HOME

>

トラベル

>

>

記事

海外旅行で変圧器は本当に必要?元添乗員が教えるおすすめアイテム

Haruki
公開: 2020-04-04

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がMoovooに還元されることがあります。

facebook xPost lineLINE copyCopy

かつて海外旅行のときには変圧器が必需品と考えられていましたが、プラグの変化などもあり、最近は変圧器を持って行かない人が増えています。しかし、万が一旅行先でプラグが合わなかった場合、やはり変圧器があると便利です。スマートフォンが手放せない今の時代はなおさらですよね。旅行をする前には旅行先のプラグ事情は理解しておきましょう。今回はそんな変圧器の最新情報とおすすめのアイテムを紹介していきます。


連載【元添乗員のトラベルライターHaruki】|Moovoo

▲某旅行会社で添乗員を6年勤め、独立したフリーライター。20か国以上を周った経験をもとに、おすすめのトラベルグッズやちょっとした旅行の秘けつを紹介していきます。「旅行に関するちょっとした気づき」をみなさんにお伝えすることができたらとてもうれしいです

最近の海外旅行で変圧器は不要?

一般的な日本の電化製品は100Vの電圧に対応できるように作られています。しかし、アメリカでは120V、ヨーロッパでは240V程度に設定されていて、日本の電化製品をそのままコンセントにつないでも使えません。同じアジア内でも中国やタイ、シンガポールやフィリピンは200~240V、台湾や韓国は100~120Vと変わってきます。

その電圧を調整してくれるのが変圧器です。変圧器にはアメリカ用、アジア用、ヨーロッパ用など、方面別に作られていて、変圧器を介して電化製品をコンセントにつないで使用したり、充電したりすることができます。

海外旅行へ行く際は、この変圧器を目的地別に購入する必要があり、一度しか行かない目的地のために購入するのがもったいないと考える人もいると思います。しかし、最近では変圧機能が内蔵され、世界の電圧環境に対応したユニバーサルタイプの電化製品・電子機器が増えています。

海外旅行で使用する機会が多いスマートフォンやデジタルカメラ、電気シェーバーなどにはこのタイプがよく見られます。ユーザー数の多いiPhoneも100~240Vの電圧に対応できるユニバーサル仕様であるため、海外で普通に充電できます。

ユニバーサルデザインか否かは電化製品や電子機器の説明書や充電器に書かれていることが多いので、事前に確認しましょう。

変圧器があっても充電できない製品もある

海外旅行の際、変圧器があれば必ずしも充電できるかと言えば、決して「Yes」ではありません。消費電力が大きいヘアアイロンやドライヤーは変圧器の定格容量を超えてしまうことがあります。今はほぼすべてのホテルにドライヤーが用意されていますが、自前の物を持って行きたいときには、コードレスタイプのものをひとつ購入しておくと良いでしょう。

おすすめ①
  • funks
  • Lifuwaコードレスドライヤー

  • 税込み14,800円(Amazon)
  • 充電式のコードレスドライヤーは最長35分使用可能

  • コードレスタイプになっているので、日本で充電して海外で使用することができます。ACアダプターを使う場合は100~240Vまでの電圧に対応しています。

海外旅行ではコードレスタイプのドライヤーがあれば、万が一プラグや電圧が合わなかったときも安心です。こちらのドライヤーは240Vまで対応しているので、大体の旅行先でも使えそうです。温風はもちろん冷風も出るようになっていて、それぞれ3段階で調整できます。

発展途上国を旅行するときには注意

発展途上国のなかには電気の供給が不安定で、電圧が100V程度のときもあれば300Vにまで上がってしまうこともあります。特に中国のローカル地域やインド、アフリカなどは要注意です。そのような地域では変圧器も対応できず、無理やりコンセントにつなげると電化製品が壊れてしまうことも。海外旅行では大容量タイプのモバイルバッテリーを持っていくと充電できて便利です。

おすすめ②
  • Anker
  • Power Core 10000

  • 税込み2,990円(Amazon)
  • 海外旅行では大容量のモバイルバッテリーがあると便利

  • 評価の高いAnker社のモバイルバッテリーは10,000mAで、重さわずか180g。フルスピード充電も可能ですが、消費が激しいので海外では通常モード充電がおすすめ。

海外旅行の際、モバイルバッテリーはスーツケースのなかに入れて預けられないので要注意!機内に持ち込みできるタイプとなると10,000mA程度のものがおすすめです。最新のiPhone11であれば2回フル充電できる容量が含まれています。

変換プラグに要注意!

ユニバーサルデザイン仕様の電化製品や電気機器が増えてる昨今、海外旅行で本当に重視しなければいけないのは変圧器ではなく、プラグなのかもしれません。電源プラグの形状は8種類あり、日本では一般的となっている二つ穴タイプのプラグは海外にのコンセントに対応していない可能性が高いです。

せっかく電圧が合っていても、コンセントにつなげないのであれば意味がありませんよね。このような事態を防ぐために、マルチ変換プラグを準備しておくのがおすすめ。ほぼすべてのプラグに対応しているので、目的地に合わせてその都度購入する必要がありません。

おすすめ③
  • Sublimeware
  • 海外変換プラグ

  • 税込み10,298円(Amazon)
  • 150か国以上のコンセントに対応している万能型海外変換プラグ

  • USBポートが4つついているため複数のスマホやタブレット、パソコンの充電が可能。充電の速度も早く、アクティブ派の人におすすめのプラグです。

渡航先に合わせてプラグを購入するとお金もかかるし、プラグの量もかさみます。購入するなら絶対にマルチ変換プラグがおすすめ。こちらのプラグはほぼすべての国に対応しているため、ひとつ購入しておけばずっと使うことができます。優先的に必要な機器に充電するスマートパワーマネジメントがついているなど、機能面は非常に優秀です。寸法は14x10x10 cm、重さは68gと軽量で、荷物のスペースを取りません。

まとめ

変圧器は必ずしも必要とは言えませんが、旅行前には必ず現地の情報を調べておくといいでしょう。また変圧器は必要なくても、マルチ変換プラグはひとつ持っておくだけで非常に重宝します。ホテルのフロントが貸し出していることもありますが、やはり日本製のものが安心です。旅行好きな人はひとつ持っておくことで、ずっと使えるでしょう。

実体験重視の専業ライター
Haruki
某大手旅行業者に6年勤務。添乗員を経験し、多数の国や国内のエリアをめぐってきました。今はその経験を活かし、主に旅行記事を中心に手掛けています。映画やファッション、家事など自分興味のあることを中心に実体験に基づいたリアルな記事を書くように心がけています。

  • LINEの友達登録をお願いします!

    LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!

    友だち追加

    XでMoovooをフォロー!