〈プロ解説〉直火式ホットサンドメーカー、おすすめ人気13選 使い方も紹介
ホットサンドは、手軽に食事をとりたいときにぴったりなメニューです。パンに食材を挟んで焼くだけなので、トースターでも作れますが、ホットサンドメーカーがあれば、ワンランク上のホットサンドが楽しめます。
キャンプなどのアウトドアシーンでも注目され、パン以外の調理にも使われています。
この記事では、直火式のホットサンドメーカーの選び方や使い方、さらにおすすめ人気商品まで詳しく紹介します。ぜひ参考にしてください。
目次
▼ホットサンドメーカーで作るレシピを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
まずは筆者が選ぶ、おすすめ直火式ホットサンドメーカー4選
① バウルー サンドイッチトースター シングル XBW01
軽量・シンプルで使いやすい
おすすめポイント
発売から40年以上のロングセラー商品で、ホットサンドメーカーの定番。重さは450gと軽量で、片手でも扱いやすいのが特徴です。固定式ではあるものの、コンパクトで使い勝手に優れています。ガス火にのみ対応し、開いたまま小さなフライパンとしても使えます。
② ソト(SOTO) トーストサンドパン ST-951
窒化加工が施された鉄製で手入れも簡単
おすすめポイント
IHやガスコンロなどさまざまな加熱器具に対応した、仕切りのないシングルタイプ。上皿と下皿に分離でき、1枚のフライパンとしても使えます。キズに強くサビにくい窒化加工が施されていて、手入れしやすいのが魅力です。
③ アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 具だくさんホットサンドメーカー IHガス火両用 NGHS ダブル
特殊形状の蝶番で具材がはみ出しにくい
おすすめポイント
ガス火とIHに対応した、仕切りがあるダブルタイプのホットサンドメーカー。累計販売台数28万台を突破した人気商品です。具材をたっぷり挟める深めの構造が特徴で、6枚切りの食パンにも対応します。本体は「フッ素樹脂コーティング」でこびりつきにくく、上下に分離できるので手入れが簡単です。
④ 燕三条キッチン研究所 ホットサンド ソロ 4w1h_001R
食パン1枚で作れて朝食にぴったり
おすすめポイント
食パン1枚でホットサンドが作れるハーフタイプ。弱火で5〜6分加熱すれば完成します。上下のプレートを取り外せる分解型で、片面だけをフライパン代わりに使うこともできます。波形のフチでしっかり圧着されるため、カリッとしたパン耳が好きな人におすすめです。
▼「ホットサンド ソロ 4w1h」を紹介する公式動画がこちら
ホットサンドメーカーは主に2種類
ポイント解説
ホットサンドメーカーには「直火式」と「電気式」の2種類あります。
直火式|火加減を調節でき、アウトドアでも活躍
直火式は主にガス火で加熱して調理を行います。なかにはIHに対応したモデルもあります。
火力を調節して好みの焼き加減に仕上げられ、中の具材までしっかり加熱できます。また、電気が不要なので、キャンプなどのアウトドアでも使えて便利です。さらに、ハンドルが折りたためるモデルであれば、コンパクトに持ち運べます。
電気式|手軽に使えて、焼き加減で失敗しにくい
電気式は電力を使ってプレートを加熱します。スイッチをオンにすればすぐに温まるのが魅力です。
タイマーや本体の過熱を防ぐサーモスタットを搭載しているモデルもあるので、焼きすぎてしまう心配がありません。ただし、本体サイズが大きく、電力が必要なため、アウトドアには不向きです。
直火式ホットサンドメーカーの選び方
ポイント解説
直火式のホットサンドメーカーの種類はさまざまです。選ぶ際に注目したいポイントを7つ紹介します。
① 素材|アルミ材が主流、鉄材は耐久性が高い
多くの直火式ホットサンドメーカーの本体は「アルミ材」ですが、「鉄材」でできたものもあります。
手入れのしやすさで選ぶならアルミ材がぴったりですが、耐久性で選ぶのであれば鉄材がいいでしょう。
鉄材のホットサンドメーカーは、アルミよりも重く、使い始めには油ならしが必要だったり、使用後に水分を飛ばして油を塗って保管したりといった手間がかかりますが、長く愛用できるのが魅力です。
② 一度に焼ける枚数|1枚焼き、2枚焼きが主流
ホットサンドメーカーは、商品によって一度に焼ける食パンの枚数が異なります。
1枚の食パンを折りたたんで焼けるのが、「1枚焼きタイプ」のホットサンドメーカーです。1枚の食パンで作るホットサンドは「ハーフホットサンド」とも呼ばれ、おやつや朝食など、軽めの食事に向いています。
また、食パン2枚を挟んで焼けるのが「2枚焼きタイプ」です。
「ハーフホットサンド」が1つ作れるホットサンドメーカーは、本体サイズが小さく、持ち運びや収納もしやすいです。
③ 仕切りの有無|ダブルタイプは分割できて便利
ホットサンドメーカーには、プレートに仕切りのない「シングルタイプ」と、仕切りのある「ダブルタイプ」があります。
「シングルタイプ」はプレートが広く、そのため多くの具材を挟めます。ただし、食べる際には包丁でカットする手間がかかります。
シングルタイプのイメージ
一方、「ダブルタイプ」はプレートの中央に仕切りがあり、切り分けたいところをプレスしてくれるので、ホットサンドを切り分けやすくなります。
ひとつのホットサンドに収まる具材の量は少し控えめになるものの、包丁で切る手間が省けるのがメリットです。
また、プレスした箇所がホットサンド特有のカリカリした食感になるのもダブルタイプならではといえるでしょう。
ダブルタイプのイメージ
④ パン耳の圧着|カリカリ食感が好みの方におすすめ
ポイント解説
多くの直火式ホットサンドメーカーは、パンの耳ごと焼けるようになっています。そのなかで、パンの耳を圧着するタイプとしないタイプに分かれます。
パンの外側を「圧着するタイプ」は、パン耳のやや内側をつぶすように圧着して焼き上げます。圧着することで中身がこぼれにくくなり、耳がカリカリに仕上がるのが特徴です。
ただし、具材を中心に寄せなければならないので、具を少なめにする必要があります。
一方で「圧着しないタイプ」は、パン全体をプレスするだけなので、具材をたっぷりと挟めます。ボリューム重視な人におすすめです。
注意点として、具の量が少なかったり、薄切りの食パンを使ったりすると、耳がくっつきにくくなります。
⑤ 対応するパンの厚さ|6枚切りが使える製品も
Photo by iStock
ホットサンドメーカーによって、対応するパンの厚さが異なります。多くの場合は8枚切りの食パンに対応していますが、なかには厚めの6枚切りが使えるものもあります。
自分の好みに合わせて選ぶといいでしょう。
⑥ プレートの深さ|パン以外にも用途が広がる
直火式ホットサンドメーカーは、フタをせずにフライパンのようにも使えます。最近では、ステーキや餃子などパン以外の食材を焼くのも人気です。
幅広い用途で使うのであれば、プレートの深さに注目しましょう。本体に深さがあれば、厚みのある食材でもスムーズに挟み焼きできます。
⑦ 手入れのしやすさ|プレートが取り外せるとラク
分解型のイメージ
手入れのしやすさは、上下のプレートが取り外せる「分解型」か、固定されている「固定型」かで分かれます。さらに、分解型でも固定型のように開いたままにできる、両方のいいとこどりをしたホットサンドメーカーもあります。
分解型は、プレートが上下に分離できるためシンクで洗いやすく、持ち運びや収納時に省スペース化を図れます。
ただし、プレスせずフライパン代わりに使う際は、もう1枚のプレートの置き場に困ることがあります。
プレートが取り外せない固定型は、洗うときや乾かす際に場所をとるのがデメリットです。
しかし、しっかり固定されているぶん、開いたままで調理するときに使わないプレートの置き場に困ることがありません。
直火式ホットサンドメーカーの使い方
ポイント解説
「直火式」と聞くと面倒なイメージがあるかもしれませんが、実際は簡単に使えます。いくつか注意すべき点さえ覚えておけば、おいしいホットサンドができるでしょう。
① 本体の内側に油やバターを塗る
Photo by iStock
ホットサンドを作る際、まずは本体の内側に油やバターを薄く塗ります。こうすることで焦げ付きにくくなり、ホットサンドメーカーが長持ちします。
バターを塗ると、パンに焼き目が付きやすく、香りも良くなるのでおすすめです。
② 食パンに具材を少し多めにのせる
続いて、ホットサンドメーカーに食パンをのせ、その上に挟みたい具材をのせます。このとき、具材を少し多めにすることで、パン耳がつぶれてくっつきやすくなり、中の具材がこぼれるのを防げます。
③ もう1枚の食パンをかぶせてフタをする
具材の上にもう1枚の食パンをかぶせたら、ずれないように手で押さえながらホットサンドメーカーのフタをします。最後にハンドルに付いた金具でロックすれば、焼く準備は完了です。
④ 両面を弱火〜中火で加熱する
あとはガスコンロやIHコンロで加熱するだけです。火が強すぎると焦げてしまうので、弱火〜中火で加熱します。
片面につき1分半〜2分程度が目安です。途中でフタを開けて、焼き目をチェックしてもいいでしょう。好みの焼き加減になったら完成です。
ポイント解説
直火式ホットサンドメーカーは、バリエーション豊かなホットサンドを楽しめるのが魅力です。いろいろな具材を挟んで、オリジナルのホットサンド作りに役立ててみてください。
〈編集部PICK UP〉直火式ホットサンドメーカー、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数ある直火式ホットサンドメーカーの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
① CHUMS(チャムス) ダブルホットサンドイッチクッカー CH62-1180
2種類の味を同時に楽しめるアイテム
中央に仕切りがあるダブルタイプ。2枚の食パンを使って、ハーフサイズのホットサンドを2個作れます。左右に別々の具材を入れて、違った味を楽しむのにぴったりです。
本体にはフッ素樹脂膜加工が施され、食材がくっつきにくく汚れを落とすのも簡単です。
おやつや朝食にちょうどいいサイズで、自宅でもアウトドアでも重宝します。
② ヨシカワ(Yoshikawa) あつあつ ホットサンドメーカー SJ1681
お手入れがしやすいフッ素樹脂加工
アルミニウム合金製で、弱火で片面を1分くらいずつ焼けば完成です。フラットな焼き面には、焦げや食材がこびりつきにくい加工をしています。
さらに上面と下面で分解が可能で、お手入れのしやすさもポイントです。
手軽な価格も魅力のひとつ。IH熱源には非対応ですが、重さ350gと軽量のためアウトドアにもおすすめです。
③ 杉山金属(Sugiyama Kinzoku) ツインクッカー KS-3198
特殊構造で焼きムラなく調理
熱伝導性に優れた、厚底のアルミニウム合金を使用。特殊構造を採用しているため、焼きムラなく保温性を保ちながらホットサンドを作れます。
片面だけにしてミニフライパンのように使えば、少量のおかずを調理するのにも活躍します。IH熱源に対応しているのもポイントです。
目玉焼きや焼きそばサンド・焼きりんごサンドなどのメニューが付属しています。
④ アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ダブルホットサンドメーカー XGP-JP02DW
一度にたくさん焼けるダブルタイプ
2枚焼きのホットサンドが、2つ同時に焼けるアイテム。食パンの耳を落とさず、そのまま入るサイズです。
フライパンとして使うことも可能で、朝食やお弁当のおかず作りに重宝します。
フッ素樹脂加工が施され、汚れが簡単に落ちるのもおすすめポイント。ゴシゴシこすらずに済むので、本体をいためません。食洗機にも対応しています。
⑤ スケーター(Skater) ホットサンドメーカー 直火 ALHOS1
キャラクターのかわいい焼き印が特長
本体はアルミ製で、約525gと軽量。表面には、フッ素樹脂塗装加工が施されています。
上下は分解して、片面のみをミニフライパンとして使用できます。アレンジレシピ付きなので、さまざまな料理に挑戦できるのもうれしいポイントです。
焼き印の種類は豊富にあり、好きなキャラクターを選べます。自宅用はもちろん、プレゼントにもおすすめです。
⑥ 和平フレイズ(Wahei freiz) キャンプラス 折りたためるホットサンドメーカー MB-2237
アウトドアで活躍するアイテム
ガス火専用のホットサンドメーカー。ハンドルを折りたたんで、コンパクトサイズになるのが特長です。かさばらず持ち運びやすいうえ、収納場所もとりません。
上下が取り外せ、簡易フライパンとしても使用が可能。手入れもしやすいです。本体には角があり、皿に移しやすいのもポイントです。
簡易フライパンとして使用する際は、付属品のロックパーツをハンドルの金具部分にセットしてください。
⑦ IWANO ホットサンドメーカー FT AWKSF
パンの耳までカリカリ新食感
もの作りで有名な、燕三条で一貫生産された高品質な商品。弱火から中火で十分に調理ができる、熱伝導率に優れたアルミ製です。
フチに段差のある構造で、パンの耳がしっかりくっつきます。耳までカリカリ食感になるうえに、具材がこぼれにくいメリットも。子供でも食べやすいホットサンドを作れます。
こびりつきにくいフッ素樹脂加工・セパレート構造のため、きれいに洗いやすいのもポイントです。公式サイトで調理レシピが紹介されています。
⑧ コールマン(Coleman) ホットサンドイッチクッカー 1709435
持ち手も分解できて手入れが簡単
アウトドア・キャンプ用品メーカー、コールマンの商品。パンの表面には、ランタンマークの焼き色が付きます。
左右に別々の具材を入れて、2種類のホットサンドを作れるダブルタイプです。
内面にはノンスティック加工が施され、食材がこびりつきにくい仕様。持ち手は簡単に取り外せてコンパクトに収納でき、アウトドアにおすすめです。
⑨ メイダイ ごきげんホットサンド倶楽部
食パン1枚で作れる三角形のシングルタイプ
パンダの焼き目がかわいい、三角形のホットサンドメーカー。食パン1枚で作れるため、いろいろな種類をちょっとずつ食べたいときに重宝します。
おにぎりや肉まんなど、パン以外の食材をアレンジするのもおすすめ。お弁当のおかずを作るのにもぴったりのアイテムです。
五徳の上に、焼き網を置いて使うと安定感が増します。直火専用で、IHには対応していません。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
素材 |
パン耳の圧着 |
分解の可否 |
---|---|---|---|---|---|---|
【筆者おすすめ】バウルー サンドイッチトースター シングル XBW01 |
軽量・シンプルで使いやすい |
幅14.2×長さ35×厚さ3.6cm |
アルミダイキャスト(内側/フッ素樹脂加工) |
✕ |
✕ |
|
【筆者おすすめ】ソト(SOTO) トーストサンドパン ST-951 |
窒化加工が施された鉄製で手入れも簡単 |
幅15.5×厚さ3.3×全長36.5cm |
鉄(底厚1.6mm、窒化加工) |
✕ |
〇 |
|
【筆者おすすめ】アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) 具だくさんホットサンドメーカー IHガス火両用 NGHS ダブル |
特殊形状の蝶番で具材がはみ出しにくい |
幅約15.9×奥行約39×高さ約4.9cm |
アルミニウム合金(内側・外側/フッ素樹脂塗膜加工) |
〇 |
〇 |
|
【筆者おすすめ】燕三条キッチン研究所 ホットサンド ソロ 4w1h_001R |
食パン1枚で作れて朝食にぴったり |
約幅14×奥行28.5×高さ4cm |
アルミニウム合金(表面/フッ素樹脂塗膜加工) |
〇 |
〇 |
|
CHUMS(チャムス) ダブルホットサンドイッチクッカー CH62-1180 |
2種類の味を同時に楽しめるアイテム |
幅17×高さ37cm |
アルミニウム合金(フッ素樹脂膜加工) |
記載未確認 |
〇 |
|
ヨシカワ(Yoshikawa) あつあつ ホットサンドメーカー SJ1681 |
お手入れがしやすいフッ素樹脂加工 |
幅15×奥行35×高さ3.2cm |
アルミニウム合金(フッ素樹脂加工) |
✕ |
〇 |
|
杉山金属(Sugiyama Kinzoku) ツインクッカー KS-3198 |
特殊構造で焼きムラなく調理 |
幅19×奥行39×高さ4cm |
アルミニウム合金 / ステンレス |
〇 |
〇 |
|
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ダブルホットサンドメーカー XGP-JP02DW |
一度にたくさん焼けるダブルタイプ |
約幅36×奥行25×高さ3cm |
アルミニウム合金(フッ素樹脂塗膜加工) |
〇 |
✕ |
|
スケーター(Skater) ホットサンドメーカー 直火 ALHOS1 |
キャラクターのかわいい焼き印が特長 |
約14×35.7×3.5cm |
アルミニウム合金(フッ素樹脂塗装加工) |
〇 |
〇 |
|
和平フレイズ(Wahei freiz) キャンプラス 折りたためるホットサンドメーカー MB-2237 |
アウトドアで活躍するアイテム |
約幅19×奥行40.3×高さ4.5cm、収納時/約幅24.5×奥行25.5×高さ4.5cm |
アルミニウム合金(フッ素樹脂加工) |
記載未確認 |
〇 |
|
IWANO ホットサンドメーカー FT AWKSF |
パンの耳までカリカリ新食感 |
幅16×奥行37.5×高さ3cm |
アルミニウム(内側/フッ素樹脂加工) |
〇 |
〇 |
|
コールマン(Coleman) ホットサンドイッチクッカー 1709435 |
持ち手も分解できて手入れが簡単 |
約幅13.5×奥行40×高さ3.8cm |
アルミニウム |
✕ |
〇 |
|
メイダイ ごきげんホットサンド倶楽部 |
食パン1枚で作れる三角形のシングルタイプ |
縦33×横18×高さ4cm |
アルミニウム合金 (フッ素樹脂コーティング) |
〇 |
〇 |
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