
珪藻土バスマットのお手入れ方法とは?カビなどの対処法や予防方法を解説
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濡れてもすぐに乾く珪藻土バスマット。浴室前の空間を快適に使えるためメリットが多く人気があります。
しかし、放置していると異臭やカビが発生するため、珪藻土バスマットを長く使うためには、適切に手入れをする必要があります。
そこで、ここからは珪藻土バスマットの適切なお手入れ方法や、カビなどの対処法・予防方法を紹介していきます。
珪藻土バスマットとは?
珪藻土バスマットとは、名前の通り珪藻土でできたマットです。珪藻土とは藻の一種である珪藻の化石が堆積してできた土や岩などの堆積物のことです。
一般的なバスマットは布製ですが、珪藻土バスマットは固い板上のタイルのような形をしています。そのため、高い場所から落とすと割れてしまうので注意してください。
珪藻土はバスマット以外でも使われることが多いです。その最大の特徴は無数の穴が開いている岩ということです。この無数の穴は通気性が良いだけでなく、吸水性と発散性に優れているため、濡れたとしてもすぐに吸い取り、吸い取った水分を効果的に乾かすことができます。
珪藻土バスマットの種類にもよりますが、表面はざらざらしており足の裏の水分を効果的に吸収しながら滑りにくくなっています。
家族が複数人いる場合、布製のバスマットを使っていると最初の人以外は湿ったバスマットを踏むことになるでしょう。
珪藻土バスマットであれば、自分の前に誰かがお風呂を使ったとしても乾燥した状態のバスマットを使えます。
珪藻土バスマットのデメリット
珪藻土バスマットは速乾性があり、便利に利用することができます。しかし、使い方を間違えるとデメリットと思える問題が発生するかもしれません。
適切に手入れするためにも、珪藻土の使い方を間違えた場合のデメリットを見ていきましょう。
異臭がする
珪藻土バスマットは湿度が高い浴室に置くことが多いです。
いくら乾燥しやすい珪藻土バスマットでも、湿度が高い状態が続けば雑菌が繁殖して生臭いような異臭がすることがあります。
特に足の裏が触れるため、細かい汚れが蓄積しやすく異臭の原因になります。
カビや黒ずみが目立つ
さらに珪藻土バスマットが常に湿っている状態が続けば、乾燥しやすい性質を持っていたとしてもカビなどが生えてしまいます。さらにそのまま放置すれば、カビの根が深くまで伸びてしまい、掃除しても落ちない黒ずみになります。
また、珪藻土バスマットは細かい穴が無数に開いているため、細かいゴミが詰まりやすいです。例えば、お風呂で足の裏をしっかりと洗えていなければ短期間で汚れが目立つようになります。
使い方を間違えると歪む・割れる
先程のような、カビや異臭は珪藻土バスマットが湿っていることが原因で発生します。そのため、適切な方法で乾かさなければなりません。
しかし、湿った状態の珪藻土バスマットを直射日光に当てて乾かすと歪んでしまうことがあります。もし、歪んだ状態で体重をかけると割れてしまいやすくなります。
また少しの段差にも弱く、段差があるところに珪藻土バスマットを置いて上に乗っても、割れることがあるため注意が必要です。当然ですが、高い位置から落としても割れてしまいます。
処分するのがめんどくさい
一般的なバスマットを処分するときは「可燃ゴミ」になります。そのため、そのまま普段のゴミと同じように処分することができます。
しかし、珪藻土バスマットは「珪藻土」という土でできており、植木鉢や陶器のような扱いになることが多いです。実際に地域によって不燃ゴミに分類されることもあれば、粗大ゴミになることもあります。もし粗大ゴミに分類されれば捨てるのにお金がかかることになります。
このように割れたり、汚れが目立ったりすることで捨てようと思っても、確認やゴミ出しに時間や手間がかかり「めんどくさい」と感じやすいです。
珪藻土バスマットのお手入れ方法
珪藻土バスマットを綺麗な状態で長く使うためにも、どのように手入れをしたら良いか見ていきましょう。
よく乾かす
珪藻土バスマットの吸水性は高いですが限界があります。水を多く吸い過ぎた状態だと、それ以上吸収できなくなってしまいます。そのため、珪藻土バスマットが水を吸わないときは、乾かしてください。
できれば毎回乾かすことによってカビや異臭の発生を抑えるため、小まめに乾かすようにしましょう。

珪藻土バスマットを乾かすに適しているスタンドですが、他の板状のものを乾かすときにも利用できます。
水などで洗う
珪藻土バスマットの汚れがひどくない場合は、水洗いで簡単に汚れを落とすことができます。しかし、しばらく放置したような頑固な汚れは水洗いでは落ちないため、定期的に珪藻土バスマットの汚れをチェックしておくのがおすすめです。
このとき洗剤を使ってしまうと、洗剤の細かい粒子が珪藻土の細かい穴に詰まってしまい、吸水性が落ちてしまうため注意してください。
中には洗うことができる珪藻土バスマットもあるため、長く使いたい場合はメンテナンスしやすい商品を選ぶと良いでしょう。
水洗いをしたあとは湿っていると吸水性は落ちてしまうため、しっかりと乾かしてください。
汚れたら削る
珪藻土バスマットの表面についた水洗いで落ちない汚れは、紙やすりで削ることで落とすことができます。削ったカスが小さな穴に入り込んでしまうことがあるため、削ったあとは水で流してください。
また、奥まで汚れている場合は深く削る必要があります。しかし、深く削った部分は薄くなるため、圧力をかけると割れやすくなるので注意してください。
珪藻土バスマットを長く使い続けるためには?
珪藻土バスマットは「石」などに近い板上であるため、布製のバスマットと比較すると耐久性は低いといえるでしょう。
そのため日々綺麗に使っていても小さなヒビが入り、次第に大きくなっていって最終的に割れてしまうことが多いです。割れた表面は尖っているため、そのまま使い続けるのは危険です。
しかし、珪藻土バスマットの割れ方にもよりますが、半分になるような大きな割れ方をした場合、割れた箇所を砕き紙ヤスリで削れば、再び使うことができます。
まだ、使って間もない珪藻土バスマットが割れてしまった場合や、小さな塊りになるようであれば、バスマット以外の使い方をしてみるのもおすすめです。
割れた珪藻土バスマットの状態が良ければコースターや食器を乾かすときなどに使えます
まとめ
珪藻土バスマットは吸水性が抜群であるため、浴室前を快適に使うことができます。しかし、雑な使い方をすれば汚れが溜まってしまい、白くて綺麗なバスマットが黒くて汚くなってしまいます。
簡単な汚れであれば、水洗いで簡単に落とすことができます。水洗いでも落ちないような頑固な汚れは紙やすりで削って綺麗にしましょう。
また、珪藻土バスマットは湿っていると吸水性が落ちるだけでなく、カビが発生する原因にもなります。そのため、定期的に日陰が乾かすようにしてください。
乾かすときは注意しないと倒れて割れてしまうので、専用のスタンドなどを使うのがおすすめです。適切に手入れをすれば長く使うことができます。もし綺麗な状態で割れてしまったら、紙やすりで削ってコースターや水切りマットとして使うのも良いでしょう。