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「古着」と聞いて、皆さんはどんな印象を受けるでしょうか。
誰かが着た服、数百円でも買える安い服、ボロボロで汚く、不潔な印象などなど……
以前は上記のような、古着に対して好ましくないイメージを持つ人々がほとんだったと思います。
しかし近年、フリマアプリの普及やSDGsの推進により、古着に抵抗を覚える人もかなり減ってきていると感じます。
またそれだけに留まらず、ファッションとしての古着にも非常に注目されており、現在はブームと呼べるほどの盛り上がりになっています!
そんな“古いのに新しい古着”の魅力を、僕たち「ゆーみん&きうてぃ」が連載を通して伝えていきたいと思います。
古着ファッションの遷移
“新しい古着”を語っていくにあたり、現在に至るまでどのようなスタイルがトレンドであったかご紹介していきたいと思います。
まず1990-2000年代では、「アメカジ」をはじめ「ストリート」や「グランジ」など、比較的男らしい服装が流行していたと言われております。
ミリタリージャケットやレザージャケット、ヴィンテージデニムにコンバースなどが、この年代を代表するアイテムと言えましょう。
また2000年代後半から2010年代にかけては、スキニーパンツを使用した細身なシルエットのスタイルが流行していました。
あの時は街を歩けば、スキニーパンツを見ない日がない!というほど皆履いていたことを鮮明に覚えています......笑
その他はシンプル嗜好なノームコアをはじめ、キャスケット帽にループタイとシャツ、ベストを使用した「オジボーイ」と呼ばれるスタイルや、長髪に柄シャツ、スラックスを合わせた「ルード」スタイルなんかも、当時街中でよく見るスタイルでした。
新しい古着のカタチ、「ユーロヴィンテージ」
そして現在の2020年代。
2010年代のシンプルで綺麗めスタイルからの流れを受け、また以前までの汚く男臭いイメージのあった古着を綺麗に着こなすといった、“新しい古着”のスタイルが流行中と言えます。
その中で最も注目されているのが、ヨーロッパ由来の古着を指す「ユーロヴィンテージ」になります。
1990-2000年代に流行していた男らしいアメリカ古着とは対をなすように、ヨーロッパの古着は丸みのあるシルエットをしており、どこか優しげで中性的な印象を与えるようなアイテムが多いのが特徴です。
以上のような「ユーロヴィンテージ」が流行している今、たった一年、たった数ヶ月で手に届かなくなるほど高騰してしまったアイテムも数知れず......。
また入荷日には、長蛇の列が一日中途切れずに古着屋の前に現れる光景も目にします。
まさに「ユーロヴィンテージ」の時代であると言えるでしょう。
そういった市場としての熱はもちろんのこと、その源流には、数多くの人々が「ユーロヴィンテージ」に対して魅力を強く感じている、という個々の思いがあるからです。
自分達がここまで古着の世界にのめり込んでしまったのも「ユーロヴィンテージ」と出会えたから。
そんな「ユーロヴィンテージ」の魅力と、古着屋だからこそ伝えられるファッション情報について、この連載で皆さんに伝えていきたいと思います!