マスクしたままiPhoneロック解除、いつからアップデート開始する?
マスクを着けたままではロック解除が不便だったiPhoneの顔認証(Face ID)。今月の2月1日(米国時間)にAppleからリリースされた「iOS14.5」のベータ版で、ついにそれを解決する新機能が搭載されました!
ただし、この機能を使うにはApple Watchが必須なのが注意点です。
近く正式版が出れば、多くのiPhoneユーザーの悩みを解決するだろうこの新機能。
「Apple Watchでどうやってロック解除をするの?」
「いつになったら使える?」
今回はいち早く、こうした疑問に答えていきます。
目次
Apple Watchがなぜ必要?顔がほとんど隠れていても本人だと分かる?
今回、ベータ版がリリースされたのは「iOS14.5」。ベータ版とはまだ開発中のソフトウェアで、Apple Developer Programのメンバー向けにリリースされています。
国内でも一部のユーザーがダウンロードして検証を行っていますが、注目はApple Watchを併用することでマスクをしたままロック解除ができる新たな機能です。
なぜApple Watchを併用するかと言えば、マスクをした状態でTrueDepthカメラが認識できるのは、目や耳などの一部の情報のため、ユーザー本人が使用しているApple Watchとの接続を確認することで、本人であると認証するのです。
では「Apple Watchさえ着けていればロック解除できる」と思われるかもしれませんが、TrueDepthカメラによる顔認証もセットになっているので、マスクをしていてもiPhoneを顔に向ける必要があります。
Apple Watchを別の誰かが着用して不正にロック解除が行われるのを防ぐため、目や耳などマスクをしていても確認できる顔のパーツも判断材料にしています。
顔を全く見ないのかと思って、マスクをしたカミさんの顔でアンロックしようとしたら出来なかった。一応、目の周りも見てるんだな。よく出来てる。
現在まだ、iOS14.5のベータ版の初版(beta 1)がリリースされた段階で、今後、beta 2、beta 3と正式版のリリースへ向けてAppleでは版を重ねることになります。そのため、不確定の要素はまだ多いですが、現時点で分かっていることを紹介していきます。
対象端末は顔認証を備えたiPhoneとApple Watchの現行モデル
当然ですが、対象となるiPhone端末は顔認証を備えたモデルです。国内で初めて顔認証システムを備えたiPhoneが登場したのは、2017年11月3日に発売された「iPhone X」です。
その後、2020年4月24日に発売され、指紋認証を復活させたことで話題になった「iPhone SE(第2世代)」を除けば、iPhone 11シリーズやiPhone 12シリーズなどいずれも顔認証システムを採用しているため対象端末になります。
iPhoneとApple Watchどちらも最新OSへアップデート
では、いよいよ設定の手順をご紹介します。
① iPhone、Apple Watchそれぞれ最新OSへアップデート
iPhoneとApple WatchでOS最新版がリリースされたら、さっそくアップデートを行いましょう。
【次回リリース予定のOS】
iPhone:iOS 14.5
Apple Watch:watchOS 7.4
② 「Face IDとパスコード」の設定を手動で変更
iPhoneの「設定」アプリを開き「Face IDとパスコード」をタップします。Apple WatchでiPhoneロック解除をするため機能を「ON」にします。
③ Apple Watchのロックを解除
Apple Watchがロック解除されていないと、iPhone側もロック解除はできません。
Apple Watchは装着する度に4ケタのパスコードを入力してロック解除を行います。一度ロック解除すれば、腕から外すまでは解除状態が継続します。その間はiPhone側も解除状態が継続するので、マスクをしながらでもすぐに使い始めることができます。
ユーザーがApple Watchを腕から外す、もしくはApple Watchとの接続が圏外になることで、iPhoneは再びロックされます。
④ マスクをした状態でロック解除されるか確認
設定が済んだら、実際にマスクをした状態でiPhoneのロック解除ができるか試してみましょう。
これまでのようにiPhoneを使う度にマスクを手でずらしたり、パスコードを入力していた手間がなくなるのは魅力的です。
Apple Watchが必要になる点は高いハードルですが、すでにApple Watchを普段から使用しているユーザーにとっては、アップデートだけで顔認証の不便さから解放されるのは大きなメリットでしょう。
マスクを着用したままロック解除ができるアップデートはいつ?
気になるのが、現在ベータ版がリリースされているiOS14.5の正式版がいつリリースされるのかという点です。
もう目前なのか、それともまだしばらく不便さと付き合うことになるのか、過去のアップデートを参考に予想してみます。
iOS14.0は約3ヶ月かかった、でも次回アップデートは目前かも?
現在、iPhoneの最新OSはiOS14.4です。従来のiOS13から大幅にアップデートされたiOS14.0がリリースされたのが2020年9月17日。その後、iOS14.1、iOS14.2とマイナーアップデートが繰り返されてきました。
iOS14.0以降のアップデートのスケジュールを振り返ることで、最新版のiOS14.5がいつ正式にリリースされるのか、時期を予測します。
ベータ版リリース開始日 |
正式版リリース日 |
|
iOS14.0 |
2020年6月23日 |
2020年9月17日 |
iOS14.2 |
2020年9月18日 |
2020年11月5日 |
iOS14.3 |
2020年11月13日 |
2020年12月14日 |
iOS14.4 |
2020年12月17日 |
2021年1月27日 |
iOS14.5 |
2021年2月1日 |
2月後半〜3月初め |
iOS14.0はメジャーアップデートということもあり、ベータ版はbeta1から8まで版を重ね、ようやく正式版がリリースされるまで約3ヶ月がかかっています。
一方、その後のマイナーアップデートに関しては、ベータ版のリリースから正式版のリリースまで約1ヶ月といったところです。
今回のアップデートには高い関心が集まってはいるものの、マイナーアップデートの1つに過ぎないため、これまでと同様に約1ヶ月程度で正式版がリリースされることが見込まれます。
そのため、早ければ今月中には一般ユーザーでもApple Watchと併用することで、マスクを着用した状態でのロック解除が体験できそうです。
もう目前まで来ていると言って良いでしょう。
Apple Watchは機能の違いに注目、愛用できるモデルを
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まだApple Watchを持っていない方は、ぜひこの機会にApple Watchを検討してみてはいかがでしょうか。
現在Apple Watchは、低価格の「Series 3」から、血中酸素濃度まで計測できる最新モデル「Series 6」まで発売されています。
これから手に入れる方は、価格だけでなく機能も比べることで、長く愛用できるモデルを選びましょう。
MoovooではこれまでにApple Watchの比較を行っています。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
長く続くコロナ禍で、ガマンの多い日々が続いています。だからこそ、少しでもストレスを溜め込まない生活を送りたいものです。
指紋認証が廃止された後のオールスクリーンモデルを使用するiPhoneユーザーにとって、マスクをしたままでの顔認証の不便さは悩ましかったことでしょう。
1回に感じるストレスは小さくても、1日に何度も繰り返すことで大きな不満として心に蓄積されます。今回のアップデートでマスク着用時に不便だった顔認証のストレスから解放されるのを大いに期待しましょう。
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