電球のサイズや種類、正しい選び方を解説 日本照明工業会に聞きました

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電球のサイズや種類、正しい選び方を解説 日本照明工業会に聞きました

電球のサイズや種類、正しい選び方を解説 日本照明工業会に聞きました

信原一貴
2020-01-16

 電球が切れて新しいものを買うとき「どのサイズを買えばいいのかわからない」と迷ったことはありませんか。家電量販店なら店員さんに聞けますが、ネット通販だと特に困りもの。商品名に「口金直径26mm」「E17口金」など馴染みのない記載があって戸惑います。そこで業界団体の日本照明工業会にうかがい、電球のサイズや種類の正しい選び方を聞きました。

照明メーカーの業界団体を取材しました

 日本照明工業会は、2013年に2つの業界団体が合併して設立。照明用光源や照明器具のメーカーなどが会員となり、あかり文化の向上と地球環境への貢献のために、「あかりの日」の活動や、省エネ製品の普及事業などを展開しています。

E+数字、その意味は…

 Amazonの電球ページを見ると、商品名に次のような表記が並んでいます。
 「口金直径26mm」「口金直径17mm」「E26」「E17」……
 うちの切れた電球の替えには、どれが合うの?

 日本照明工業会によると

 電球のE26やE17という表記は、照明器具の口金(差し込み口)の種類を表しています。そのうち26や17という数字は、口金の直径を表しています。Eは電球を発明したエジソンに由来していて、ねじ込み式の口金を表しています。

 つまりE26の電球は、口金が直径26mm。
 E17なら口金が直径17mmというわけです。

 口金のサイズがわからないときは、どうすればいいのでしょうか?

 筆者が調べたところ、口金の直径を定規で測れば確認できるほか、口金にメジャーを巻き付けて外周を測る方法もあります。長さはこちら。
 E26:直径26mm、外周81.6mm
 E17:直径17mm、外周53.3mm

 試してみると、確かにぴったりその大きさでした。
 定規で測ったときの直径の見え方は、この写真のようになります。

 また、一部大手メーカーでは目安として、ペットボトルのキャップを比べる対象にあげています。
 試してみるとペットボトルのキャップは直径約28ミリあり、E26の金口をあてるとほぼぴったり。一方、E17をあてるとスカスカで、分かりやすい見分け方でした。

ほかの口金サイズの電球も

 E26とE17以外の電球も、目にする機会は少ないですが使われています。

 たとえば豆電球にはE10が、寝るときにつけておくナツメ球にはE12が。海外製の照明器具はE14が使われることがあり、器具の対応サイズの記載を確認する必要があります。

電球サイズごとの主な用途
E17 白熱電球やLED電球、ミニクリプトン電球、シャンデリア球など
E26 白熱電球やLED電球
E10 豆電球や表示用電球
E11 ハロゲンランプなど
E12 ナツメ球、常夜灯用電球
E14 ヨーロッパ製の照明器具など
E39 150W以上の大型ランプ

白熱電球か、LED電球か

 白熱電球を買うか、それともLED電球を選ぶか、悩む方もいらっしゃると思います。
 Amazonの電球ページを見ると、一番目立つ位置にはLED電球のコーナーがあります。

 かつてLED電球は「価格が高くて、照らせる範囲が狭い」という欠点がありましたが、ここ10年で性能が向上。日本照明工業会は

 LED電球が登場した当時に、白熱電球と比べて劣っていた点は、いまではほとんどが解消されています。また価格もかなり安くなりました。

 と解説します。

 さらにLED電球は白熱電球より優れた点が数多くあります。
 ひとつは約40000時間もつ長寿命。白熱電球の約40倍で、一般的な使い方だと10年もちます。
 LED電球の普及で「電球が切れる」ことが少なくなったのは、そのためです。

 加えて省エネ性。消費電力は白熱電球の約7分の1で、電気料金が抑えられます。紫外線をほとんど出さないので虫などを寄せ付けにくいという意外な利点もあります。

性能の比較
白熱電球 電球形蛍光ランプ LED電球
消費電力(W) 54W 12W 7.3W
寿命 1000時間 6000-10000時間 40000時間

 日本照明工業会に話をうかがって驚いたのですが、照明の省エネ化を進める政府方針もあり、

 すでに、国内で出荷されている照明器具の99%はLED照明器具です。
 国内で使用されている古い照明器具をLED照明器具に置き換えることで、消費される電力を大幅に減らすことができます。その結果、地球環境に大きく貢献することができます。

 といいます。
 照明の世界も、技術の進歩で様変わりしているんですね。

形や種類も選択肢いろいろ

 ここまで、口金サイズを中心に進めてきましたが、LED電球を選ぶ際は「光の色」「光の広がり」「光の量」「そのほか」にも気を付ける必要があります。専門資料などの情報をもとに、電球の選び方を筆者がさらに解説していきます。

 電球をネットで買おうとすると、口金サイズ以外にも様々な情報が載っています。
 たとえば現在Amazon売り上げランクトップに載っている、こちらの商品を例に見てみます。

PICK UP

  • アイリスオーヤマ
  • LED電球 口金直径26mm 広配光 40W形相当 電球色 密閉器具対応

  • 税込み659円
  •  白熱電球のように広範囲に明るい広配光タイプ。リビング、ダイニング、キッチン、玄関、階段などの照明に最適。

 広配光、40W形相当、電球色、密閉器具対応……さまざまな用語が並んでいます。
 どう商品選びの参考にすればいいのでしょうか?

光色を選ぶ

 LED電球は、光の色が主に3種類があり、好みや用途に応じて買うものを選びます。
 この商品の場合、電球色と書いてありますね。

①電球色
 色温度2600-3250ケルビン。白熱電球や日の出・日の入りの太陽光に近い、オレンジがかった暖色系の光を放つ。安らぎの空間を演出できるので、寝室やお風呂場、トイレなどにも使われます。

②昼白色
 色温度4600-5500ケルビン。正午の太陽光に近い、自然な光を放ちます。リビングなどのほか、色の見た目が変化しないので洋服選びやメイクする部屋に向いています。

③昼光色
 色温度5700-7100ケルビン。蛍光ランプのように白が際立つ光で、清涼感が得られます。文字がくっきり見えやすいので、読書や勉強をする部屋、オフィスにも向いています。

光の広がりを選ぶ

 光の広がり方も、大きく3つのタイプがあります。メーカーにより区分が異なる場合もあります。例にあげた商品では広配光と書いてあった点です。

■全般配光タイプ
 空間の全方向に光が広がるため、部屋の全体照明に最適。シーリングライトやフロアスタンドにおすすめ。商品名に「広配光タイプ」「全方向タイプ」などとつくものが該当します。

■準全般配光タイプ
 空間の下方向に光が広がるタイプ。部分照明としてダウンライトやスポットライト、デスクスタンド、フロアスタンド器具などに向いています。商品名では「下方向タイプ」などと書いてあります。

■集光タイプ
 狭い範囲を照らすタイプで、スポットライトやダウンライト用として販売されています。

明るさを選ぶ

 LED電球のパッケージには「40形相当」「60W形相当」などと書いてあります。例にあげた商品は40W形相当でした。
 これはLED電球が放つ光の量(ルーメン)が、一般電球のどのワット数にあたるのか示したものです。今まで使っていた電球に書いてあるワット数に近いものを選べば、同等の明るさが選べます。

LED電球の明るさ(E26口金)
60形相当 810ルーメン以上
40形相当 485ルーメン以上
30形相当 325ルーメン以上
20形相当 170ルーメン以上
LED電球の明るさ(E17口金)
40形相当 440ルーメン以上
25形相当 230ルーメン以上

 このほか電球にはボール形、T形など特殊な形のものもあります。切れた場合は同じ形の商品を選べるようチェックしてください。

LED電球の注意点は?

 白熱電球用の調光器がついた照明器具に、LED電球をつける際は注意が必要です。

 調光器非対応のLED電球を使うと、調光器や電球に悪影響が出て、すぐに壊れたり発煙などのおそれがあります。

 「調光器対応」をうたう商品を選ぶようにして、「調光器付器具では使用不可」などと記載がある商品は取り付けないでください。

 そのほかLED電球は、以下の照明器具では使えないことがあります。

<密閉型の照明器具>
 ランプの電子回路が高温になり壊れやすくなるため、使用できない場合がある。密閉型器具対応の電球を選ぶ。

<断熱材施工の照明器具>
 ダウンライトのある天井に断熱材が敷き詰めてある場合、熱の逃げ場がなく壊れやすくなる。断熱材施工器具対応の電球を選ぶ。

<人感センサー機能がついた照明器具>
 調光器と同様に、LED電球によっては使えないものがある。



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