〈プロ解説〉フードプロセッサーおすすめ14選 安くて良い品から高機能モデルまで
みじん切りやすりおろしなど、食材の下ごしらえが手軽にできるフードプロセッサー。商品ごとに機能や容量、洗いやすさなどが異なり、どれを選ぶべきか迷いがちです。
この記事では、家事アドバイザーの矢野きくのさんに、フードプロセッサーを選ぶポイントとおすすめ商品を紹介していただきました。ぜひ参考にしてください。
まずは、筆者が選ぶフードプロセッサー6選
おすすめポイント
大容量サイズで、4人分のハンバーグ(150g×4個)のたねが一度に作れます。また、容器がステンレス製で軽く、内側に食材がこびりつきにくい構造のため、洗いやすいという点でもおすすめです。「みじん・ミンチ」「おろし・スープ」「ホイップ」「パンこね」の4つの調理コースを搭載し、つまみをスライドさせるだけで操作可能。4種類のブレード(刃)が付属し、これ1台で多くのメニューをこなせます。付属のブレードはすべて本体に収納でき、コンパクトにしまえるのも魅力です。
おすすめポイント
4種類のブレードが付属し、1台で7役(きざむ・すりつぶす・混ぜる・おろす・鬼おろし・スライス・千切り)をこなします。千切りやスライスまでできるのは、この価格帯ではコスパがいいといえるでしょう。食洗機対応なので、後片付けも簡単です。また、パナソニックの調理家電全般にいえますが、公式サイトにレシピ例が掲載されているので、「こんな料理もできるのか」と、参考にしながら用途を広げていくことができます。
おすすめポイント
価格を抑えたいけれどいろいろな料理に使いたいという場合は、こちらがおすすめ。低価格ながら1台4役 (刻む・混ぜる・おろす・ 練る)をこなします。おろしプレートは、プレートを反転させることで、「細面」と「粗面」の使い分けが可能です。本体ふたの裏側にある収納ホルダーに、プレートやヘラなどを収納でき、付属品の紛失を防げます。容器がプラスチック製なので、におい移りが気になる点ですが、においが強い食材を頻繁に調理しないのであれば問題ないでしょう。
おすすめポイント
コンパクトながら1台7役(つぶす・混ぜる・きざむ・スライス・せん切り・泡立てる・おろす)をこなす、ティファールのミニプロ。容器はプラスチック製ですが、耐熱温度が85度なので、食洗機で洗えます。温めた食材が冷めるのを待たずに容器に入れられ、調理の時短にもつながります。誤作動を防止する2段階の安全設計で、正しくセットしないとスイッチが入らないようになっているのもおすすめの点です。
▼「ミニプロ キャベツのせん切り」を紹介する公式動画がこちら
おすすめポイント
フードプロセッサーの代名詞として広く世界に知られている「クイジナート」は、1971年にフードプロセッサーを発売するために設立されたアメリカの調理用品メーカーです。パワーがあり、耐久性に優れているという点で、プロにも人気のフードプロセッサー。容量は1.9L(肉のミンチなら400g目安)で、3〜4人の家族にもちょうどいいサイズ感です。1台で5役(切る/刻む・こねる・薄切り・細切り・おろし)をこなします。
おすすめポイント
近年、日本でもセレクトショップや家電量販店で見かける機会が増えたブルーノ。手頃な価格と、おしゃれな色使いが人気のフランスのメーカーです。アタッチメントは3種類で、刻む・混ぜる・練る・つぶす・砕く・おろす・泡立てる調理が可能。コンパクトながら氷を砕くこともできます。USB充電式のコードレスなので、キッチン以外にも食卓やアウトドアなど、好きな場所で使えるのが便利です。
フードプロセッサーの選び方、Q&A
フードプロセッサーの選び方について、Q&A形式で3つ紹介します。
Q1、まずは何に注目して選ぶべき?
矢野 きくのさん
フードプロセッサーを選ぶときは、どのような調理に使いたいかをイメージすることが大切です。それによって、フードプロセッサーに求める機能や必要なブレードが変わってきます。
みじん切りを包丁よりも早く仕上げたいのであれば、一般的なみじん切りカッターがついているだけで事足りますが、離乳食を作りたいという場合は、つぶしたりおろしたりする機能が欲しいところです。
最近のフードプロセッサーのおろし機能は性能がいいので、調理の中でも力仕事のひとつといえる、大根おろしも任せられます。
また、お菓子づくりを頻繁にする場合は、泡立て機能があるとホイップクリームも簡単にできて便利です。パンを作りたい場合は、こねる機能があるフードプロセッサーをおすすめします。
矢野 きくのさん
このように、どのような目的でフードプロセッサーが欲しいのか、しっかりとイメージしてから購入するようにしましょう。
Q2、容器の素材にはどんな違いがある?
矢野 きくのさん
フードプロセッサーは、容器の素材によっても、使い勝手が大きく変わってきます。大きく分けて、プラスチック製、ガラス製、ステンレス製の3種類があります。
プラスチック製は透明なものが多く、中の状態を確認しながら調理できて便利です。比較的軽いため、ラクに取り回せます。しかし、食材のにおいがつきやすいという欠点もあるので、においが強い食材を頻繁に調理する場合は避けたほうがいいでしょう。
ガラス製は中の状態が見やすく、においがつきにくいのが利点です。しかし、プラスチック製やステンレス製に比べて重たいうえ、落としたら割れやすいという欠点があります。
ステンレス製は中の状態が見にくいのが欠点ですが、熱に強いので、熱い食材をそのまま入れて調理できます。
Q3、毎日使っても苦にならないものを選ぶには?
筆者提供
矢野 きくのさん
フードプロセッサーは、使い勝手はもちろん、洗いやすさや収納性も重視したいところです。
洗いやすさでは、容器に関していえば、ステンレス製に軍配があがります。前述のとおり、プラスチック製はにおいがつきやすく、ガラス製は重たいのが気になる点です。
構造では、汚れが入りやすい溝や穴などが少ないものがおすすめ。食材を細かく撹拌(かくはん)するので、溝が多いものはどうしても洗うのが大変になってしまいます。
収納性においては、付属のブレードをすべて本体にしまえるものであれば、コンパクトに収納することができます。しかし、使うたびにすべてを取り出す必要があり、出し入れに手間がかかる点は避けられません。
一方、ブレードを別の専用容器に入れておくものは、収納の場所を取りますが、使い勝手はいいでしょう。
〈編集部PICK UP〉フードプロセッサー、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるフードプロセッサーの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。ぜひ参考にしてください。
- ブラウン ハウスホールド(Braun Household)
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マルチプラクティック 3 フードプロセッサー CH3011
- 税込み4,980円(Amazon)
-
氷も砕けるブレードで冷たいドリンクもOK
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コンパクトサイズながら、消費電力が350Wとパワフルです。ステンレス製の4枚刃はブレードが2枚ずつ上下に分かれていて、食材によって使い分けられます。
操作は、本体頭頂部のスイッチを押すとスタートします。スピードは押し加減によって、低速と高速の2段階でコントロールが可能です。
ボウルは軽くて扱いやすいプラスチック素材で、容量は500ml。冷たい食材から温かい食材まで、幅広く対応しているのも特長です。
- ラッセルホブス(Russell Hobbs)
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4ブレードミニチョッパー 7820JP
- 税込み7,582円(Amazon)
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スタイリッシュなデザインの1台
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シルバーカラーのシンプルなデザインがおしゃれ。ボウルは傷やにおいが付きにくく、汚れも落としやすいガラス製です。
スピードは高速と低速の2段階で、高速はミックスナッツを砕いたり、にんじんをみじん切りしたりするのにおすすめです。低速は、フルーツや餃子の具材などやわらかい食材の調理に適しています。
生クリームを泡立てられる、クリームディスクが付いているのもポイント。お菓子作りが趣味の方におすすめです。
- ウィナーズ
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レコルト フードプロセッサー コンボ RCP-6
- 税込み9,009円(Amazon)
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MAX1,000mlの大容量フードプロセッサー
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刻む・混ぜる・練る・つぶす・砕く・泡立てる・こねるが可能な1台7役です。
食材のみじん切りや魚介のすり身が作れるだけでなく、アタッチメントを付け替えれば、メレンゲを泡立てたりパン生地をこねたりもできます。
2種類のボウルが付属しているのもポイントです。トライタン製のクリアボウルは、みじん切りや生地こねなどにぴったり。ステンレスボウルは肉や魚など、におい移りが気になる食材におすすめです。
- 山本電気
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YAMAMOTO マルチフードプロセッサー マスターカット YE-MM41
- 税込み16,173円(Amazon)
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1台で8役をこなす高機能モデル
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ブレーダーで、刻む・混ぜる・する・砕く・泡立てる・こねる・挽くができ、グレーターでおろしが可能な商品です。
低速800回転から高速3,000回転までの、無段階調節機能を搭載。食材にあわせて速度を変えられます。パワフルなDCモーターを採用し、静音性に優れているのも特徴です。
フードプロセッサーでの使用が難しい、冷凍フルーツやコーヒー豆、ハードチーズといった食材にも対応しています。
- アイリスプラザ
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フードプロセッサー 4枚刃 400ml PEFC-600
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手軽に使えるコンパクトサイズ
-
収納場所に困らない、コンパクトなデザインが魅力。使うときにサッと取り出せて便利です。
4枚刃タイプで、容量は400ml。野菜のみじん切りや肉・魚のミンチ、パン粉を挽くなどの使い方ができます。
本体以外はすべて丸洗い可能で、清潔に使えます。カラーは、レッド・イエロー・ホワイトの3色展開です。
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ブラックフライデーセール開催中!Amazonで見る
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
容量 |
消費電力 |
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【筆者おすすめ】タイガー魔法瓶(TIGER) マイコンフードプロセッサー SKF-H101 |
生クリームのホイップもできる |
約幅28.7×奥行17.2×高さ23.8cm |
約2.6kg |
液体約600ml、ハンバーグのたね約650g |
160W |
|
【筆者おすすめ】パナソニック フードプロセッサー MK-K82 |
4種類のブレードで下ごしらえを簡単に |
約幅23.4×奥行15.8×高さ20.9cm |
約2.7kg |
ハンバーグのたね最大500g |
170W |
|
【筆者おすすめ】山善(YAMAZEN) Votre ヴォトレ フードプロセッサー MFC-G501 |
「練る」調理に対応、ペースト作りに役立つ |
約幅22.5(取っ手含まず)×奥行14.5×高さ19.5cm |
約2.4kg |
ハンバーグのたね500g |
200W |
|
【筆者おすすすめ】ティファール(T-fal) ミニプロ ルビーレッド プラス MB601 |
安全に配慮した誤作動防止設計 |
幅27×奥行15×高さ25.5cm |
1.52kg |
600ml |
350W |
|
【筆者おすすめ】Cuisinart(クイジナート) フードプロセッサー DLC-191J |
生地こねもできるハイパワー |
幅17.7×奥行24.8×高さ35cm |
約5.1kg |
肉のミンチ400g、生地こね300g |
300W |
|
【筆者おすすめ】BRUNO コードレスマルチチョッパー BOE097 |
USB充電式のコードレスで使いやすい |
幅11.8×奥行11.8×高さ21.5cm |
1.2kg |
300g(液体含む) |
120W |
|
テスコム(TESCOM) フードプロセッサー TK441 |
バター&ホイップで自家製バター作りに活躍 |
幅26×奥行17×高さ21.5cm |
約2.7kg |
ハンバーグのたね500g |
170W |
|
ブラウン ハウスホールド(Braun Household) マルチプラクティック 3 フードプロセッサー CH3011 |
氷も砕けるブレードで冷たいドリンクもOK |
幅14×奥行14×高さ27.5cm |
1kg |
500ml |
350W |
|
ラッセルホブス(Russell Hobbs) 4ブレードミニチョッパー 7820JP |
スタイリッシュなデザインの1台 |
幅18.5×奥行15.5×高さ22cm |
1.7kg |
500ml |
300W |
|
ウィナーズ レコルト フードプロセッサー コンボ RCP-6 |
MAX1,000mlの大容量フードプロセッサー |
約幅17×奥行17×高さ23.5cm |
約1.4kg |
1,000ml |
300W |
|
山本電気 YAMAMOTO マルチフードプロセッサー マスターカット YE-MM41 |
1台で8役をこなす高機能モデル |
幅21×奥行16×高さ25cm |
3.1kg |
ジュース500ml、ハンバーグのたね500g |
140W |
|
アイリスプラザ フードプロセッサー 4枚刃 400ml PEFC-600 |
手軽に使えるコンパクトサイズ |
約幅11.8×奥行11.8×高さ23.8cm |
約1.4kg |
400ml |
200W |
|
三栄コーポレーション ビタントニオ フードプロセッサー VCR-30 |
両方向回転の4枚刃ブレードでなめらかな仕上がり |
約幅11.9×奥行11.9×高さ23.3cm |
約1.4kg |
満水700ml、MAX400ml |
200W |
|
オーム(OHM) フードプロセッサー COK-MT1A |
シンプル機能の小型フードプロセッサー |
約幅19.6×奥行12×高さ14.1cm |
約0.65kg |
肉約150g |
80W(最大) |
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