〈プロ解説〉ビニールプールおすすめ15選 遊び方や注意点も紹介
暑い夏には水遊びがぴったり!でも、レジャープールはお金がかかるし、暑いなか出かけるのも大変、という方におすすめしたいのがビニールプールです。自宅で手軽にプール遊びが楽しめます。
ひと口にビニールプールと言っても、子ども1〜2人に適した小さなものから、大人も一緒に遊べる大型タイプまでさまざまな種類があり、選ぶのに迷いますよね。
そこでこの記事では、子育て支援でビニールプールの選び方や注意点、おすすめ商品について詳しくご紹介します。
目次
まずは、プロのおすすめビニールプール5選
おすすめポイント
生地が厚く、破れにくいポリ塩化ビニル素材が使われています。ワンタッチで空気が入るワイヤレスの電動ポンプがついているので、空気入れもラクラク。サイズは、子どもが1〜2人中に入って遊べる幅1.5mから、子どもが10人以上入って泳ぐこともできる4.28mまで7種類あり、家庭の条件にあった大きさが選べます。
おすすめポイント
動物キャラクターや、滑り台・輪投げなどの遊具がついていて、まるでレジャープールに行ったような気分になれるビニールプール。滑り台の着水点に安全マットがあったり、邪魔なときは滑り台を取り外せたりと、細かな配慮がされています。ビニールプールは、子どもが出入りするたびに足についた砂や小さなゴミが一緒に入り、水が汚れやすくなりますが、大小2つのプールがあることにより、まずは小さなプールで足を洗ってから大きなプールに、という流れできれいな水をキープできます。空気を入れるのが大変なので、電動ポンプは必須です。
おすすめポイント
3歳未満の小さな子どもの、初めてのプールとしておすすめ。空気入れが不要で、ただ広げて中に水を入れるだけでよく、準備が簡単です。 コンパクトに折りたためて、持ち運びに便利な取っ手もついています。水抜き口が大きいため、水を抜く際にかかる時間も少なく、見ていて気持ちいいほど勢いよく水が出ていきます。大きさは直径80cm・120cm・160cmの3種類があり、置き場所にあわせて選べます。
おすすめポイント
比較的幅が狭いベランダにも置けるコンパクトタイプですが、高さが50cmあり、水をたっぷり入れられます。透明のポリ塩化ビニル素材のため、中の様子が見えて安心です。付属の手動ポンプを使えば8分程度で空気を入れられます。底にクッションマットがついているので、プールの下に小枝や小石があっても、足の裏が痛くならず、転倒防止にも役立ちます。水抜き栓の穴が地面から数センチ離れているため、水抜きもラクラクです。
おすすめポイント
水深が浅く、プールへの出入りもしやすいので、小さな子どもにぴったりの商品です。中で泳いだり、浮き輪につかまって浮かんだりはできませんが、手軽な水遊び場として活躍します。最大の特徴は噴水。水道からホースを引き、プールに備え付けられているアダプターにつなぐだけで、サメの頭やプールのふちにあるたくさんの噴水穴から水が噴き出します。水圧で噴水の高さを調節でき、子どもの年齢に応じた遊び方ができるのが魅力です。
ビニールプールを選ぶポイント
ポイント解説
ビニールプールを選ぶ際に注目したいポイントを6つご紹介します。
① 形|設置場所やスペースにあわせて選ぶ
大きく分けて丸型と四角型があります。好みで選んでいいのですが、ベランダなどで使用する場合、丸型だとデッドスペースが生じやすくなります。ベランダに設置する場合や、壁に沿って置くことがある場合は、スペースを有効に使える四角型がおすすめです。
② 大きさ|使用する水の量や壁の高さに注意
Photo by iStock
全長が1mほどの小さなものから4mを超える大きなものまで、いろいろなサイズがあります。大きければ大きいほど大胆な遊び方ができますが、大きさに比例して当然使用する水の量も増え、水道代がかかり、管理や片付けも大変になります。
また、大きなプールは高さもあるため、子どもは出入りに苦労することも。子どもの年齢など、家庭の条件にあった大きさのものを選びましょう。保管場所に困らないよう、使わないときにどれだけコンパクトになるかもチェックしておくことをおすすめします。
③ 遊具などのしかけ|使わず取り外すことも多い
滑り台付きのビニールプール(筆者提供)
滑り台、シャワー、バスケットゴールといった遊具がついているものは、遊び方が広がり、子どもも喜びます。しかし私が見聞きした中では、水そのものの魅力には勝てず、遊具で遊ぶのは最初だけで、水遊びの邪魔になるケースが多くあります。
滑り台は楽しい遊具のひとつですが、自分の足でこぐようにしないと滑らないものが多く、ほとんど使わなくなることも。日よけの屋根がついているものもありますが、プールを覆う部分は一部しかなく、遊ぶ子どもには圧迫感があり、わざわざ屋根のないところで遊ぶ子どももいます。
遊具がついたビニールプールを選ぶ場合は、邪魔になったときに取り外せるタイプがおすすめです。
別途購入した水遊び用のおもちゃで遊んでいる様子(筆者提供)
ポイント解説
遊具などのしかけがついていると、どうしてもそのぶん価格が高くなります。プールだけのシンプルなものを購入し、水遊び用のおもちゃを別に購入する、というのもひとつの方法です。
④ 空気入れ|電動ポンプなら短時間でラクに
ビニールプールの準備で大変なのが空気入れです。以前は、足で空気を入れる手動ポンプが主流でしたが、近年は自動で空気を入れる電動ポンプがついているものが多くなりました。
手動と電動では、労力・時間ともに雲泥の差が生じるので、断然電動ポンプをおすすめします。別売りの場合でも、2千〜3千円で購入できます。
空気入れが不要のビニールプールもある(筆者提供)
ポイント解説
プールの壁を薄くし、中に水を入れるだけでその壁が自然に立っていくタイプもあります。空気を入れる必要がないので手軽ですが、水を半分以上入れないとしっかり立たないなどの短所もあります。空気を入れるのが億劫な人にはおすすめです。
⑤ 材質|耐熱性に優れた頑丈な素材か
ビニールプールと呼ばれるように、材質はそのほとんどがビニール系でできています。安価な商品の中には、屋外の高温に耐えられず、劣化してすぐに破けたり穴が開いたりするものもあるので注意が必要です。
特殊なビニール素材を使い、耐熱性に優れた頑丈なプールも多くあります。商品を選ぶ際には、説明をよく読み、どのような素材が使われているのかチェックすることをおすすめします。
⑥底面|クッション性や栓の使いやすさ
プールの底面がビニール1枚ではなく、クッション仕様になっているものは、プールの下に小石があっても気持ちよく遊べます。
ほか、水を抜く栓がプールの底の裏側にあるものなら「抜きやすいところにあるか」、プール内にあるものなら「子どもが誤って抜かない工夫があるか」が要チェックポイントです。
ビニールプールを楽しむ遊びのアイデア
ポイント解説
家庭でプール遊びをもっと楽しむためのアイデアやポイントをご紹介します。
浮き輪やビーチボールで浮かんで遊ぶ
Photo by iStock
ビニールプールでの必須アイテムのひとつは浮き輪です。浮き輪に入ってプールの中で気持ちよくプカプカ浮かぶ・・・子どもにとって、これこそがプール遊びの醍醐味で、至福のひと時になります。ビーチボールを持って浮かぶのも喜びます。
浮き輪などに乗って水に浮かぶには、ある程度の深さが必要なため、子どもの年齢にもよりますが、水深40cm以上を確保できるものをおすすめします。
上からホースシャワーで水浴び
シャワーのようにして水が出るしかけのあるプールは人気ですが、勢いが弱いものが多く、物足りなく感じる子どももいます。
おすすめは、ホースの先をつまんで空に向け、子どもにかかるようにしたホースシャワー。
水の勢いも狙うところも自由に調節でき、楽しい親子のコミュニケーションにもなります。
魚型の醤油差しなど家にあるものを活用
プールの中に、お刺身についているような魚型の醤油差しをたくさん浮かべ、軽量スプーンなどを使って金魚すくいごっこをするのも子どもは喜びます。
ただし、3歳未満の子どもは飲み込む恐れがあるので避けましょう。
そのほか、水鉄砲、子ども用のバケツや洗面器など、お風呂遊びに使っているものはすべてプール遊びにも使えます。お風呂で使うときとはまた違う楽しさがあり、子どもも大喜びで遊びます。
ポイント解説
子どもはただ水を張ったプールだけでも十分楽しく遊ぶことができます。最初は何も出さず、飽きてきたころを見計らって少しずつおもちゃを与えていく、という遊び方がおすすめです。
室内での簡単な水遊びにも使える
室内に置いたビニールプールの中で水遊びを楽しむ様子(筆者提供)
ビニールプールを室内に置き、その中にウォーターテーブルなどのおもちゃを入れて、簡単な水遊びを楽しむという方法もおすすめです。
子どもはいつもと違う場所と雰囲気で水遊びができることに喜びます。水遊びをしても床が濡れにくいので親も安心です。
Photo by iStock
ポイント解説
一緒にプールに入って遊ぶのが難しい場合でも、親がプールサイドから子どもの遊びに参加したり、声をかけてあげたりするだけで、子どもは嬉しく感じます。危険防止にもつながるので、プール遊びの際は、できるだけそばで見守ってあげてくださいね。
ビニールプールで遊ぶ際の注意点
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水道の水は入れた直後は冷たく感じるものです。適温の湯をバケツに汲んで数杯入れたり、晴天ならすぐに入らず1時間そのままにしておいたりするだけでも、水温は1〜2度上がり温かくなります。
なお、プールの水は、1日でも放置するとその中で有害な細菌が増殖していきます。汚れていないように見えても、遊ぶたびに水替えをしてください。
プールに入る前は、軽く体を洗いましょう。ホースの水をシャワー代わりにする場合は、いきなり体にかけると冷たいので、足元からゆっくり上にかけていくようにします。
プールから上がったあとは、風呂場でぬるめのシャワーを浴びると、とても気持ちいいですよ。
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身体が水に浸かると体力を奪われ、子どもを疲れさせます。特に炎天下では、20〜30分に一度は日陰で休憩を取るようにしましょう。
人工芝やシートの上でただ寝っ転がるだけでもOKです。
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プールと言えば水の事故を思い浮かべる人も多くいると思いますが、プールサイドで走って転ぶ、プールの滑り台に立ってすべって落ちる、など「転ぶ」「落ちる」が原因の事故も多いので、十分気を付けてください。
0〜1歳の場合は「溺れる」事故が多くなります。
子どもはわずか10cmの深さでも溺れる危険があります。下の画像のように、こんなに浅くても水の事故につながることがあるのです。
筆者提供
ポイント解説
プールにまつわる事故は、そばにいる人が注意すれば防げるものがほとんど。子どもを事故から守るには、やはり「そばで大人が見守ること」が一番大切です。
〈編集部PICK UP〉ビニールプール、人気メーカーの売れ筋商品
Moovoo編集部
数あるビニールプールの中でもECサイトなどで売れ行き好調な、人気メーカーの商品を紹介します。
外観 |
商品名 |
特長 |
サイズ |
重量 |
空気入れ |
材質 |
---|---|---|---|---|---|---|
イガラシ アルファベット角プール PDU-101V |
ベランダで水遊びするのにぴったりなサイズ |
膨張時/約幅102×奥行68×高さ25cm |
記載未確認 |
記載未確認 |
塩化ビニル樹脂、シリコンゴム |
|
ハック(Hac) めっちゃやわらかキッズプール HAC3130 |
足やお尻をやわらかく受け止める |
膨張時/約直径97×高さ22cm、水張部/約直径85×高さ19cm |
約700g |
なし |
PVC |
|
INTEX(インテックス) レインボーリングプレーセンター 57453 ME-7019 |
輪投げやボール投げを楽しみながら水遊び |
約297×193×135cm |
約6.5kg |
なし |
塩化ビニル樹脂(非フタル酸系可塑剤使用) |
|
ドウシシャ(DOSHISHA) 大型 ラグーンプール DWE22-01 |
思いっきり遊べる大型プールでおうち時間充実 |
膨張時/約幅240×奥行141×高さ47cm |
記載未確認 |
なし |
塩化ビニル樹脂 |
|
JILONG スクエアボックスプール JL-688079 |
小さな子どもにおすすめの小型プール |
膨張時/約長さ82×幅82×高さ27cm |
800g |
記載未確認 |
ポリ塩化ビニル |
|
サンアート ス-パ-マリオ スクエアプール MBS-1016 |
プール遊びが楽しくなるキャラクターデザイン |
90×60×30cm |
記載未確認 |
記載未確認 |
塩化ビニール樹脂 |
|
FIELDOOR(フィールドア) 滑り台付きビニールプール |
数人で遊べる滑り台2台&アシカ2匹付き |
約幅250×奥行190×高さ25cm、内寸/約幅200×奥行140×高さ23cm |
約710g |
なし(別売りあり) |
ポリ塩化ビニル |
|
リリック すみっコぐらし とかげのシャワーつきプール |
シャワーで水浴びも楽しめるプール |
85×55×25cm |
記載未確認 |
記載未確認 |
記載未確認 |
|
FIELDOOR(フィールドア) 屋根付き ビニールプール |
屋根付きで強い日差しをガード |
幅140×奥行140×高さ115cm(プールの高さ約34cm) |
3.22kg |
なし(別売りあり) |
ポリ塩化ビニル |
|
SunnyLIFE バックヤードプール マーメイド |
写真を撮りたくなるかわいいデザイン |
幅150×奥行140×高さ125cm |
2.9kg |
記載未確認 |
ポリ塩化ビニル |
|
【筆者おすすめ】Aculldo beuways エアープール ワイヤレス 2.1m |
自動的に空気を入れられる電動ポンプ付き |
外寸/幅210×奥行145×高さ60cm、内寸/幅155×奥行98×高さ58cm |
3.8kg |
ワイヤレス蓄電式エアポンプ付属 |
ポリ塩化ビニル(フタル酸不使用) |
|
【筆者おすすめ】 AIVEST ビニールプール |
クッション仕様の底面でふわふわ |
外寸/幅180×奥行140×高さ50cm、内寸/幅135×奥行95×高さ50cm |
約3kg |
手動空気入れ付属、充電式電動ポンプ別売り |
透明のポリ塩化ビニル |
|
【筆者おすすめ】Pecute Dog Paddling Pool AM461423 |
壁の厚さ5mmの頑丈設計で型崩れしにくい |
L/直径120×高さ30cm |
記載未確認 |
不要 |
PVC、ボード |
|
【筆者おすすめ】 Petrichor 噴水プール |
噴水が楽しめる!高さ調節も可能 |
膨張時/幅170×奥行103×高さ65cm |
1.14kg |
なし |
ポリ塩化ビニル |
|
【筆者おすすめ】INTEX(インテックス) ジャングルアドベンチャープレイセンター 57161EP |
遊びがたくさん、滑り台や輪投げ付き |
幅244×奥行198×高さ71cm |
約6.08kg |
なし |
PVC(塩化ビニル樹脂・非フタル酸系可塑剤使用)、PE |
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