【検証】マウスパッドの代用品、7種類の使い勝手を紹介
マウスパッドとは、マウスを動かすときに滑りを良くするためのアイテムです。
マウスを快適に操作するためには、マウスパッドがあると便利です。とはいえ、手元にないときなどは、身近にあるもので代用できると助かります。
そこで、7種類のものを使って、マウス操作が快適にできるか検証しました。ぜひ参考にしてください。
まずは、マウスパッドの「メリット」を紹介
マウスパッドを使うメリットは、大きく分けて以下の3つです。
①マウスの滑りがよく、腕や手首への負担を軽減
②マウスのソールが傷むのを保護する
③マウスの反応がよくなる
マウスパッドを使わなくても、一般的なテーブルやデスクなどの上でマウスを操作することは可能です。また、マウスパッドがないからといって、マウスの故障につながることは基本的にありません。
とはいえ、正確な操作が求められるゲームや、長時間のデスクワークなどでは、マウスパッドがあることで、高い操作性や快適な使い心地の実現につながります。
マウスの「読み取り方式」の違い
大きく分けてマウスの読み取り方式には3つの種類があります。
①レーザー式
②LED式
③光学式
それぞれの読み取り方式によって、マウス操作がしやすい「面の材質」に違いがあるので注意が必要です。マウスの違いについては、以下の記事を参考にしてください。
マウスパッドの代用品、ここに注目
マウスパッドの代用品として使うには、以下の条件に適していることが肝心です。
平面であること
平面でなければマウスの操作性を格段に下げます。また、凹凸によってマウスが傷ついてしまうこともあるため、平面である必要があります。
滑りが良すぎないことが大事
一般的なマウスパッドの表面は、滑りすぎないような加工や素材が採用されています。適度な摩擦があることで、マウスを止めやすく、思い通りの操作がしやすくなるためです。
そのため、代用品を選ぶ際には、ある程度摩擦があるものにしましょう。
使用環境にあわせたサイズ選び
マウスパッドのサイズは、デスクワーク環境や用途に合わせたものにしましょう。ゲームやデザインなどの用途に使用する場合は、可能な範囲で大きめのものが使い勝手が良いです。
マウスパッドの代用品を選ぶ際は、用途や環境にあわせてサイズ変更が可能なものだと、使い勝手がよくなります。
耐久性も大事
ゲームなど使い方によっては、激しくマウスを動かす場合があります。正規品のマウスパッドであれば、耐久性も考慮されているものの、代用品を使う場合は、素材の耐久性も考えて選びたいところです。
マウスパッドの代用品7つ、実際に試してみました
今回は、一般的に使用されている「光学式」の読み取り方式を採用しているマウスを使って、実際の使用感を検証しました。
光学式マウスは、裏面の光でマウスの移動を感知するタイプです。
1. 紙(コピー用紙、厚紙)
コピー用紙や厚紙など、紙の種類によって摩擦の度合いに違いがあり、注意が必要ですが、大きさを調整しやすい点がメリットです。
デメリットとしては、薄くて軽く、マウスの操作中に紙がズレやすい点です。
普通のコピー用紙を使った結果、紙がズレてしまい、マウスパッドの代用品としては適さないことを実感しました。
2. ダンボール
「不要なダンボールが家に溜まっている」という方も多いのでは。紙のように種類はいくつもありませんが、ハサミなどでサイズの調整などは可能です。
実際に使ってみて、摩擦に関しては問題ないように感じました。ただ、紙と同様、操作中にズレが起きやすく、使いづらいと実感しました。
3. 新聞紙
同じ紙でも、新聞紙には操作中にズレにくいという特性を実感しました。一方で、光学式マウスでは読み取りの反応が悪く、マウスパッドの代用品としては適しませんでした。
4. カッターマット
今回使ってみて良かったのが、カッターマットです。ザラザラした表面で、滑りやすさや止めやすさは丁度良い印象でした。また、テーブルやデスクの上などに設置してもズレにくいのも高評価につながりました。
ただし、一般的なマウスパッドと比べると、やや摩擦が大きい印象です。マウスを止めるのは問題なくても、操作するうえで腕や手首への負担は大きめです。
デメリットとしては、サイズ調整がしづらいため、使用環境に合わない場合があります。また、自宅などに無い場合は百円ショップなどで手に入るものの、同じ金額で買えるマウスパッドのほうが安心です。
5. 本
本も紙と同じく、表紙の素材によって摩擦の程度が異なります。ただ、本自体の重さによってズレにくいのはメリットです。
本といっても、ある程度のサイズがなければ、マウスパッドとしては使いにくい点に注意しましょう。
実際に使ってみて、ブックカバーのある本では使いやすさを感じました。摩擦の程度も丁度いいです。
6. ハンドスペース
ノートパソコンの「ハンドスペース」をマウスパッド代わりに使うのも手です。ただ、マウス操作によって傷が付く心配があるので注意しましょう。
最近のノートパソコンは、指でカーソルを操作するトラックパッドが広いモデルがあり、マウスを置けないほどスペースが限られている場合があります。そのため、普段使用しているノートパソコンのハンドスペースを確認しましょう。
もし、マウスのサイズに対して、ある程度操作できるスペースがあれば、マウスの「DPI」を変更することで、わずかな操作でも画面全体へカーソルを移動することができます。
7. カグスベール(マウスソール)
意外なものとしては、大きな家具の移動をしやすくする製品を使う方法です。今回は「カグスベール」を使用して検証しました。
直接デスクやテーブルの上でマウス操作をするよりも、マウスの滑りが良く、操作しやすい印象です。マウス専用のソールなどもありますが、「カグスベール」でも大きさを調整することで、マウスにも使えます。
この方法では、マウスの背面に傷がつくのを防ぐ効果もあります。ただ、「厚さ」には注意が必要で、マウスの反応を悪くする場合があります。薄いタイプを選びましょう。
今回の検証では、マウスパッドのない状態よりもマウスを動かしやすくなりましたが、使用環境や使用するマウスによっては、あまり使用感に変化のない場合があるので、注意しましょう。
今回は「カグスベール」をマウスのソール部分に3つ貼り付けて使いました。
まとめ
マウスパッドの代用品として、筆者はカッターマットが一番使いやすいと感じました。ただ、マウスパッドが無くてもマウスを操作することはできますし、せっかくマウスを使いやすくするためにマウスパッドを用意するのであれば、サイズや用途にあったものを選びましょう。
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