リクルートスタッフィングの評判とは?特徴やメリット・デメリットも解説
派遣社員は人材派遣会社と契約を結び、派遣先の企業にて働くので、正社員とは契約形態が異なり、求職者は派遣会社と契約をします。
また、時給制という決められた時間のなかで業務を行い、正社員と比較すると勤務地や希望条件なども自由に選択でき、ライフスタイルに合わせて仕事をすることができます。
一方で、派遣社員は未経験から就業できる求人もあるものの、基本的には即戦力として採用されるケースが多いです。
派遣社員として働くにあたり、まずは「派遣会社への登録」が必要です。しかし、派遣会社が多すぎて「どの派遣会社を利用しようか」迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
国内の人材派遣会社は一般社団法人 日本人材派遣業界のデータによると、2018年時点では、全国38,128カ所と非常に多く存在します。
人材派遣会社には大手から中小企業、地域・業界特化などさまざまな種類がありますが、そのなかに、全国展開、かつ登録者107万人以上の「リクルートスタッフィング」という人材派遣会社があります。
派遣社員を目指している人であれば、一度はその名前を聞いたことがあるかもしれません。そして、人材派遣会社の利用前には公式サイト上だけではわからない、利用者のリアルな声も気になるかと思います。
そこで今回は、リクルートスタッフィングの評判について調査してみました。また、特徴やメリット・デメリットについてもご紹介していますので、登録・利用を検討している人はぜひ参考にしてみてください。
リクルートスタッフィングの特徴
リクルートスタッフィングは、株式会社リクルートスタッフィングが展開する、1987年6月に設立された人材派遣会社です。
同社は人材派遣事業の他にも、未経験から事務職を目指せる「キャリアウィンク」や、留学生向けの求人紹介サービス「Jappaning」、ママさん向け時短勤務の求人を取り扱う「iction!」など、数多くのサービスを展開しています。
また、新しい働き方に関するコラムが充実した「Rasisa Online」やエンジニア向けの有益な情報が詰まった「IT STAFFING エンジニアスタイル」というオンラインマガジンも展開しています。求人情報だけではなく、リクルートグループの知見を活かした情報発信が行われています。
そんなリクルートスタッフィングの主な特徴は以下の3点です。
1.リクルートグループの知見を活かした総合的なサポート
リクルートスタッフィングは人材総合サービスであるリクルートグループのひとつであり、人材派遣業界に関する分野で実績を築いてきました。その知見を活かして求職者ひとりひとりに対して満足度の高いマッチングが可能です。
また、有効スタッフ登録数107万人を超える国内でも最大級の人材派遣会社です。全国の従業員数も2,100人以上在籍し、売り上げ規模も4期連続で前年度を上回っているので、その規模の大きさが伺えます。
求職者ごとにマッチした多種多様な求人紹介が可能であり、全国の求人を取り扱っている事実からも、ありとあらゆる属性の求職者に対応できることがわかります。
2.スタッフの「指向」を重視したマッチング
派遣社員の場合は、求職者が持つスキルや希望の条件などが重視されがちですが、リクルートスタッフィングでは求職者の持つ「指向」に注目し、企業とのマッチングを図ります。
ここでの「指向」とは、求職者がどんなスキルを活用し、どんな職場であれば最大限パフォーマンスを発揮できるのか、という個人の方向性を指します。
リクルートスタッフィングは「スキルや希望条件がマッチしていても、求人に合致する求職者の指向がマッチしなければ、本来の実力が発揮できない」という考えを持っています。そのため、求職者と企業の間に入り、お互いにとってメリットのあるマッチングに注力しています。
3.オンラインで受講可能な研修とキャリア支援
リクルートスタッフィングでは登録者限定で、仕事に必要なOAスキルやビジネスマナー、資格取得のための講座をオンラインにて受けることができます。
例えば、登録者は以下のようなスキルアップ制度を利用できます。
・いつでもどこでも受講可能なeラーニング「ELAN」
・講師の説明を聴きながらPC操作を行う「OAセミナー」
・優待価格で利用できるさまざまな提携スクール
・今後のキャリアについて相談できる「キャリアコンサルティング」
オンライン講座が豊富にあるので、仕事や将来のために自分のペースで学習を進められる点や、リクルートスタッフィングの登録者であることにより、優待価格で提携スクールに受講ができる点は嬉しいポイントです。
さらに、リクルートスタッフィングは「ビジネスレスキュー」という、さまざまなシーンで使えるノウハウ、ハウツー記事を掲載しています。
この記事は登録者でなくても見ることができ、PC操作やビジネス文書の正しい扱い方、事務職や営業職での電話活用方法などについても記載されています。
リクルートスタッフィングのメリットとデメリット
次に、リクルートスタッフィングを利用する求職者のメリット・デメリットについて、どのようなものがあるのかを見ていきましょう。
リクルートスタッフィングのメリット
リクルートスタッフィングの利用によって求職者が得られるメリットは以下が挙げられます。
1.充実したサポート体制
リクルートスタッフィングは「オンライン・コンシェルジュ」と「チャットボット」をはじめとした求職者へのフォロー体制を完備しています。
オンライン・コンシェルジュでは、リクルートスタッフィングのコンシェルジュが、電話やオンラインにて無料で求職者の仕事に関するさまざまな相談や悩みを支援、解決するサービスです。
利用者満足度は90%を超え、ミスマッチのない仕事紹介が可能です。一方、こちらの相談を受けるためには事前予約が必要であり、さらにリクルートスタッフィングへの登録後7日間までの受付となっている点に注意です。
チャットボットは求職者の質問や相談が24時間365日受付可能なサービスです。キーワードや質問を入力することにより、自動で回答してくれます。特に、契約関係や源泉徴収など、難しい質問でも直接スタッフに問い合わせなくても回答してもらえるのは、契約が複雑な派遣社員にとってメリットと言えるでしょう。
2.名だたる大手企業の求人も数多く保有
リクルートスタッフィングの紹介求人は誰でも知っている大手企業の求人から、人気企業の求人まで幅広く保有しています。そのため、正社員では採用ハードルが高い企業であっても派遣社員であれば就業できる可能性が向上します。
派遣社員が初めての人でも、未経験職種や業種に挑戦したい人でも安心して就業できます。さらに、全国の求人を保有しているので地方の求人が少ないということもなく、リクルートスタッフィングだけでも十分な求人を確保できると言えるでしょう。ただし、コロナ禍で求人数が減少しているなか、優良求人を少しでも多く確保するためにも他の人材派遣会社との併用をおすすめします。
3.充実した福利厚生
リクルートスタッフィングに登録し、就業が決定するとさまざまな福利厚生を受けることができます。社会保険や健康診断・歯科検診、育休や有給休暇の取得といった基本的なものから、ベビーシッター割引サービスや障がい者サポート制度、フィットネスクラブの割引制度などもあります。
また先述のスキルアップ制度も福利厚生の一部であり、リクルートスタッフィングは登録者が安心して働ける環境が整備されていると言えます。
リクルートスタッフィングのデメリット
メリットがある一方、デメリットもありますので、両者を総合的に判断して利用可否を決めましょう。リクルートスタッフィングのデメリットは以下が挙げられます。
1.応募した求人に必ず就業できるわけではない
大手企業から人気企業までの求人取り扱いがあるリクルートスタッフィングでも、派遣社員の求人には応募したら必ず就業できるというわけではありません。
特に有名企業の応募は条件も良く、激戦区になることが多いので、求職者の応募後は社内先行というプロセスを経て、通過した人のみが派遣先の担当者との面談となります。
実際に、リクルートスタッフィングのQ&A:登録したら必ずお仕事を紹介してもらえますか?の質問には以下のように回答が掲載されています。
スタッフの皆さまのご経験・スキル・ご希望条件に合わせてお仕事をご案内させていただいております。ご経験・スキル・ご希望条件によっては、ご紹介が難しい場合もございますのであらかじめご了承ください。
そのため、応募求人にはより応募内容とスキルがマッチしている求職者が選定される、ということを念頭に入れて置く必要があります。
もし、大手や人気企業で働くことにこだわりがないのであれば、視野を広げてさまざまな求人に応募することがおすすめです。
2.就活に関するサポートがあまりない
リクルートスタッフィングは、キャリアコンサルティングを除き、基本的に求人はリクルートスタッフィングの「お仕事検索」から自分で求人を検索、応募していく必要があります。
応募完了後も、担当者からの条件の確認や選考状況に関する連絡のみとなるので、転職エージェントのような親身なサポートが受けられない可能性があります。
3.未経験可の求人が比較的少なめ
リクルートスタッフィングは派遣社員が未経験の人でも登録できますが、経験者と比較するとどうしても、求人の選択肢に差がでてしまいます。
実際にリクルートスタッフィングの「お仕事検索」のフリーワードに「未経験」というキーワードを入力して検索したところ、全体で550件ほどしか見受けられませんでした。
もちろん、応募も可能ですが、未経験可の求人は人気な傾向があるので、倍率が高くなってしまうことは事前に知っておく必要があります。
リクルートスタッフィングの利用の流れ
リクルートスタッフィングの利用の流れは以下の通りです。
1.WEB上で無料登録、MyPage開設
公式ホームページの「リクルートスタッフィングに登録」から「MyPage開設」をクリックすると画面が遷移しますので、必要事項を入力していきます。
2.求人検索
MyPageを開設すると、求人検索や応募ができますので、応募前には必ず職務経歴を登録しておきましょう。
3.求人応募・社内選考
応募した求人について担当者から連絡がきますので、内容を確認し問題なければ派遣先への面談へと進みます。また、人気求人や応募者多数の場合は社内選考のプロセスとなります。
4.企業面談
応募企業が求職者のスキルを見て、採用したいということで話が進むと、担当者と一緒に就業への手続きを行います。また、紹介予定派遣の場合は派遣先企業での選考があります。
5.仕事の決定
双方の合意により、勤務先が決定した場合は就業開始となります。応募者は就業開始前までに「情報セキュリティ研修」を受ける必要があります。
リクルートスタッフィングの評判
大手企業や人気企業の求人が多いリクルートスタッフィングですが、実際の評判はどうなのか調査をしましたのでぜひ参考にしてみてください。
リクルートスタッフィングの良い評判
まずは、リクルートスタッフィングの良い評判をいくつかご紹介します。
数社派遣で仕事してきたけど、やっぱり私はリクルートスタッフィングが1番好きだ。対応がズバ抜けていい。誰に当たっても嫌な気持ちになったこと1回もない。書類頼む部署に連絡しても皆さんテキパキととてもいい仕事をしてくださる。
— あざらし (@ak0510305) February 21, 2020
リクルートスタッフィングの対応が良かったという内容です。仕事や対応スピードが素早く、登録者に対してスムーズなやりとりを行ってくれることが伺えます。
派遣先と合わず辞めてしまいましたがリクルートスタッフィングは特に悪いところはなかったと思います!
— しゃも🐱 (@antistiz) March 19, 2021
スタッフサービスで昔仕事探していましたが、こちらが電話に出られないとき留守電残さないので何の用件かわからずイライラして使うのやめました(笑)
リクルートスタッフィングを利用してみて、特に悪いところはなかったという内容です。一方でツイートからは他の派遣会社とも併用していたことが伺えるので、求人数を多く確保するためにも他社との併用がおすすめです。
リクルートスタッフィングの悪い評判
次に、リクルートスタッフィングの悪い評判についてもいくつかご紹介していきます。
リクルートスタッフィングの社員電話切るのが早すぎて失礼にも程がある...
— オ ト メ 座 🌿うつ病療養中 (@__virgo21) February 25, 2020
「それでは失礼致します」ブチッ
数秒置いてから切るのが社会人共通ルールだと思ってたから愕然、、他にも仕事が荒すぎて全体的に対応が悪いし先が思いやられる。
他の派遣会社にすればよかったかな〜😔
リクルートスタッフィングの担当者の対応が悪かったという内容です。電話の対応だけでなく、他の仕事についても言及されていることがわかります。求職者ひとりひとりに担当がつくわけではない分、このように求職者に対してドライな対応になってしまうことが予想されます。
もし小さいお子さんがいて転職を考えてる方はリクルートスタッフィングはマジでおすすめしません。
— 涼SUKE (@ROMANCEDAWN_rk) March 9, 2021
妻が小さい子供がいる事を伝えると、声色が変わり「小さい子供がいる方は会社の紹介できません」と言われました。
人材派遣会社でこのような事を言われたのは初めてで、怒りしかわきませんでした。→
こちらはリクルートスタッフィングに求人紹介を断られてしまったという内容です。子どもがいることを伝えた途端に、求人紹介ができない旨を言われてしまったそうですが、本当であれば他の派遣会社を利用した方が良さそうです。
まとめ
これまでリクルートスタッフィングの特徴やメリット・デメリット、実際の評判などをご紹介してきました。以下が今回のまとめになります。
・リクルートスタッフィングは107万人以上の有効登録者数を持つ人材派遣会社、全国に拠点があり、大手企業や人気企業の求人を多数保有している。
・MyPage開設後に求人検索、応募が可能。登録者限定のスキルアップ制度も充実。
・評判については賛否両論だが、求人数確保のためにも人材派遣会社は複数利用がおすすめ。
リクルートスタッフィングはご紹介したように人材派遣会社ですので、最初から正社員を目指している人は紹介予定派遣か、他社の人材紹介サービスを利用するのが効果的です。
また、コロナ禍では求人数を保有するためにも、人材派遣会社1社のみで求人を探すのではなく、他社サービスをいくつか併用して求人を探すべきと言えるでしょう。
特に、同じ求人でも派遣会社によって給与が違うという可能性もあるので、複数社を併用して求人を確保しておく必要があります。
リクルートスタッフィングは大手企業や人気企業の求人が豊富ですので、ネームバリューのある求人に応募するのにおすすめです。
以下にリクルートスタッフィングと、人材派遣会社で同じく最大級のテンプスタッフのリンクを掲載しておりますので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
- 株式会社リクルートスタッフィング
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リクルートスタッフィング
- 登録・利用は無料
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全国に拠点を保有し、大手企業や人気企業の求人を数多く保有しています。スキルアップ制度や福利厚生も充実しています。
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