電動歯ブラシの選び方

自分の「歯」と真剣に向きあったことはありますか？歯は０歳〜寿命を迎えるその日まで使い続ける大切な体の一部です。しかし、かつてはあまり重要視されておらず、歯科検診や普段の歯磨きも適当に考えられていた時代もありました。しかし、最近、歯の重要性が見直されてきています。そんな時代の流れに沿うように、手磨きよりもしっかりと磨ける電動歯ブラシが多くのメーカーから販売されるようになりました。そこでぶつかる問題が、電動歯ブラシの選び方。できることなら、自分に合った電動歯ブラシを見つけて、毎日の歯磨きを充実したものしたいものです。そこで、今回は目的別でみたおすすめの電動歯ブラシ10選をご紹介しましょう。

電動歯ブラシの選び方はココを考える

①「電源方式と連続使用時間」を考える

電動歯ブラシの電源方式は大きく分けて２パターンで、充電式と乾電池式になります。充電式と乾電池式どちらもメリット・デメリットがあります。充電式ですと充電時間が必要であったり、連続使用時間が関係してきます。また、充電器を置くスペースも必要です。乾電池式は、電池なので連続使用時間が短い、複雑なモード選択には適していない、乾電池の入れ替えが必要などメリット・デメリットがあります。電動歯ブラシを使用する場所や持ち運びの必要性などから、どちらが良いかを選びましょう。

②「歯垢除去できる度」で考える

歯垢は歯の表面や歯と歯の間、歯と歯肉の間などに付いた細菌のかたまり。細菌のかたまりと言うだけあって、虫歯や歯周病の原因となります。歯垢は口をすすぐだけでは取ることができず、しっかりと歯の表面を磨く必要があります。しかし、手磨きでは届かない場所や力の入れ具合にムラが出てしまいます。ですので、電動歯ブラシのように均一の力でしっかりと磨く必要があるのです。歯垢除去モードや歯垢除去専用のブラシなど、自分の目的に合った機能が搭載されているかも大切な判断材料となります。

③「ホワイトニング度」で考える

ドラッグストアなどで、ホワイトニング関連の歯磨き粉などがたくさん並んでいるのを見たことがあるでしょうか。今やホワイトニングは、歯医者さんでするものではなく自宅でケアできる時代となりました。歯の黄ばみの原因はたばこのヤニやコーヒーや紅茶、カレーなどの色の濃い食べ物や飲み物を摂取することで歯に色味が付くことで起こります。これをステインと言い、手磨きではなかなか落とせない。電動歯ブラシには、ステイン除去専用の歯ブラシやステイン除去モードのついたものがあり、それを活用することでホワイトニングが普段の歯磨きとして手軽にできるようになりました。ホワイトニングを電動歯ブラシで行いたい時には、専用のブラシがあるか調べてみましょう。

④本体価格と替えブラシからコスパを考える

電動歯ブラシのコスパって気になりますよね。電動歯ブラシは、本体価格と替えブラシからコスパを考える必要があります。手磨きの歯ブラシは、定期的に交換しないと歯ブラシの毛がボサボサになってしまいますが、これは電動歯ブラシも同じこと。定期的にブラシを交換する必要があります。替えブラシが高価ですと、本体価格が安くても結局コスパが低いなんてことにもなりかねません。電動ブラシ本体購入時には、替えブラシのことまで考えて購入するのがおすすめです。

①フィリップス ソニッケアー イージークリーン 電動歯ブラシ ホワイト HX6521/01

① 電源方式/連続使用時間（★★★）
② 歯垢除去できる度（★★★）
③ ホワイトニング度（★）
④ コスパ（★★★）
ソニッケアーのイージークリーンは、音波ブラシによる毎分約31,000回の振動で歯垢を効果的に除去。充電式で、１回充電すれば１日２回２分程度の使用時間と考えると約２週間使用することが可能です。ソニッケアーのブラシヘッドは互換性があるため、ソニッケアー愛用者なら今お使いのヘッドブラシを継続して使用でき、替えブラシも４本で3,000円程度とコスパも高いです。１モードのためホワイトニングはできません。しかし、シンプルなため電動歯ブラシ初心者におすすめのモデルです。

②ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ PRO500 D165231UAW

① 電源方式/連続使用時間（★）
② 歯垢除去できる度（★★★）
③ ホワイトニング度（★★）
④ コスパ（★★★）
ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ PRO500 D165231UAWは、ブラウン新開発のナナメ植毛マルチアクションブラシを搭載しており、毎分約20,000回の上下・毎分約8,000回の左右振動により歯垢除去効果を高めています。また、本体にある押し付け帽子センサーで歯茎を傷めないよう、過度な圧力がかかると振動が停止するようになっています。1回の充電で１日２回、約2分使用すれば約７日間の連続使用が可能。替えブラシは、３本で2,000円程度とお手頃で本体価格をみてもコスパは高いです。ホワイトニング専用ブラシもあり、初心者のホワイトニング&歯垢ケアにもってこいの電動歯ブラシです。

③パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ シルバー EW-DP51-S

① 電源方式/連続使用時間（★★）
② 歯垢除去できる度（★★★）
③ ホワイトニング度（★★★）
④ コスパ（★）
パナソニック 電動歯ブラシ ドルツ シルバー EW-DP51-Sは、Wモーターから生み出されるヨコ振動とタタキ振動のW音波振動が特徴です。ヨコ振動では歯周ポケットの歯周病菌をかきだし、タタキ振動では歯垢を除去。目的に応じて選べるモードは５つ、替えブラシは６種類が用意されています。その中には、ステインオフブラシとステインオフモードもあり、ステイン除去には自信を持った電動歯ブラシと言えるでしょう。コスパに関しては、変えブラシは安価ですが、本体価格が高価であることから普通という印象です。機能性に富んだデザインは、ドルツらしい美しさがありながらしっかりとしたグリップとなっており、電動歯ブラシ初心者から乗り換えを考えている人まで幅広い層に対応しています。

④Loftwell 電動歯ブラシ S100

① 電源方式/連続使用時間（★★★）
② 歯垢除去できる度（★★）
③ ホワイトニング度（★）
④ コスパ（★★★）
Loftwell 電動歯ブラシ S100は、USB充電式の電動歯ブラシのためPCなどのUSBポートがあればどこでも充電が可能。また、１回の充電で約90日連続使用が可能となっており、専用収納ケースに入れれば職場や出張などに携帯することもできます。毎分約35,000回の振動により歯垢をかきだし、ステイン（着色汚れ）を落としてくれます。運転モードは５つでしっかりとしたケアが可能ですが、替えブラシは種類が１種類しかなくステイン専用ブラシなどはありません。本体価格と替えブラシの格安感からコスパは高いと言えるでしょう。

⑤フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン 電動歯ブラシ HX9302/11

① 電源方式/連続使用時間（★★★）
② 歯垢除去できる度（★★★）
③ ホワイトニング度（★★★）
④ コスパ（★）
フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン 電動歯ブラシ HX9302/11は、音波水流で手磨きでは落とせないステイン除去や歯垢を落とすことができ、その除去力は手磨きの７倍（2011年米国Putt氏らの調査に基づく）と言われています。除去力は高いのに、ブラッシング圧は手磨きより弱く、歯に優しい電動歯ブラシです。ブラッシングモードは5つで、自分に合ったモードを選ぶことができます。充電器は、小型で洗面台でも邪魔にならず、1回の充電で1日2回、2分使用しても3週間連続使用可能。本体価格の高さでコスパとしては少し低めですが、機能はかなり高い電動歯ブラシです。

⑥パナソニック 音波振動歯ブラシ プリニア スマート

① 電源方式/連続使用時間（★★）
② 歯垢除去できる度（★★★）
③ ホワイトニング度（★★）
④ コスパ（★★）
プリニア スマートは、音波振動歯ブラシ専用に開発されたリニアモーター技術を搭載している電動歯ブラシです。押し当て過ぎ防止機構の働きで、圧をかけすぎると振動が弱まるようにできており、磨きすぎを防ぎます。搭載機能は必要最低限でモードは3種類で、ステインオフブラシなど替えブラシがあります。替えブラシは、専用のものの他にドルツのブラシを一部使用することも可能。パナソニック製品の中でも1万円を切り低価格で、専用の歯磨きペーストが付属しているなど痒いところに手が届く商品です。

⑦システマ 音波アシストブラシ(電動)

① 電源方式/連続使用時間（★）
② 歯垢除去できる度（★）
③ ホワイトニング度（★）
④ コスパ（★★★）
システマ 音波アシストブラシは、ライオンから発売されている電動歯ブラシで、ドラッグストアなどでもよく見かける低価格帯に位置します。基本的には、手磨きのアシスト的な役割なので手磨きのように動かしながら磨いていきます。乾電池式のなので手磨き歯ブラシと大きさもさほど変わらず、コンパクトで携帯に便利です。電動歯ブラシの入門の入門とも言え、初めて電動歯ブラシを購入する人はまずここから試してみても良いかと思います。

⑧フィリップス 電動歯ブラシ ソニッケアー ダイヤモンドクリーン ディープクリーンエディション ホワイト HX9314/08

① 電源方式/連続使用時間（★★★）
② 歯垢除去できる度（★★★）
③ ホワイトニング度（★★★）
④ コスパ（★）
フィリップス 電動歯ブラシ ソニッケアー ダイヤモンドクリーン ディープクリーンエディション ホワイト HX9314/08は、ホワイトニングなどの5つのモードを搭載しており、歯垢ケアやホワイトニングに高い効果が期待できます。充電は、専用グラスに置くだけで充電ができ、USB端子付きのトラベルケースでPCからの充電も可能。1日2回2分の歯磨きで3週間使用できます。また、電動歯磨き初心者用にパワーの段階調整がされているイージースタート機能もあり、価格は高いものの高機能を求める初心者なら満足できるでしょう。

⑨ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ ジーニアス10000 ブラック D7015266XCMBK

① 電源方式/連続使用時間（★★）
② 歯垢除去できる度（★★★）
③ ホワイトニング度（★★★）
④ コスパ（★）
ブラウン オーラルB 電動歯ブラシ ジーニアス10000 ブラック D7015266XCMBKは、スーパープレミアムケアモデルで、丸形ブラシが歯垢を擦り取る仕組みです。6つのモードでは、歯垢・黄ばみ・歯茎ケア・口臭ケアなど悩みに合わせてモードを選ぶことができます。1回の充電で１日２回２分の使用で約12日間使うことが可能。海外電圧にも対応していますので、旅行や出張にも携帯できます。かなりハイクラス価格ですが、必ず満足することは間違いありません。

⑩HATTEKER 電動歯ブラシ

① 電源方式/連続使用時間（★）
② 歯垢除去できる度（★★★）
③ ホワイトニング度（★）
④ コスパ（★★）
HATTEKER 電動歯ブラシは、他の電動歯ブラシとは異なり、シリコン製のU型ブラシヘッドを咥え振動で歯を磨くというものです。音波振動の技術を使用し、毎分5,000〜15,000回振動で歯垢やホワイトニングケアも可能です。振動には３つのモードがあり、口腔内のマッサージもできます。しかし、替えブラシというものはなく使い切りで使用していきます。少しユニークな電動歯ブラシを試してみるのも良いかもしれません。

まとめ

今回は目的別でみたおすすめの電動歯ブラシ10選をご紹介してきました。電動歯ブラシも値段や機能は様々。できるだけ自分の目的に合ったものを選ぶようにし、これからの歯磨き時間を充実したものにしたいものです。

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