ジャンプスターターおすすめ10選 1つあれば災害時にも安心
JAF(日本自動車連盟)によると、2022年度の1年間に寄せられた救援依頼は219万件以上だったそうです*。そのうちなんと4割がバッテリー上がりによる救援依頼ということです。せっかくのお出かけが台無しにならないよう、事前の点検はしっかり行いたいですね。
ただ、温度が急激に低くなる冬季や長距離ドライブ時など、車はいつバッテリー切れを起こすか分かりません。そんなときにあると便利なのが「ジャンプスターター」です。
これがあれば、バッテリーが上がってしまった車のエンジンをかけることができます。この記事ではジャンプスターターの上手な選び方やおすすめアイテムを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ジャンプスターターを選ぶときのポイント
それではここからは、実際にジャンプスターターを購入するときの選び方を紹介します。使い方はそれほど難しくないジャンプスターターですが、製品選びを間違ってしまうといざというときに「役に立たない」ということもあるので注意が必要です。
まずは自分の乗っている車に使えるのかをしっかり確認!
ジャンプスターターを購入する際には、まずはご自身が乗っている車に使用できるものを選ぶようにしましょう。見るべきポイントは、ジャンプスターターのボルト数や最大電流といった辺りです。
- ボルト数
車のバッテリーの電圧は車種によって異なります。一般的な普通車は12Vです。小型のトラックやバスなどの大型の自動車は24Vのカーバッテリーを積んでいます。それぞれに対応するジャンプスターターを使用しないと、事故の恐れがあるのでまずはここをきちんと確認することが大切です。普通車といってもディーゼル車の場合は特に注意が必要です。
- 最大電流
ジャンプスターターは最大電流(瞬間最大出力)が大きい製品ほど高額となります。しかし、最大電流(瞬間最大出力)が大きい=良い製品ではありません。ご自身が乗っている自動車に合った製品を選ぶのが大事です。
普通車ならば300Aもあれば問題ありません。ミニバンなど少し大型の車種だと400A程度です。トラックやバスなどの大型の自動車、外車、スポーツカー、ディーゼル車など、エンジンをスタートさせるのに大きな電流を必要する車種ならば700A以上の製品を選ぶのが安心です。
バッテリーの容量で選ぶ
ジャンプスターターを購入する際には、容量と種類もチェックしましょう。
- 容量
ジャンプスターターの電気容量は「mAh(ミリアンペアアワー)」という単位で表記されています。この容量が大きいほどパワフルで、長時間の使用に耐えられるということです。ジャンプスターターを使ってエンジンをかけるだけならば、何度も失敗さえしなければそれほど大きな容量は必要ありません。
ただし、最近のジャンプスターターはスマホやタブレットを充電できる製品も多数あります。災害時などに利用するケースを考えている人は、容量の大きめの製品の方がおすすめです。
電池の種類で選ぶ
現在市販されているジャンプスターターに使用されている電池は大きく分けると4つあります。それぞれメリット・デメリットを知ることも大切です。
- 鉛電池
身近な充電池としても馴染みのある鉛電池は、比較的安価で容量が大きめなのが特徴です。さまざまな車種に対応できて、安全性も高いというのがメリットですが、本体サイズ・重量が大きくなってしまう点に注意が必要です。
- リチウムマンガン電池
リチウムマンガン電池は小型で軽量なので持ち運びに困らないというのが大きな魅力。安全性も高いので車に備え付けておくこともできますし、機械の苦手な女性にもおすすめです。しかし、他の電池と比べるとどうしても値段が高くなってしまいます。
- リチウムイオン電池
リチウムイオン電池は軽量コンパクトなので、持ち運びに困らないというのが大きなメリット。難点としては、使い方を誤ると過充電やショート、爆発の可能性があるという点。また、大きな電力を供給できないので、ご自分の車に使用できるかをきちんと確認しておく必要があります。
- リチウムポリマー電池
高い電力容量でありながら、ポケットに収まってしまうほどコンパクトなのがリチウムポリマー電池の大きなメリット。一般的な国産普通車ならば問題ありませんが、あまり大きな電力を供給することはできないので、排気量の大きめな車種にはあまり適した電池ではありません。
その他に見ておくべきポイント
ジャンプスターターを購入する際には上記に紹介した3項目をチェックするのが基本です。その他に見ておくべきポイントとしては以下のものがあります。
- 機能性
ジャンプスターターは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器を充電できるものや、ライトとして使用できる製品もあります。この辺りのプラスアルファの機能性にも注目しましょう。
- 保護機能はあるか?
ジャンプスターターは使い方を誤ると大変危険です。そのため、なるべく「保護機能」を搭載した製品を選ぶようにするのがおすすめです。逆接続やショートによる車やジャンプスターター本体の故障を未然に防げます。
- 防水性
ジャンプスターターは野外での使用が基本なので、雨天のケースを考えて防水性の高い製品が安心です。
ジャンプスターター、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるジャンプスターターの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの製品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- エーモン
-
ジャンプスターター シルバー 4827
- 税込み11,800円(Amazon)
-
PSE適合で初心者にも安心
-
自動車メンテナンスやガレージ用品などを販売するエーモン(エーモン工業が2024年4月に社名変更)の12V車専用モデルです。PSE適合で、5000ccまでのガソリン車と3000ccまでのディーゼル車に安心して使えます。
軽自動車なら20回以上、2000cc車なら9回程度の使用が可能。LEDライトを備え、暗い夜間の作業にもおすすめです。
逆接続や短絡を警告音で教えてくれるので、初心者にも扱いやすい点もポイントです。
外観 |
商品名 |
特長 |
本体サイズ |
重さ |
対象車の目安 |
バッテリー容量 |
ジャンプスターター出力 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日立(HITACHI) ポータブルパワーソース PS-16000RP |
サージプロテクトと9つの保護機能を搭載 |
幅224×奥行94×高さ42mm |
約930g |
12V(ガソリン車4.0L以下/ディーゼル車3.0L以下) |
16,000mAh |
300~600A |
|
カシムラ(Kashimura) ジャンプスターター 7200mAh KD-238 |
各種保護回路機能を内蔵したケーブル付き |
幅154×奥行80×高さ27mm |
300g |
12V(ガソリン車4.7L以下/ディーゼル車2.7L以下) |
7,200mAh |
400~600A |
|
Shell ジャンプスターター 10,000mAh SSL-SJP011 |
長寿命のリチウムポリマーバッテリーを採用 |
幅165×奥行83.2×高さ32.2mm |
400g(+-20g) |
12V(ガソリン車6.0L以下/ディーゼル車2.0L以下) |
10,000mAh |
300~800A |
|
エーモン ジャンプスターター シルバー 4827 |
PSE適合で初心者にも安心 |
幅70mm×奥行137mmx高さ25mm |
780g |
12V(ガソリン車5,000cc以下/ディーゼル車3,000cc以下) |
7,500mAh |
400A(ピーク) |
|
カシムラ(Kashimura) ジャンプスターター KD-151 |
モバイルバッテリーとしても使える小型モデル |
幅137×奥行78×高さ20mm |
240g |
12V(ガソリン車2.5L以下) |
5,400mAh |
200~400A |
|
オメガプロ(Omega Pro) ジャンプスターター OP-JS450CR |
バッテリーを内蔵しないジャンプスターター |
幅155×奥行60.5×高さ220mm |
約1,400g |
12V(ガソリン車5.0L以下/ディーゼル車3.0L以下) |
記載未確認 |
450~900A |
|
大橋産業(BAL) ジャンプスターター No.2711 |
農耕機や小型船舶のバッテリーにも対応 |
幅188×奥行108×高さ127mm |
1,600g |
12V(ガソリン車6.0L以下/ディーゼル車2.8L以下) |
記載未確認 |
850A(ピーク) |
|
SAYTHING セイシング スタートキューブ PB-1200GX |
小さな次世代型ドライセルバッテリーを搭載 |
幅165×奥行170×高さ90mm |
2,500g |
12V(ガソリン車3.0L以下) |
5,000mAh |
570A(ピーク) |
|
メルテック(meltec) ジャンプスターターMP-2 |
24Vバッテリーのバスやトラックに使える |
約幅210×奥行58×高さ240mm |
約1,600g |
12V/24V |
24,000mAh |
12V/400A、24V/600A(ともにピーク) |
|
fcl.(エフシーエル) BEAST POWER EVO ジャンプスターター |
大型車に対応した12V/24V兼用モデル |
幅247×奥行95×高さ250mm |
2,250g |
12V/24V |
42,000mAh |
12V/1,000~1,500A、24V/1,000~1,500A |
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備えがあればなにかと安心!ジャンプスターターは頼もしい存在
ジャンプスターターのおすすめアイテムや上手な選び方などを紹介してきました。「車のエンジンがかからない!」という状況は、実際に直面したときには非常に困った事態です。毎日の通勤時や緊急の用事の時に車のバッテリーがあがってしまったときなどに、慌てないためにも、ぜひジャンプスターターを1つ用意しておいてください。
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