おすすめのパイプクリーナー20選!【洗剤の種類や使い方も紹介】
排水口の詰まりやぬめりを解消してくれるパイプクリーナー。パイプユニッシュやパイププロが有名ですが、最近はカインズやダイソーでもオリジナル商品を販売しています。一般的な液体タイプのほかに、粉末タイプやブラシ・ワイヤー・真空式などの道具タイプもあり、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
今回は、パイプクリーナーの選び方や正しい使い方を解説します。
目次
パイプクリーナーの種類を解説
液体タイプはなじみがあるけど、ほかの種類はよく知らないという人も多いのではないでしょうか?パイプクリーナーは大きく分けて5種類あり、種類ごとに効果を発揮する汚れ・掃除場所が異なります。各パイプクリーナーの特徴を把握し、効果的に使い分けましょう。
①液体タイプ
スーパーやホームセンターでよく目にするのが液体タイプ。液状のクリーナーを排水口からパイプに流し込んで詰まりや臭いを解消します。手を汚さずに使えることと手に入りやすいことがメリットで、多くの家庭で使われているのがこのタイプです。
キッチン周りのぬめりのほか、洗面所の髪の毛詰まりに適しています。
②粉末タイプ
粉末タイプは一般的に業務用として使われています。水と反応すると発泡して汚れに密着。排水管の奥の汚れも取り除けます。使い切り商品が多い液体タイプに比べ、長期保存しやすいのがメリットです。
③ブラシタイプ
日常的な手入れに向くのがブラシタイプ。キッチンや風呂場の排水口などの掃除に効果的です。100均などの低価格なものを購入すれば、汚れても買い替えやすくて便利。少しのぬめりなら、ブラシタイプで落とせる場合もあります。こまめにブラシで掃除しておけば、臭いや詰まりの予防にもつながりますよ。
④ワイヤータイプ
ワイヤータイプは、液体タイプで溶かせない汚れの解消に役立ちます。排水管の中に通して使用するため、ステンレスなど丈夫な素材を選びましょう。あまり見たことがない人もいるかもしれませんが、ホームセンターで売られているカクダイの商品などがメジャーです。長さは40cmほどの短めのものから、5mほどの長いものもありますよ。
⑤真空式タイプ
完全に流れなくなってしまったときに活躍するのが真空式タイプ。固形物によるトイレ詰まりをはじめ、ワイヤータイプでも届かない範囲に原因があるときにも役立ちます。トイレで使うラバーカップのような見た目が特徴で、付属のポンプを動かすことにより強い吸引力を発揮します。主にネット通販やホームセンターなどで購入<が可能です。
液体パイプクリーナーの選び方
手軽に使えて幅広く活用したいなら、液体パイプクリーナーが最適。ほかのタイプもそれぞれ役立つアイテムですが、家庭用には液体タイプが向いています。液体タイプと一口に言っても、成分や粘度はさまざま。洗浄力に関わる部分のため、違いをおさえておきましょう。
①油汚れには「水酸化ナトリウム」・髪の毛には「次亜塩素酸ナトリウム」
液体のパイプクリーナーを選ぶ際は、まず含まれている成分を確認しましょう。主に、水酸化ナトリウム・次亜塩素酸ナトリウム・微生物の3種類があります。
水酸化ナトリウムは、油脂の分解に効果を発揮する成分。キッチンの油汚れはもちろん、人間の皮脂にも反応するため風呂場の排水口詰まりなどにも使えます。
次亜塩素酸ナトリウムは、髪の毛の分解に向いている成分です。洗面台や風呂場など、髪の毛がよく落ちる場所に最適。
中には微生物を使って汚れを分解する液体パイプクリーナーもあります。洗浄力はマイルドなため、臭いやぬめりの予防対策に活用しましょう。
②濃度と粘度に注目 「ジェルタイプ」「濃度1%以上」だと心強い
水酸化ナトリウムの商品を選ぶ場合は、濃度も重要です。濃度1%以上と1%以下のものがあり、洗浄力の強さは濃度に比例します。排水口の詰まり解消が目的ならば、濃度1%以上を。ぬめりが気になる程度であれば、1%以下で問題ありません。
濃度と同じく、粘度も洗浄力に関わってくる重要な部分。粘度が高いほど排水管に長く留まり、髪の毛や油汚れを絡め取ることが可能です。状態がひどいときには、粘度の高い濃密タイプやジェルタイプの表示があるものを選ぶといいですよ。
ぬめり・詰まりに効果的!パイプクリーナーのおすすめ20選
花王やライオンケミカルといった人気メーカーを含む、おすすめのパイプクリーナーをご紹介します。油汚れ・排水口のにおいを解消する、粘度の高い強力ジェルタイプのほか、幅広いブランドの商品をラインナップしました。汚れの原因にあわせて選び、酸性の洗剤と混ざらないよう気をつけて使いましょう。
水酸化ナトリウムを含んだ粘りの強いジェルが、頑固な堆積物や髪の毛に行き届きます。放置時間は最大30分と短く、家庭でスピーディーに手入れしたい方はもちろん、飲食店・美容室のような洗い物が多い施設に最適です。
においが控えめで使用中の不快感が少なく、化学薬品特有の刺激臭に悩まされません。換気をすれば、洗い流したあとも快適です。大容量で残りを気にせず利用でき、定期的な掃除に活躍します。
スリムな容器で掴みやすく、片手で気軽に利用できるのが魅力です。ボトルを押して適量を垂らせば、使いたい箇所と汚れの程度にあわせた調節もラクラク。間取りの小さなアパートやマンションのほか、収納場所で悩む方に最適です。
放置時間は用途に応じて15~30分と短く、手早く掃除できます。コンスタントに使用すると、髪の毛・油脂が原因の詰まりを防げるのがポイント。ECサイトの口コミでは「コスパがよい」と高評価を集めています。
強力成分で髪の毛や石鹼かすを溶かし、浴室トイレ・キッチンのパイプに幅広く使える商品です。コンパクトなボトルは中央がくぼんだ形状のため、片手で操作しやすいのが魅力。洗面台の下へスマートに収納でき、置き場に困りません。
ぬめりや消臭予防の場合は、排水口に7~8滴たらして放置し、水で流すだけ。本格的な詰まり解消は、液体を20回押して注ぐのがおすすめです。高粘度ジェルが絡み、ヘドロ状のしつこい汚れを取り除きます。
容器をプッシュすると、液体が泡状になって出てきます。液だれがしにくく、パイプに長時間吸着するのが魅力です。排水管に塗布後30分放置するだけの簡単ケアで、キッチンのシンクや浴室をスムーズな水流れに導きます。
ECサイトの口コミでは「消臭できた」「ユニットバスの水流が改善」との声が見受けられます。長年溜まったヘドロを溶かしたい方・普段のこまめな掃除が苦手な方に向いています。
業務用並のパワーを誇る洗浄力で、排水管の壁面に付着した油脂を除去します。原液を直接注いでつけ置きするだけのスピーディーな作業が可能。ボトルに取っ手が付き、量の調節がラクラクなのはうれしいポイントです。
成分に3.3%の水酸化ナトリウムを含み、キッチン・洗面所の清掃に役立ちます。最後に水で流せば、汚れと一緒にぬめりやにおいも取れ、クリーンな仕上がりに。定期的に使用して、詰まるのを防ぎましょう。
1Lの大容量で、残量を気にせず使えるのが魅力です。付属のノズルを装着すれば、液の出しすぎを防止し、効率よく掃除をこなせます。ハンドル付きで操作・移動がしやすく、女性やお年寄りの方も気軽に使用可能です。
ジェルは色付きのため、塗布箇所が一目で分かります。ピンポイントで汚れに液体をかけられ便利です。塩素系のきつい刺激臭を抑え、薬品のにおいを心配しなくても大丈夫。浴室の清掃用に、1つ常備しておいてはいかがでしょうか。
洗面所からキッチンまで、幅広い場所に活躍します。液体の濃度が高く、使用後にこすり洗いの必要はありません。悪臭の元になる食用油や石鹸かすといった汚れを、くまなく取り除きます。
希釈せずそのまま気になる排水口・パイプに直接かければOK。しばらく置いてから水で流すだけで、手軽に利用できます。ECサイトの口コミでは「家じゅうの排水管に使える」「詰まりが解消された」と好評です。
ベルギー生まれのメーカー・イージム製の、100%植物成分クリーナーです。天然由来の酵素が、キッチンの汚れやぬめりに働き、高速で分解。パイプを通ったあと常在するバクテリアが活性化し、排水をキレイにするので、気軽に利用できるのはうれしいポイントです。
ボトルを押してキャップ下タンクに溜まった液を、排水口に流して6~7時間放置するのがポイント。はじめのうちは毎日使い続けると効果が高まります。海外製品らしいスタイリッシュなパッケージは、収納場所を選ばない点が魅力です。
清掃のプロ・茂木和哉氏プロデュースのクリーナーは、使い勝手を重視した上向きノズルを搭載。排水口や便器の裏側といった細かいパーツまで行き届き、操作性に優れた設計です。小回りがきくため、ちょっとした掃除に向いています。
粘りの強いジェルが汚れに密着し、しつこい油脂たんぱく質を溶かします。定期的なメンテナンス・におい取りの場合は、容器を7~8回押せばOKなので、一度の使用が少量で済むのはうれしいポイントです。
水と微生物だけのシンプルな成分で、安全性と環境に配慮した商品です。ぬるま湯と併用して長時間放置すれば、効果がアップします。就寝時や外出前といったタイミングを狙うのがおすすめです。
はじめの3日間は毎夜使用し、その後コンスタントに排水口へ流すと、ぬめり・悪臭を防げます。薬品のような刺激臭がなく、ナチュラル志向の方に最適です。ECサイトの口コミでは「じわじわ効く」「全然におわない」と驚きの声が見受けられます。
ジェルの粘りが強く、排水管の内側に溜まった頑固な堆積物に長時間吸着します。5.5㎏とたっぷり入った液は、残量を気にせず使えるのが魅力。自宅はもちろん、ヘドロが付着しやすい飲食店やオフィスに活躍します。
濃度の調節は必要なく、原液のまま利用できて便利です。家じゅうの排水口・パイプに使えるため、コスパに優れた一品。本格的な詰まり除去のほか、軽いぬめりやにおい取りに向いています。保管時は横倒しにしないよう注意してください。
キッチンからトイレまでマルチな用途に活躍し、悪臭の元となる汚れを除去。微生物と酵素がヘドロ・ぬめりを分解し、清潔な状態へ導きます。シンプルな材料で、流したあとの水に悪影響を与えにくいのがポイントです。
4Lと容量が多く、毎日の掃除用に使えます。状況に応じて量を調節すればOKと、コスパに優れた逸品。液中の微生物は生きているので、呼吸のために時折ふたを開けましょう。
髪の毛や油に浸透し、30分のつけ置きで着実に溶かします。業務用に可能な威力を持ち、長年の蓄積による汚れ・詰まりに最適です。手が届かない場所のほか、複雑な形状の排水管トラブルに役立ちます。
本格的な詰まりには本体の2分の1、定期的な悪臭・ぬめり予防の場合は100mlを注げばOK。アルミ製パイプへの使用は控えましょう。築年数の古い建物に1つあると、いざというときに活躍します。
発酵臭が少なく、微生物由来のクリーナーに抵抗がある方も使いやすいアイテムです。軽いぬめりから頑固な油脂まで幅広く対応し、家全体の清掃に活躍。自宅の排水口を一度にきれいにしたいタイミングで利用すれば、菌が効率よく分解します。
しばらく水道を使わない就寝・外出前が適しています。最初の1か月は週に一度、以降は2週間おきに使うのがベストです。継続するとヘドロができるのを防げて、悪臭対策に役立ちます。
排水管詰まりの原因となる、ぬめり撃退に特化したクリーナーです。キッチンをはじめ、浴室・洗濯機の排水口と幅広く利用できます。一軒家や古い建物の悪臭に悩まされている方にぴったりの商品です。
使い切りタイプで保存が効かないので、家の排水口清掃を一度に行うのに向いています。4時間以上の放置が望ましく、水を流す間隔が空くほど効果がアップ。旅行や出張のような、しばらく家を空けるタイミングで使うとベストです。
排水管の奥まですばやく浸透し、最大10分放置するだけで、食品や髪の毛のような詰まりの原因をスピーティーに除去。次亜塩素酸塩入りで消臭もできる点がメリットです。
塗布前に、排水口の水分をできる限り取り除くのがポイント。あとは100g~をパイプに流し入れて放置してください。お風呂の詰まりに悩んでいる方や、においが気になる方におすすめします。
水酸化・次亜塩素酸ナトリウムの両方を含有し、石鹸かすから食品の残りまで、マルチに活躍します。消臭やぬめり予防の場合は少量で済み、長期間利用できるため、クリーナーを頻繁に購入する必要はありません。
800gのボトルは女性も持ち上げられる重さで、運んでさまざまな場所に利用できます。放置時間は最短30分と、家事や仕事の合間に行なえるのがメリットです。ハンドル付きで注ぎやすく、操作性に優れています。
定期的なメンテナンスに活用すれば、キッチンまわりと洗面所のぬめりやにおいを取り除き、きれいな状態をキープできます。
パイプの内側に高粘度ジェルが吸着し、素早く溶かします。待ち時間が10分と短く、作業を効率よく行えるのはうれしいポイントです。ECサイトの口コミでは「汚れがすっきり落ちた」「においがきつくない」との声が見受けられます。
自然界にいる微生物の力を利用した、環境にやさしいクリーナーです。初回はキャップ1杯の液を、2度目以降は少量を流すだけで効果が持続します。時間をかけて分解し、詰まりと消臭の対策におすすめです。
使用を続けると、排水管内にバクテリアが定着し、約1~5日かけて汚れを分解。活性化するあいだは新たなぬめりの発生を抑えます。定期的なメンテナンスに取り入れるとベストです。
粘りの強い液が排水管の奥まで浸透し、着実に溶かします。頑固な堆積物や、絡まって取りづらい髪の毛の除去に最適です。大容量なのに200円前後と安く、まとめ買いをおすすめします。
取っ手と上向きノズル装備で扱いやすく、使用・保管時の漏れを防ぎます。キッチンから洗面台まで幅広い場所に利用できるため、1本あると便利。販売サイトの口コミでは「惜しげなく使える」「液がとどまり汚れがとれる」と好評です。
液体パイプクリーナーの正しい使い方と注意点
液体パイプクリーナーは簡単に使えるのが魅力ですが、慎重に取り扱うことが重要です。換気を行ったうえで、「混ぜるな危険」や「放置時間」などの表記を厳守することが大切。肌への刺激が強いため、ゴム手袋やゴーグルなどを着用しましょう。
一般的な使い方は「注ぐ・放置・流水」の3ステップ。液を注ぐ前にヘアキャッチャーなど排水口の部品を取り除き、40℃前後のお湯を排水管に流しておくと効果的です。放置後は汚れの原因をすっきりと押し流すため、たっぷりの水で流すのがポイント。
3~6か月に1度を目安として、臭いが気になる場合は週1回程度使用しましょう。
液体パイプクリーナーでも解消できない場合の対処法
液体パイプクリーナーで汚れや詰まりを解消できない場合は、ワイヤーや真空式タイプとの合わせ技も効果的です。
先端がらせん状のワイヤータイプである程度の汚れを削ぎ落とし、液体タイプを流し込んでみましょう。真空式タイプを使用する際は周りに水が飛び散る恐れがあります。新聞紙などで周辺をカバーしておきましょう。
頻繁に詰まってしまう場合は、液体とあわせてワイヤー・真空式を備えておくと便利ですよ。固形物の対処には、水切りカゴを設置するなど未然に防ぐ工夫も大切です。いろいろ試しても流れが良くならない場合は、業者に依頼しましょう。
高圧洗浄機の活用もおすすめ
外回りの排水溝トラブルには、高圧洗浄機を活用するのもおすすめ。排水管に高圧の水を噴射すると、こびりついた汚れを落としやすくなります。高圧洗浄機は外壁や窓の洗浄にも役立つため、1台で何役も兼任してくれる優れもの。ベランダで水を使う機会が多い人は、備えておくと便利ですよ。
高圧洗浄機は浴室の掃除にも効果的。排水口のぬめりや隙間の汚れを洗剤を使わずに落とせます。エプロンと呼ばれる浴槽の側面を覆うカバーの内側は、湿気がこもりやすく、カビが発生しやすい場所。高圧洗浄機を使って浴室を隅々まできれいにしてみてはいかがでしょうか。
パイプクリーナーで排水口の汚れや詰まりを解消!
液体・粉末・ワイヤータイプなど、種類が豊富なパイプクリーナー。ついつい適当に購入しがちですが、間違ったものを選んで効果が半減するようでは意味がありません。購入後も注意点をよく確認し、正しい使い方をすることが重要です。今回お伝えした内容を参考にしながら、トラブルに効果的なパイプクリーナーを選んでみてくださいね。
関連記事はこちら
日用品の記事はこちら
-
LINEの友達登録をお願いします!
LINE限定で、毎週の人気記事を配信します!
XでMoovooをフォロー!
Follow @moovoo_