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宇宙に興味を持っている人や学生が、宇宙科学について手軽に学べるように。そんな願いを込めて作られたのが、小型人工衛星の開発キット「MySat Kit」だ。
小型人工衛星の開発や仕組みを体験
「MySat Kit」は、小型人工衛星(いわゆるCubeSatなどと呼ばれるもの)の開発・組み立てを体験できるキット。あくまで人工衛星を身近に体験したり、宇宙科学を勉強するためのものであり、実際に宇宙には打ち上げられない。
届いたキットは、特別な知識がない人でも簡単に組み立てられる。完成すると、重さ約230g、大きさ約10cmの立方体になる。
3Dプリンターで作られたコンパクトな本体フレームの中に、基盤・マイクロコントローラ・加速度計・ジャイロスコープ・温度センサー・湿度センサー・太陽光トラッカー・ソーラーパネル・バッテリー・カメラなど、多数の部品が詰まっている。
例えば、実際の人工衛星は太陽光トラッカー機能によって太陽の位置を判別し、ソーラーパネルによる太陽光充電を最大化するという。「MySat Kit」でも同じような体験ができ、小型人工衛星がどのように機能するのか学べる。
「MySat Kit」用のオープンソースのソフトウェアは、GitHubからダウンロード可能。カメラが捉えた映像や、各種センサーが受け取った情報が表示される。このソフトウェアは自分好みにカスタマイズでき、プログラミングの勉強にも一役買ってくれる。
現在Indiegogoにてクラウドファンディング中。4つのラインナップが用意されている。
ベーシックキットは、98ドル(約1万1,200円)から支援購入できる。ただし本体フレームは付属していない。代わりに3Dプリントデータが付属し、自分で本体フレームを作成する必要がある。
開発者にフィードバックを提供したいユーザー向けのベータテスターキットは198ドル(約2万2,800円)から、一通りの付属品が揃ったスペースファンキットは228ドル(約2万6,200円)から、豪華なスペースギークキットは598ドル(約6万9,000円)から支援購入できる。
最短で2022年2月より発送予定。
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誰でも人工衛星の仕組みや宇宙科学が学べる時代に?
MySat Kit