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水道いらずの移動式手洗い機「WOSH」 ドラム缶が世界の公衆衛生を変える!?

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銀座 伊東屋、GINZA SIX、ルミネ、ソニーパーク銀座の代表、さらに医療従事者の支援団体「Thnik The Day」代表となったモデルの紗栄子、そうそうたる顔ぶれが集結し、銀座の“まちづくり”のために立ち上がった。

その中心にいたのは、20代の若々しい青年だった。

2020年9月25日(金)ソニーパーク銀座で、「公衆手洗い推進パートナーシップ」発足記者会見が開かれた。

東大発のベンチャー企業WOTA(ウォータ)株式会社が、パートナー企業・賛同団体と共に、With コロナ時代の“まちづくり”として、街中でいつでも誰でも無料で手が洗える社会を目指していく。

「公衆手洗い」の必要性

WOTA社が実施した調査によると、外出先で手を洗いたいのに、手洗い場がなくて困っていると回答した人が約8割。

外出先での手洗いニーズがあるにも関わらず、手洗いの環境が整っていない状況が浮き彫りになった。

そこでWOTA独自の水再生処理技術を応用し、水道に依存しない、水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を開発。

ちなみに、私がWOTAの水再生処理技術を見て「は〜」とか「ほ〜」とか、驚きつつ感心した体験は今回が2度目。以前取材で伺った「サウナフェス2019」の水風呂にも使用されていたのを思い出した。

独自の水再生技術

独立型ポータブル設計なので、病院や学校、商業施設やレストラン、カフェなどの飲食店の店舗前など水道のない場所でも、手軽に設置が可能となる。

はじめに注ぐ20リットルの水を、約98%の循環効率で回していく。膜ろ過・塩素添加・紫外線照射の3段階の水再生処理を搭載し、供給水質の安全性を担保している。

日本の外にある特需

ユニセフによる調査では以下のことが報告されている。
・世界人口の40%、約30億人が家に石鹸と手洗い設備を持たない
・医療施設なのに、まともなトイレや手洗い設備がない所が世界で16%
・サハラ以南のアフリカで、都市部の63%の人口が、手洗い設備にアクセスできない

など

誰でも・どこでも・いつでも使える「公衆手洗い」は、衛生先進国である日本での需要は、そこまで高いものではないかもしれない。
しかし、世界を見渡すとWOSHを渇望している人たちが大勢いる。

早く日本を飛び出して、海外で活躍する「公衆手洗い」の姿を見てみたい。


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