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「奇跡のセッケン」が「大切にしたい会社」に 専務「ペッパーミル」で喜び表現

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「奇跡のセッケン」「魔法のセッケン」と呼ばれるほど障害者による手作りが評判となっているリンクライン。所在地の神奈川県小田原市を訪問し、bouncyでも2020年11月12月に紹介してきた。その注目企業が2023年3月、第13回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の実行委員会特別賞を受賞した。

「人」を大切にする企業が条件

同賞は、①従業員とその家族②外注先・仕入先③顧客④地域社会⑤株主の5者という「人」を大切にすることで業績を上げる企業を顕彰している。

賞に応募するためには、過去5年以上にわたって6項目を全て満たす必要がある。希望退職者の募集やリストラをせず、死亡や重傷といった重大な労働災害を発生させず、コロナ禍の影響を除き営業黒字を確保し納税義務を果たしている、などだ。

主催は「人を大切にする経営学会」(坂本光司代表=元法政大学大学院政策創造研究科教授)などで、経済産業省や日本商工会議所などが後援に名を連ねている。

人気は「フルーツキャンディーバー」

リンクラインは、情報サービスを営むコムテック(本社・東京)の特例子会社として2010年10月に設立された。

初期は四角いセッケンを作るのがやっとだったが、少しずつ技術を向上させて、バラやハート型などの「アートソープ」を手がけるようになった。

さらにOEM(相手先ブランドによる生産)の受注を伸ばしつつ、2016年に自社ブランド「li'ili'i」(リィリィ)を立ち上げた。

人気は「フルーツキャンディーバー」。中に入っているイチゴやレモンは本物と間違えるほどの出来ばえで、実物を見ると思わずかぶりつきたくなる。

明るくひょうきんな幹部のもとで

2023年3月17日に法政大学市ヶ谷キャンパスであった表彰式には、社長の神原薫さんと専務の青野真幸さんが参加。壇上で表彰状と盾を受け取った。

受賞後にお二人に感想を聞くと、青野さんはコメントしながら「ペッパーミル・パフォーマンス」をいきなり披露した。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表「侍ジャパン」で話題となっていた、あの動きだ。

コロナ禍の3年ほどで、出かけた際や食前の手洗いがすっかり定着した。贈答としても喜ばれるリンクラインの商品は、今後も期待が持てる。

明るくひょうきんな青野さんのもとでの同社の成長を、bouncyで伝えていきたい。

CREDIT
Videographer/Writer/SNS :高野 真吾

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