〈プロ解説〉ベビー布団、おすすめ8選 サイズ選びのポイントも紹介
赤ちゃんが安心して眠るために必要なベビー布団。商品によってセット内容やサイズ、使われている素材などに違いがあります。
この記事では、乳幼児睡眠コンサルタントの和氣春花さんに、ベビー布団を選ぶポイントとおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
▼なお、新生児の寝かせ方については、以下の記事を参考にしてください。
まずは、筆者が選ぶベビー布団4選
おすすめポイント
我が家でも使用している標準サイズ(70×120cm)の敷布団です。6cm厚のポリエステル固綿(かたわた)が、しっかりと赤ちゃんを支え、沈み込みや窒息を防ぎます。日本製なのも安心できるポイントです。販売サイトにもなぜ硬めがよいのかという記載がされていて、赤ちゃんの体のことを考えて作られた布団だとわかります。二つ折りにできるので、簡単に干したり立てかけたりすることが可能。持ち歩きや片付けも簡単です。
おすすめポイント
赤ちゃんの体をしっかりと支えてくれる固綿敷布団です。ミニサイズ(60×90cm)と標準サイズの両方があります。日本製のポリエステル綿を使用し、6cmの厚みがあります。通気性がよく、汗っかきの赤ちゃんにぴったりです。6色(アイボリー/サックス/ピンク/ベージュ/クリーム/グレー)の無地から選べます。二つ折りができるので、干したり収納したり、持ち歩いたりするのが簡単です。
おすすめポイント
三次元スプリング構造のファイバー素材を使用した、通気性が高い敷布団です。蒸れにくく、万が一うつ伏せになっても、一般的な敷布団よりは呼吸しやすくなっています。長く使える標準サイズです。高反発のため、体が沈み込んでしまうのを抑え、しっかり支えてくれます。赤ちゃんの関節や骨に負担がかからないように、体圧も分散してくれます。外側のカバーだけでなく、中材も取り出して丸洗いが可能。二つ折りができて、専用のキャリーケースも付属するため、持ち歩きに便利です。
おすすめポイント
側生地にダニの侵入を抑制する「マイクロシルスター生地」を使用した固綿敷布団です。ホコリがでにくく、綿よりも乾きやすい素材なので、手入れも簡単。ミニサイズと標準サイズの両方があります。赤ちゃんの体の発達を考慮して、硬めに作られています。厚みは6cmと分厚く、しっかり骨格を支え、沈み込みによる窒息のリスクも軽減します。滋賀の工場で作られた国産の布団です。二つ折りができて、干したり持ち歩いたりしやすく、ラクに扱えます。
ベビー布団の選び方、Q&A
ベビー布団の選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、ベビー布団を必要最低限で揃えるなら?
Photo by iStock
和氣 春花さん
すぐに必要なアイテムは、敷布団とシーツのみ。6点セットや7点セットの場合、枕や掛布団なども一緒に入っていますが、それらを0歳の赤ちゃんに使用するのは、窒息などの危険が伴います。体が自由に動かせるようになる1歳以降までは、クローゼットなどにしまっておきましょう。
枕については、背骨の構造上、少なくとも小学校に上がるくらいまでは必要がありません。
頭の形の対策としてドーナツ枕を使用される方もいますが、そのままうつ伏せになってしまうと窒息のリスクがあるため、夜寝る際など、親の目が離れるときには使用しないことを推奨します。
筆者提供
また、やわらかい掛布団も、顔にかかってしまったり、うつ伏せで寝て顔が埋もれてしまったりすると窒息のリスクがあるため、少なくとも0歳のうちは使わないほうが安全です。
代わりの寒さ対策として、スリーパーやスリーピングバッグなど、袖を通して着る布団の使用をおすすめします。
Q2、敷布団の硬さはどのくらいがいい?
Photo by iStock
和氣 春花さん
敷布団は「硬め」をおすすめします。赤ちゃんの骨や筋肉は未発達なため、ある程度の硬さがあるほうが、体が安定し動きやすくなります。
また、やわらかい敷布団を使用すると、寝返りなどでうつ伏せになった際に、顔が埋まって鼻や口が塞がってしまう危険性があります。
注意すべきは、寝返り前の月齢でも、何かの拍子にうつ伏せになってしまう場合があるということです。反射などで体が反応した際に、勢いでひっくり返ってしまうこともあります。そのため、新生児のうちから、硬めの敷布団を使用することを推奨します。
和氣 春花さん
そうは言っても、硬ければ硬いほどいいというわけではありません。やわらかすぎる布団は避けて、適度な硬さのものを選ぶようにしましょう。
Q3、ベビー布団のサイズの選び方は?
筆者提供
和氣 春花さん
赤ちゃんの寝床のサイズにあったものを選びましょう。一般的に、ベビー布団のサイズには、70×120cmの標準サイズと60×90cmのミニサイズの2種類があります。
対象月齢としては、標準サイズは新生児〜24か月ごろまで、ミニサイズは新生児〜12か月ごろまでのものがほとんどです。ミニサイズを使用していて、小さくなったと感じる場合は、標準サイズへの買い替えが必要になります。
大は小を兼ねるという発想で、大人用の布団を使用される方もいますが、狭いお腹の中で安心していた赤ちゃんは、あまり大きすぎる寝床では寝つきにくいことがあります。
また、先述の体の発達への影響や窒息リスクを鑑みても、赤ちゃん専用のものを使用することを推奨します。
ベビー布団、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるベビー布団の中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。掛布団は、1歳以降で体が自由に動かせるようになってから使用するようにしましょう。
- 西川リビング
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ベビー組ふとん6点セット スヌーピー
- 税込み22,000円(楽天市場)
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日本製の高品質なベビー布団セット
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各産地のこだわりや特徴を活かして商品開発を行っている、西川リビングのベビー布団セット。やさしい雰囲気を感じるスヌーピーのデザインが人気のポイントです。
敷布団は硬すぎずやわらかすぎず、ちょうどいい硬さで、赤ちゃんの快適な睡眠をサポートします。日本製なので、国産にこだわりを持っている人にもおすすめです。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
内容 |
素材 |
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【筆者おすすめ】 6歳までの寝具図鑑 こどものふとん 6cm厚の固綿 しっかりマットレス |
厚みのある固綿で沈み込みを防ぐ |
幅70×奥行120×厚さ6cm |
敷布団 |
側生地/綿100%、中材/ポリエステル固綿100% |
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【筆者おすすめ】 アン・ドゥ・ドゥ ベビー固綿敷布団 無地 |
好みにあわせて選べる豊富なカラー |
約幅70×奥行120×厚さ6cm |
敷布団 |
側生地/ポリエステル100%、中綿/ポリエステル100%(日本製) |
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【筆者おすすめ】 理想の生活館 洗えるベビーマットレス エアインパクト |
通気性がよく、快適な寝心地 |
約幅70×奥行120×厚さ3cm |
敷布団 |
外カバー/ポリエステル100%(ハニカムメッシュ)、詰めもの/ポリエチレン樹脂 |
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【筆者おすすめ】 ベビーのおみせ ミュッケポッケ マイクロシルスター生地固わた敷布団 |
軽くてなめらかなマイクロシルスター生地 |
幅70×奥行120×厚さ6cm |
敷布団 |
側生地/ポリエステル100%(マイクロシルスター)、中わた/ポリエステル100%(固わた) |
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西川リビング ベビー組ふとん6点セット スヌーピー |
日本製の高品質なベビー布団セット |
幅70×奥行120cm(敷布団) |
掛布団、敷布団、枕、掛布団カバー、フィットシーツ、枕カバー |
側生地/綿100%、詰めもの/ポリエステル100%(敷布団) |
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サンデシカ 全部洗える お昼寝布団5点セット |
すべて丸洗いでき、手入れしやすい |
新生児用/約幅68×奥行118×厚さ2.5cm、園児用/約幅68×奥行118×厚さ3.5cm(敷布団) |
敷布団、掛布団、敷布団カバー、掛布団カバー、撥水カバン |
ポリエステル100%(敷布団) |
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baby.e-sleep(ベビーイースリープ) はらぺこあおむしベビーふとん9点セット |
鮮やかなはらぺこあおむしのデザイン |
幅70×奥行120cm(敷布団) |
掛布団×2、敷布団×2、掛布団カバー、フィットシーツ、枕、枕カバー、洗濯ネット |
表生地・中綿/ポリエステル100%、裏生地/ポリエステル65%・綿35%(敷布団) |
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エムール お昼寝布団 5点セット 天竺ニットカバー仕様 |
安心して使いやすい生地が魅力 |
約幅70×奥行120×厚さ2.5cm(敷布団) |
掛布団、敷布団、掛布団カバー、フィットシーツ、専用バッグ |
ポリエステル100%(敷布団) |
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