなげます。顔認識カメラで個体を識別するので、多頭飼いでも利用可能。トイレ中の猫の様子を静止画と動画で自動記録するため、お出かけ先でも猫の様子がわかってひと安心。
また「トイレに入ったが、なかなか出なくて時間がかかっている」など細かなトイレ内の様子がわかるので、病院受診の際にも様子を伝えることができて便利です。
こちらのトイレは本体の購入後、月額サービス料金(税込1480円/月)が別途かかりますので、購入前にご確認ください。
- キャトログ(Catlog)
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Catlog Board
- 税込み24,200円
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いつものトイレがスマートトイレに変身!多頭飼いにも対応のトイレアクセサリー
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「スマート猫トイレを導入して愛猫の健康管理をしっかりやりたいけれど、今のトイレがとても気に入っていて買い替えられない…」という方は、こちらのボードを検討してみてはいかがでしょうか。いつものトイレの下に敷くだけで、「体重」「おしっこ・うんちの回数と量」「トイレの滞在時間」を自動計測してくれます。数値のトレンドに変化があった場合は、スマホアプリの通知で知らせてくれますよ。多頭飼いにも対応していて、猫ごとに記録をみることができます。
市販の乾電池や充電池をセットして使用するコードレスタイプで、コンセントの位置を考慮せず使用できるのも嬉しいところです。
こちらは、ボード購入後にキャトログのメンバーシップ(有料・税込780円/月)に加入することでサービスを利用できます。
「ニャンとも清潔トイレ」1年間使った口コミレビュー
レビューの画像はいずれも編集部撮影
ここからは、筆者が実際に花王のニャンとも清潔トイレを1年間使ってみた感想と、おすすめの猫砂・トイレシート・お手入れ方法を口コミレビューとしてご紹介します(このレビューは2020年に制作しました)。
ニャンとも清潔トイレ ドームタイプを選んだ理由
筆者は長い間、ノーマル猫トイレ+固まる猫砂派でしたが、新しい猫を飼い始めたことをきっかけに、初めてシステム式猫トイレを購入しました。
編集部撮影
オープン型ではなくドーム型を選んだのは、もし猫が気に入らなかった場合はフタを外してオープンタイプとして使えないこともないという理由です。
また、ECサイトでも人気が高く、チップやシートといった消耗品がホームセンターやドラックストアに必ず並んでいることも、購入のきっかけになりました。
ニャンとも清潔トイレのような人気商品は、代替できる消耗品が多数販売されているため、正規品が売り切れてしまった場合も安心です。長く愛用するためにも、消耗品の買い足しがしやすいメジャーな猫トイレを選ぶのがおすすめです。
ちなみに、保護猫や成猫を引き取る場合は、それまで使用していたトイレと同じタイプを選んであげるとスムーズに使ってくれます。
オープン式のニャンとも清潔トイレにドームがついたタイプです。入口が大きく内部の空間も広いため猫がトイレの中で向きを変えやすく、中型の成猫でも使いやすいサイズ。4つのパーツによる組み立て構造ですが、パーツが分解しやすく、丸洗いが容易にできるのもポイントです。
ニャンとも清潔トイレを使ってみた感想
購入した商品には大きめ粒の脱臭・抗菌チップとシートが付属していました。猫がおしっこをするとチップを通り抜ける際に臭いが軽減され、トレイ部分にセットした専用シートが水分と臭いを閉じ込める仕組みです。
うんちをした場合はトイレをした後すぐに掃除をする必要がありますが、シートは約1週間分のおしっこを吸収する仕様。つまり、おしっこの掃除は1週間に一度でよいことになります。
これまで使っていたノーマルトイレに比べると非常に楽でしたし、臭いも気にならず快適です。
実際、掃除の手軽さと消臭力に期待してシステム式猫トイレを購入する方が多いと思いますが、まさに期待どおりでした。
大きい粒の猫砂も評判どおり飛び散りにくかったですし、使い心地に問題は感じませんでした。
とはいえ、気になるのはランニングコストです。Amazonの口コミでは「モノはいいけど、ランニングコストが高い」といった声も。
公式情報によると、正規品のチップは2.5Lで猫1匹あたり約1.5か月分とのことです。しかし、筆者の場合は、うんち周りの汚れが気になって猫砂を多めに捨ててしまうタイプなので、2.5Lで1か月は持ちませんでした。
また、シートも1週間に一度交換としていますが、多頭飼いとなれば交換サイクルも頻繁になってしまいます。
そこで今回は、ランニングコストが気になる方のお役に立てるように、天然ヒノキチップといったコスパのよい他メーカーのものを混ぜてみました。
他メーカーのチップやシートは値段は安くても、消臭効果が低いものが多くありましたが、最終的に一番コスパがよく、臭いも気にならなかったのが、木質ペレット+普通のトイレシートの組み合わせでした。
木質ペレットはペレットストーブの燃料にも使われるチップで、システムトイレ専用の木製チップと違い、水分を吸収するとほろほろと崩れて粉状になります。
猫がトイレでおしっこをしたら軽くスコップでかいてやれば、汚れた部分だけすのこを通過して下にたまるという仕組みです。しっかり砂をかく猫であれば、飼い主が何もしなくても勝手に落ちます。
ペレットは天然木なので猫にとって安全で環境にも優しく、トレイ部分にたまった量で健康管理がしやすい。さらに、飼い主視点ではランニングコストが安いところが一番のポイントです。
筆者の猫の場合、ニャンとも清潔トイレの木製チップに似ていたためか、特にしつけをしなくてもペレットで難なく用を足してくれました。ランニングコストが気になる方は木質ペレット+普通のトイレシートの組み合わせを、ぜひお試しください。
実際に使用 おすすめのトイレシート
ニャンとも清潔トイレの専用シートはマットタイプとトイレシートタイプがあります。脱臭効果が高く臭いは気になりませんが、ダンボールのようなマットタイプは捨てるときにかさばるのがやや難点。
トイレシートも様々なメーカーからシステムトイレに使えるものが販売されています。
木質ペレットをシステム式猫トイレに使用した場合、シートに厚みがあり過ぎると猫トイレのトレイ部分が詰まってしまいます。反対に、薄すぎると底漏れしてトレイがびちょびちょになってしまうことも。
色々試してみましたが、吸収力や脱臭力の観点からたどり着いたのがこちらのトイレシートでした。
- コーチョー
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ネオシーツ カーボン DX レギュラー
- 税込み1,731円(楽天市場)
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吸収力の高いペット用トイレシート
-
厚型タイプで底漏れさせず、シーツに含まれる炭の粒子が高い消臭力を発揮。小型犬3~4回分の吸収力があります。
5層構造でおしっこを素早く吸収・保水し、逆戻りを抑えて表面をサラサラに保ちます。レギュラーサイズはニャンとも清潔トイレのトレイにぴったり収まります。
臭わないためのおすすめ対策
木質ペレットを猫用システムトイレで使用する際、ただスコップでかくだけだと、粉状になったペレットがすのこの穴につまってしまうことがあります。
そんなとき筆者はウエットティッシュで底を拭くことにしています。
このように、ペレットを猫トイレの片側に寄せて山にしてから…
半分ずつスペースを空けて拭いていきます。厚手のウエットティッシュが拭きやすくておすすめです。
臭い対策になるし、すのこ部分のつまりも解消されて清潔です。スコップや猫トイレ本体にこびりついてしまった排泄物が臭うことが多いので、2~3か月に一度程度の丸洗いと、日常的にウエットティッシュで拭き掃除を続けることが臭い対策の基本です。
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まとめ
猫トイレの選び方やおすすめの商品、実際にニャンとも清潔トイレを使ってみた口コミレビューをご紹介しました。臭い対策やデザイン性も大切ですが、飼い猫が快適に使える猫トイレを選ぶことは大前提です。ぜひ猫トイレ選びの参考にしてください。
※猫トイレ・チップ(猫砂)・トイレシートの使用レビューについては個人の感想となるため、吸収力や消臭力を保証するものではありません。
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