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2022年5月11日にオンラインで開催されたGoogleの開発者会議「Google I/O 2022」。
基調講演で現行のサービス・製品や新しいハードウェアが複数発表された。
Google I/O 基調講演の様子
ハードウェア
下記のものが発表された。
Google初の純正スマートウォッチ「Pixel Watch」、Googleスマホから廉価版の「Pixel 6a」、ハイエンドモデルの「Pixel7/7Pro」、高性能タブレット「Pixel Tablet」。
「Pixel Buds Pro」はアクティブノイズキャンセリング機能搭載で将来的には空間オーディオにも対応する。マルチポイント接続で、複数デバイスに同時に接続可能だという。
ソフトウェア
既存サービスの新機能として
【Google翻訳】
新たに24ヶ国語増え、合計133言語に対応することを発表。
【Googleマップ】
新機能「immersive(没入型) view」は目的地に上空から飛び込んでいくようにして入っていける。ストリートビューと航空写真を組み合わせることで、リアルにその場所を再現できるという。今年、一部地域(ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、東京)でリリース。他の地域については未定。
【YouTube】
自動チャプター機能と自動翻訳字幕が向上し、対応するのは16ヶ国語。
【Googleドキュメント】
AI要約機能により長文をAIが短くまとめてくれる。
【Google Meet】
映像では、顔の明るさを調整できるようになる。
【Google Lens】
マルチ検索に追加された「near me」は購入したい商品を売っている近所の店を探せる。
「scene exploration」はカメラに映った店頭の商品にネットのレビューの点数やカロリーなどをARで表示できる。
【Google Photo】
写真の人物の肌の色を補正するReal Tone機能に「Monk Skin Tone Scale」が追加され、より多様な人種の肌の色をリアルに表現可能になった。自分の肌の色(スキントーン)に絞って検索でき、似合うコスメの色を探す際に役に立つ。
【Nest Hub Max】
新しく「Look and Talk」を搭載。カメラを見つめるだけで「OK, Google!」のウェイクワードを言わずにGoogleアシスタントを起動できる。「電気をつけて/消して」「タイマー/アラームをつけて」というクイックフレーズを予め設定しておくと同様に起動できるそうだ。
【LaMDA】
自然な会話を実現するための言語モデル「LaMDA」が「2」になり、
「Test Kitchen」ツールで最初のフレーズを入力してオリジナルストーリーを構築させたり、様々な質問に答えさせたりできるようになる。
もう1つの言語モデル「PaLM」は5400億ものパラメータを持ち、思考の連鎖を促して、思考のプロセスを段階的にたどれるため、従来の言語モデルより精度の高い結果を表示できる。
【Virtual Card】
ChromeブラウザとAndroid端末で使える仮想のクレジットカードで、ユーザーはクレジットカード番号の流出を心配することなくネットショッピングを楽しめる。米国で今夏、Visa、American Express、Mastercard、CapitalOneで利用できるようになるそうだ。
【Google Wallet】
モバイルアプリ、ネット決済サービスの「Google Pay」を「Google Wallet」という名前にリニューアル。クレジットカード、プリペイドカード、交通系ICカード、運転免許証(まずは米国)などを登録してそれらの代わりに使える。電子ロック可能な車の場合は、車のキーもGoogle Walletに登録できる。※提供される国と地域による
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Googleの革新的な進化に今後も目が離せない。