
デュアルディスプレイのおすすめ10選!作業効率アップに導入しよう
一番手っ取り早くPCの作業効率をあげる方法は、モニターの枚数を増やしてデュアルディスプレイにすることです。作業内容にもよりますが、PCのスペックアップと同等か、それ以上の作業効率アップが期待できるでしょう。
本稿では、デュアルディスプレイの良さとおすすめモニターについて紹介します。
デュアルディスプレイのメリット
モニターが1枚増えるということは、作業スペースが倍になるのとほぼ同じです。
例えば、電子書籍などの資料を参考にしながら書類や文章を作成している時、通常ならいちいちウィンドウを切り替えながら情報確認と執筆をすすめる必要があります。しかし、デュアルディスプレイなら、サブモニターに資料を表示させたままメインモニターで作業を進められます。
また動画編集時に、編集用タイムラインと表示画面を別々に表示できるのは大きな強みです。これは、動画編集をしたことがある人なら同意いただけるものと思います。
資料を表計算ソフトに落とし込むときなどは、特にデュアルディスプレイが役立つので、事務処理をする人には特におすすめです。
他にも、サブモニターで環境音楽や焚火の動画を流しながらメインモニターで仕事をするなど、積極的に活用しなくても快適な作業環境作りに役立ちます。
実際の使い勝手
ここ10年以上デュアルディスプレイ環境で作業している筆者としては、ディスプレイが1枚では不便で仕方ありません。いちいちタスクバーから開いたり閉じたりするのが煩わしく感じるくらいです。
モニターは多いほど便利ということで2枚どころか3枚目、4枚目と予算と場所が許す限り増設したいところです。
しかし、問題となるのはデスクのスペースと配線の取り回しです。基本的には横に並べて使うので、ある程度の広さが必要です。また、電源ケーブルと接続用ケーブルが増えるので、きちんと束ねておかないと乱雑になってしまいます。
そこでデュアルディスプレイにする際は、片方だけでもモニターアームを使いましょう。上下左右の角度調整が自在になるだけでなく、モニターのスタンドを外せるので机の作業スペースが確保できるメリットがあります。
管見の限りにおいてデュアルディスプレイ化した人の多くは、モニターアームを併用して快適に作業をしているようです。
下記にモニターアームのレビューがあるので、デュアルディスプレイ化するのならぜひ検討してみてください。
デュアルディスプレイの接続方法
デュアルディスプレイの接続方法は、通常のモニター接続と変わりません。そのやり方は簡単で、PCとモニターの接続端子の形状が対応しているかチェックして、問題なければ付属のケーブルで接続します。
端子を接続したら、マルチディスプレイから「検出」を選択して、追加したモニターの表示方法を設定してください。メインモニターと同じ画面を表示させるか、それとも独立した表示画面にするか選択しましょう。

設定画面はWindows10のもので、Macとは異なります。ただしどちらのOSでも、基本的な機能なので特別な作業は不要です。
設定画面から画面表示に従って選択してください。2分もあれば完了するでしょう。
デュアルディスプレイの選び方
ディスプレイ用追加モニター選びで最も重要なのは使用環境です。ここからは、デュアルディスプレイの選び方を紹介します。
横置きか縦置きか?使用環境で選ぶ
コネクタ形状のチェックは大前提として、横置き・縦置きの置き方、あるいは外出先でも使えるようにポータブル性を重視するのかによって、選ぶべきモニターは変わってきます。
横置きと縦置きを切り替えられるピボット機能付きモニターにすると、電子書籍の閲覧やWebサイトの確認、文章のチェックが便利になります。
また、スタンドが折りたためるディスプレイなら、鞄に入れて持ち運べます。
どの程度の映像を求めるか?ディスプレイのスペックを確認
また通常のモニター選びと同様に、モニター自体のサイズや画素数、表面処理も大事です。どの程度のクオリティの映像を求めるかによって選んでください。
艶のある映像を求めるのならグレア(光沢)ですが、長時間の作業ならノングレア(非光沢)が目に優しいです。
高度な動画編集やより良い環境で映画を見たいのなら、4Kディスプレイ(3,840×2,160)を。そこまでは必要ないのならフルHD(1,920×1,080ピクセル)を選べば十分でしょう。
ちなみに筆者がおすすめする最もコスパが良いサイズとスペックは、23.8型&フルHDです。
信頼のおけるメーカーから選ぶ
そしてやはり最後は、信頼のおけるメーカーから選ぶのが無難です。スペックに見合わない価格のモニターを見つけたとしても掘り出し物ではないかもしれません。どこかに無理がある製品の可能性が高いのです。
液晶ディスプレイの選び方は、下記の記事でも紹介しているので参考にしてください。
おすすめのデュアルディスプレイ用モニター10選
追加モニターとしておすすめの商品を10台ピックアップしました!是非参考にしてみてください。
- I-O DATA
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モニター EX-LDH241DB
- 税込み14,380円
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コスパに優れたシンプルなディスプレイ
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23.8型、HDMI端子×1、アナログRGB端子×1、ノングレアなので長時間の作業でも目に優しい仕様です。
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一枚目は筆者も愛用している有名メーカー、I-O DATA製の23.8型モニターです。デュアルディスプレイ用の追加モニターとして必要とされる機能を必要なだけ備えており、フルHDでこの価格です。
ハイエンドゲームなどをするには物足りないかもしれませんが、仕事用として使うのなら十分に満足できるでしょう。
引き続きI-O DATA製モニターですが、こちらは同等のスペックで最小となる20.7型です。大きなモニターの方が快適に作業できますが、自宅の場合は設置場所の問題があります。
20.7型なら場所を取らないのでデュアルディスプレイには最適でしょう。
こちらはこれまでとは違い、持ち運びができるモバイルモニターです。キャリングケースがついており、痒い所に手が届く仕様となっています。太いベゼルで剛性を確保しており、接続端子が多くて実用的。
キャリングケースにいれてノートPCと鞄に入れておけば、どこへ移動してもベストな作業環境を作れます。
- ASUS
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フレームレス モニターVZ249HR
- 税込み14,480円
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薄型で画面が広い!洗練されたディスプレイ
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23.8型、HDMI端子×1、D-Sub 15ピン×1、ノングレア、フルHD。IPSディスプレイなので角度に強い!
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4枚目は台湾の大手ASUSのモニターです。画面サイズと価格的にはアイ・オー・データ製とほぼ同等ですが、こちらはベゼルが狭く薄型でIPSディスプレイです。
角度変化に強いので、どこから見ても見やすいです。薄型のせいか、モニターアーム接続用のVESA規格に準じたねじ穴がないので注意してください。
引き続き、ASUS製のモニターです。こちらも薄型ですが、端子の構成とリフレッシュレートが違います。ゲーミングモニターのリフレッシュレートは144㎐や240Hzなので比較になりませんが、通常のモニターよりは反応速度が速くて画面がブレづらいです。事務機とゲームの中間位のスペックだといえるでしょう。
6枚目はBenQ (ベンキュー)のモニターです。こちらも台湾の老舗メーカーで愛用者が多いブランドです。各種アイケア機能とサウンドモードの切り替えは、映像作品の視聴を前提とした構成だといえるでしょう。
もちろん実用に十分耐えますし、背面にはVESA規格のねじ穴があるのでモニターアームと接続可能です。メインモニターが古いなら、こちらをメインに取り換えても良いでしょう。
7枚目に紹介するXL2411Pは、ゲーマー用のサブモニターとしておすすめです。PCゲーマーの多くはゲームしながら情報サイトを参照するなど、視野角を広くとるためにデュアルディスプレイにしている人は珍しくありません。
中でもXL2411Pは、144Hzという高いリフレッシュレートと暗い場所での視認性が高いのが特徴です。また角度が自由に調整できるので、プレイスタイルに合わせた使い方が可能。変則的な画面表示にも対応できます!
こちらは韓国LG製のモニターです。LGというとハイエンドなテレビやスマホの液晶で有名ですが、やはりPCモニターも総じてハイスペック製品が多いです。4K対応ということで圧倒的な美しさを誇る本製品は、高解像度での映像確認が必要なプロの方におすすめです。
美麗な画面でゲームも楽しめますが、反応速度は一般的なスペックなのでオンライン対戦には向きません。ソロプレイ用、あるいは映画鑑賞におすすめです。
- Dell
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モニター SE2416H
- 税込み13,800円
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7年連続モニター出荷数、世界1位を誇る安心のメーカー
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23.8型、HDMI端子×1、VGA端子×1、ノングレア、フルHD。シンプルな構成のAmazon限定品です。
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こちらは世界的大企業デルのモニターです。価格・スペックの両面で標準的なモニターで、さすがは世界中に商品を供給しているだけのことはあります。
ただしVESA規格に準拠していないのでモニターアームは接続できませんし、内蔵スピーカーもありません。脚付きのモニターを複数並べるとデスクが狭くなるので配置に注意してください。
メインにするには少し物足りないところが、デュアルディスプレイ向きだといえるでしょう。
- Lenovo
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D22-10 整備品
- 税込み10,800円
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有名メーカーの整備品という選択肢
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21.5型、HDMI端子×1、ノングレア、フルHD。VESA規格準拠なのでモニターアームに簡単接続可能です。
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最後に紹介するのが、Lenovoのモニターです。グローバルなブランドにも関わらず、1万円を切るという価格の秘密は整備品であるということです。つまり中古ですね。会社が倒産したり、大規模な買い替えを行ったりすると、こういったモニターが大量に出回ります。
価格は安いですが、基本的なスペックは新品の同等です。多少消耗している点だけ目をつぶれば、最も安くデュアルディスプレイ環境を作れるでしょう。
よくあるトラブルと対処法
最後に、デュアルディスプレイを設置時や接続時に、よくあるトラブルとその対処方法を紹介します。
接続できない、映像が映らない
モニターを増やした時に起きる最大のトラブルは、何といっても接続できない、映像が映らないというものです。
基本的に現在手に入るモニターをWindowsやMacと接続して反応しないということは無いのですが、万が一そのようなことがあったとき、最初にチェックするのはOSのアップデートです。Windowsアップデートをしていなければ手動ですぐに最新のものにしましょう。
設定から更新で選べます。
それでも検出されない、というのでしたらケーブルやコネクタの接続不良を疑ってください。他の端子を使ったり、ケーブルを差しなおす、あるいは取り変えるなどすれば検出されるはずです。
それでもダメだ、という場合はパソコン側の問題を疑うか不良しかありえません。ごく稀にデュアルディスプレイ出来ない仕様のパソコンがあるのでメーカーに確認してみてください。
メインモニターの複製画面になる
また画面がメインモニターの複製しかできないときは、PC側のディスプレイ設定が誤っています。
画面を右クリックして「マルチディスプレイ」の設定に戻り、追加したモニターの表示方法を見直してください。モニターが検出されているなら修正できるはずです。
まとめ
以上、デュアルディスプレイでおすすめのモニターを紹介しました。やはり売れ線は23.8型、フルHDといったところで、そこにVESA規格やブルーライトカットなどの付加価値で各社差別化しています。
モバイルモニターという選択肢もあるので、環境に合わせて選んでください。本稿の商品を選べば後悔するようなことはないはずです。
※価格はAmazonの2021年4月時点のものです。