初心者も楽しめる! おすすめのルアーロッド15選
スポーツフィッシングとして誕生したルアー釣りは、餌釣りアングラーにも大人気。いまでは「ルアーで釣れない魚はない」と言われるほどになっています。生き餌が苦手な人も楽しめるため、釣りの入門にもうってつけ。そこで、ルアーロッドの選び方を基本からわかりやすく解説し、初心者でも使いやすいリーズナブルでコスパ抜群のおすすめモデルを紹介します。
目次
ルアーロッドの種類
一口にルアー釣りといっても、さまざまな種類があります。かつて、ブラックバスを対象にしたバスフィッシングが大ブームを巻き起こしましたが、ルアー釣りの対象魚はぐんと広がっています。
とくに最近では、ソルト(海水)でのルアーフィッシングが大流行。代表的なシーバス(スズキ)をはじめとして、堤防などで繊細な釣りが楽しめるアジやメバル、エギという疑似餌で釣るアオリイカ、砂浜で狙うヒラメやマゴチ、カサゴやアイナメなどの根魚、ブリやヒラマサといった青物など、あらゆる魚がルアー釣りのターゲットになっています。
現在、ルアーロッドは対象となる魚種によって細分化されており、数多くの専用ロッドが市販されています。誰でも「楽しく釣って、美味しく食べる」ことができるルアー釣りですが、どんなロッドを選べばいいのか戸惑う人は少なくありません。
ルアーロッドの選び方
ロッド選びでは「どんな魚を釣りたいのか?」「どこで釣るのか?」を決めることが大切です。しかし、いろいろな魚を釣りたいという人も多いはず。そもそも、これまでルアー釣りをしたことがなければ、ターゲットやフィールドを特定することは難しいでしょう。
では、どうするか? ルアーロッドの基礎知識を身につけることです。それが、ロッド選びで失敗しないための近道なのです。
「リール」によって2つのタイプに分かれる
ルアーロッドは、装着するリールによって大きく2つのタイプに分かれます。スピニングリールに組み合わせる「スピニングロッド」と、ベイトリールに組み合わせる「ベイトロッド」です。
①スピニングロッド
スピニングリールは誰でも扱いやすく、ライントラブルが少ないのが最大の特徴です。スピニングロッドは、ベイトロッドに比べてガイドが大きく、ロッドから離れたところに配置されていますが、これはらせん状に放出されるラインがガイドに絡まないようにするためです。スピニングロッドは、遠投性能が高く、広範囲を探る釣り方に適しているのです。
②ベイトロッド
ベイトリールはラインを巻き上げるパワーが強く、大物とのファイトでも安心です。その反面、ラインが絡まる「バックラッシュ」が発生しやすいので、キャストには経験が求められます。ベイトロッドはリールを取り付ける部分に「トリガー」という突起物がありますが、これは不安定になりがちな重心を補正するためです。ベイトロッドは、スピニングロッドに比べて遠投性に劣りますが、ルアーを落とし込んだり、ピンポイントで攻めるときなどでは操作しやすいのが強みです。
このように、それぞれ特徴がありますが、初心者にはルアーをキャストしやすいスピニングロッドがおすすめです。ベイトロッドは、ルアー釣りに慣れてきてから、2本目あるいは3本目のロッドとして検討するといいでしょう。
ロッドの「長さ」で遠投性と操作性が決まる
ルアーロッドの長さは、フィート(ft)かメートル(m)で表されており、6フィート(約1.8メートル)未満のショートロッドから10フィート(約3.0メートル)を超えるロングロッドまであります。
長いほど遠投性に優れ、足場の高い釣り場でも有利ですが、扱いにくいのが難点。一方、短いロッドは手返しがラクで、ピンポイントを狙うのにも適していますが、ルアーの飛距離は伸びません。
それぞれに一長一短がありますが、ビギナーには遠投性と操作性のバランスがとれた9フィート(約2.7メートル)前後がおすすめです。堤防などの一般的なフィールドなら、広範囲を探ることができ、さまざまな魚種を狙えます。
ロッドの「硬さ」によって使えるルアーが異なる
ロッド選びでは「硬さ」も重要なポイントです。それは、ロッドの硬さによって、扱えるルアーや対象魚が決まってくるからです。
硬いロッドは、重いルアーを遠投したり、大物とファイトしたりするときに有利ですが、軽いルアーをキャストすることは難しい。一方、軟らかいロッドは、軽いルアーを操るのには適していますが、重いルアーを投げると破損してしまうおそれがあります。
ルアーロッドの硬さは「ロッドパワー」とも称され、軟らかいほうから順番に、UL(ウルトラライト)、L(ライト)、ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)、H(ヘビー)、XH(エクストラヘビー)と分類されています。このなかで汎用性が高いのは、ML〜Mと考えていいでしょう。このクラスなら、初心者にも扱いやすいはずです。
ただ、ここで注意してほしいのは、ロッドに適合するルアーウェイトです。じつは、ロッドの硬さ(L〜XH)に対応するルアーの重量は、ロッドメーカー各社の間で統一規格ができていません。大きな差はみられませんが、それぞれのアイテム(ロッド)についてスペック表で確認してください。
適合ルアーの重量はグラム(g)、またはオンス(oz)で表記されています(1オンス=約28グラム)。ちなみに目安としては、ロッドパワー(硬さ)がMLなら最大20~30グラムまで、Mなら最大30~40グラムまでのルアーが適合すると考えていいでしょう。
ロッドの「自重」をチェックする
ここまで、ルアーロッドを選ぶときの最重要事項について説明しました。ここからは、さらに候補を絞り込むためのチェックポイントを挙げていきましょう。
まず、できるだけ軽いロッドを選ぶのが賢明です。ルアー釣りでは、繰り返しルアーをキャストするので、わずかな自重の違いでも疲労の度合いは大きく異なります。また、長さと硬さが同じなら、より軽いロッドのほうが感度がよく、アタリをとりやすい傾向があります。
ロッドの自重は長さだけでなく、ブランクス(ロッド本体)の素材やガイドの設計によっても変わります。最もわかりやすいのは、ブランクスの素材。ルアーロッドは、カーボンファイバーとグラスファイバーでできていますが、カーボン素材の比率が高くなればなるほど軽量化されます。ルアーロッドのスペック表には、カーボン含有率が記載されていることが多いので、参考にするといいでしょう。
ロッドの「継数」をチェックする
ルアーロッドを選ぶときは、携帯性も考慮する必要があります。車で釣行するのか、電車やバスを使うのか、あるいはバイクや自転車で移動するのかによって、持ち運べるロッドが異なるからです。
ルアーロッドには、次のように3つの形態があります。
①ワンピース
継ぎ目がない1本竿。最も感度や強度に優れており、こだわりをもって愛用しているアングラーも少なくありません。しかし、6フィートぐらいまでのショートロッドに限られるのが一般的です。
②ジョイント
ロッドが分割されているタイプ。センターカットの2ピースモデルがスタンダードで、仕舞寸法は全長の半分程度になっています。感度や強度も悪くなく、初心者にもおすすめのタイプです。ただし、電車やバスなどで釣行する場合は、継数が3本以上の「マルチピースロッド」がおすすめです。2ピースモデルに比べて感度や強度は若干劣りますが、持ち運びに便利なモバイルロッド(パックロッド)です。
③テレスコピック
竿先が内部に収納される「振り出し式」のモバイルロッド。ジョイントタイプよりもさらに携帯性に優れ、リュックやバッグに入れて釣行する人におすすめです。また、入れ子構造になっているため、ガイドにラインを通したまま縮めることができ、場所を移動しながらポイントを探っていく釣り方(ラン&ガン)には最適。しかし、ジョイントタイプに比べて、感度や強度はやや劣るようです。
ロッドの「パーツ」をチェックする
ブランクスだけでなく、ガイドや穂先(ティップ)などのパーツにも目を向けることで、いっそうロッド選びに磨きがかかります。
ルアーロッドのガイドリングは、「ハードガイド」と「SiCリング」が主流になっています。このうち、SiCリングのほうがガイド性能に優れており、中位機種のロッドにはたいてい搭載されています。本格的にルアーフィッシングを始めようとするなら、SiCリングが採用されているロッドがおすすめです。さらに高品質の「トルザイト」というガイドリングもありますが、高価であるため上位機種で採用されるにとどまっています。
また、ガイドフレームでは、糸絡みが軽減される「Kガイド」「AGS」が人気です。どちらも巻きグセがつきやすいPEライン(一般的なナイロンよりもルアー釣りに適した糸)に対応しており、本格派にはおすすめです。
穂先がロッド選びのカギになることもあります。ルアーロッドには、中空構造(パイプ状)になっている「チューブラー」と、中身が詰まっている「ソリッド」の2種類があります。チューブラーは、ブランクスと同じ素材でつながっているので、張りがあって高感度。一方、ソリッドは、ブランクス の先にソリッド素材を継ぎ足してあり、柔かくて食い込みのよさが特徴です。
それぞれに持ち味がありますが、反発力と強度があるチューブラータイプのほうが扱いやすいといわれます。ソリッドタイプは折れやすいという弱点がありますが、アジやメバルなどの繊細な釣りには向いています。
ロッドの「テーパー」をチェックする
テーパーとは、一般に「調子」と呼ばれているもので、ロッドのどの部分から大きく曲がるのか、その「しなり具合」を表しています。ロッドのスペック表に記載されていないこともありますが、できれば実物を手にとってみたり、販売店やメーカーに確認したりするといいでしょう。
ルアーロッドのテーパーは3つに分類することができます。
①ファーストテーパー
穂先に近い部分から曲がります。ルアーにアクションが伝わりやすく、細かくルアーを動かせるのが最大の特徴です。また、重いルアーを遠投することもできます。しかし、超軽量のルアーをロッドの反発力でキャストしようとしても、うまくいかないかもしれません。
②スローテーパー
ロッド全体が緩やかに曲がります。軽量ルアーでもキャストしやすく、食い込みのよさが魅力です。しかし、細かくルアーにアクションをつけたり、重いルアーを遠投したりするには不向き。
③レギュラーテーパー
ファーストテーパーとスローテーパーの中間で、竿の真ん中付近で曲がります。キャストするルアーを選ばず、食い込みも悪くありません。際立った特徴はありませんが、初心者にはこのタイプが無難でしょう。
はじめの1本に最適な「万能型ルアーロッド」5選
「何を釣りをするのか、はっきりとは決めていない」という人は、汎用性の高い万能型のロッドをおすすめします。
スペックでいえば、長さは9フィート前後、硬さはML〜Mぐらい。このクラスなら、ソルトルアーフィッシングの代名詞ともいえるシーバスをはじめ、ヒラメやタチウオ、あるいはアオリイカやクロダイなどさまざまな魚種を狙うことができます。
また、餌釣りでは、小型の天秤(オモリ)を使ったちょい投げや、サビキ釣りなどに使えます。
万能型のルアーロッドは、文字通り「万能ロッド」と謳っているモデルもありますが、「シーバスロッド」や「エギングロッド」のなかにも、おすすめのモデルがたくさんあります。
「リバティクラブ」は、総合釣具ブランド・ダイワの代表的なエントリーモデル。なかでも、シーバス仕様の「リバティクラブ シーバス」は、はじめてルアー釣りに挑戦する人に最適です。堤防や河口などで手軽にルアー釣りの醍醐味が味われるシーバスフィッシングは、ソルトルアーの入門としてうってつけだからです。また、リバティクラブ シーバスの基本性能は申し分なく、細部のデザインにもこだわりがみられます。中級者も納得できるグレードといえるでしょう。このロッドは、シーバスをメインターゲットとしながらも、ワカシ(ブリの幼魚)やカマス、ソウダガツオ、サバなどの回遊魚も狙えるバーサタイル(万能型)モデルです。
「ルアーマチック」は、ダイワと双璧をなす総合釣具メーカー・シマノの人気シリーズ。リーズナブルな価格ながら、高性能なブランクスが魅力です。「ルアーマチック MB」は、そのモバイルタイプ。ジョイント式でコンパクトに仕舞えるのが最大の特徴ですが、マルチピースロッドにありがちな不快な曲がり方はしません。また、一般的に継数が多くなるほど自重が大きくなりますが、センターカットの2ピースロッドと比べても遜色のない軽さを実現しています。このロッドは、飛距離を重視して長めになっており、シーバスやタチウオ、根魚、小型青物など幅広く対応する万能タイプです。
ダイワの「ルアーニスト」シリーズは、ルアー釣り入門に最適。あらゆる魚種に対応できるように、17アイテムがラインナップされています。ソルトルアーフィッシングを手軽に楽しむために設計されており、リーズナブルな価格ながら高品質のブランクス 、握りやすいリールシート、高級感のあるデザインで人気を博しています。このロッドは、防波堤からシーバスやアオリイカなどを狙うのにうってつけのモデルです。
ルアーフィッシング専門メーカーのメジャークラフトは、コスパに優れたリーズナブルなロッドを多数ラインナップしています。なかでも「ソルパラ」は、ルアー釣りのエントリーモデルとして申し分ない機能を備えています。ソルパラシリーズのシーバスモデルは、高感度のカーボン素材を使ったブランクス 、手に馴染むリールシート、握りやすいグリップなどが採用されています。このロッドは、港湾から河口までさまざまなフィールドで使えるオールラウンダーです。
スウェーデンの老舗釣具メーカー・アブガルシアのルアーロッドは、デザイン性の高さで有名ですが、機能面でも注目されています。たとえば「クロスフィールド」は、海でも川でも湖沼でも、あらゆるフィールドに対応できる新コンセプトのシリーズです。まさに「ルアー釣りを始めてみたいけれど、何を選択すればいいのかわからない」という人にぴったりのシリーズなのです。このロッドは、シーバス、アオリイカ(エギング)、小型の青物、クロダイ、根魚などに対応する万能ロッドです。
繊細な釣りが楽しめる「ライトゲームロッド」4選
近年、人気急上昇なのが、アジング(アジのルアー釣り)やメバリング(メバルのルアー釣り)。これらはライトゲームと呼ばれ、コンパクトなタックルで手軽にルアー釣りを楽しめることから、ルアー釣り入門者を含めて多くのファンがいます。
ライトゲームは極めて繊細な釣りであるだけに、一般的なシーバスロッドやエギングロッドより軟らかいロッドが適しています。軽量ルアーをキャストしたり、微かなアタリをとらえたりするには、「アジングロッド」や「メバリングロッド」なども有力な候補になります。
ロッドのスペックでいえば、長さは6〜7フィート台、硬さはUL~Lぐらいがおすすめです。
このクラスなら、ヘチ(堤防のフチ)やテトラ(消波ブロック)での探り釣り、ハゼやキスをターゲットにしたちょい投げなどでも重宝します。
「フリーゲーム 」は、携帯に便利な振り出し式のモバイルロッド。従来の振り出しロッドは、ともすると不自然な曲がり方していましたが、このモデルは、2ピースロッドと遜色ない美しいカーブを描きます。このロッドは、アジや根魚をはじめとするライトゲームのほかに、バスやトラウトなどの淡水のルアーゲームでも活躍します。また餌釣りでは、ちょい投げや船釣りにも使える、汎用性の高いモデルです。
ダイワの「クロスビート SW」は、バッグのなかにすっぽりと収まる、振り出し式のモバイルロッド。前項で紹介したシマノのフリーゲームより継数が多く、仕舞寸法は短くなっています。ブランクスにクセがなく、キャストしやすいのも特徴。ソルトルアーフィッシングをほぼカバーする6機種がラインナップされており、ライトユーザーの注目の的になっています。そのなかで、このロッドは軽量ルアーを遠くにキャストできるメバル用のロングモデル。アジングにも対応します。
「ソアレBBアジング」は、初心者から中級者がライトゲームを楽しむのにうってつけです。上位機種に比べてマイルドな調子にセッティングされていながら、鋭い感度があります。このロッドは、アジングを楽しむための中心的なアイテム。適合ルアー重量の幅が広く、多種多様なルアーを扱えるので、アジだけでなく、メバルをはじめとする多くの魚種をターゲットにすることができるでしょう。
「ファーストキャスト」は、誰もが手軽にルアーフィッシングを楽しめるように開発されたエントリーモデル。徹底的に無駄を省く一方、ブランクスの性能を向上させています。
このロッドは、メバルやカサゴ狙いに最適。足元の壁際を狙ったり遠投したりして、ライトゲームを存分に楽しめるモデルです。
強烈な引きが魅力「ライトショアジギングロッド」3選
岸(ショア)から重量ルアーを遠投して、ブリやカンパチなどを釣る「ショアジギング」も人気です。ただ、初心者には少々ハードルが高いかもしれません。そこでご紹介したいのが、本格的なショアジギングよりライトなタックルで、堤防などからイナダやサバ、根魚などを狙う「ライトショアジギング」。これなら、初心者や女性でもパワーゲームを楽しむことができます。
ロッドは、シーバスロッドなどでも代用できますが、最大50~60グラムのメタルジグ(金属製のルアー)をキャストできるだけのパワーが求められます。硬さはL〜Mクラス。長さは、9~10.6フィートを目安にします。
「3代目クロステージ」は、シャープで軽いブランクが魅力。コスパも抜群で、初心者から上級者まで多くのアングラーから支持されています。このロッドは、遠投性に優れており、ライトショアジギングでは大いに有利。初心者でもショアジギングの醍醐味を味わえるでしょう。
「ジグキャスターMX」は、ベテランアングラーも高く評価するショアジギングロッドのハイスペックモデル。ショアジギングでは、第一に遠投性能が求められますが、軽量・肉厚・細身の設計で、しゃくりやすさも追求しています。このロッドは、ライトショアジギングで使いやすい長さと硬さで、自重も抑えられています。
「コルトスナイパー」は、ショアジギングロッドの定番。ねじれに強いブランクスが最大の魅力で、遠投性と操作性を兼ね備えています。ショアジギング初心者はもとより、中級者以上のアングラーも納得するハイスペックモデルです。このロッドは、ロングロッドなので、とくに遠投性能に優れています。
ルアー釣りの本家「淡水系ルアーロッド」3選
淡水でのルアー釣りといえば、ブラックバスを思い浮かべる人が多いと思いますが、ヤマメやイワナ、ニジマスなどをターゲットにしたトラウトフィッシングや、ライギョやナマズといった大型淡水魚とのファイトも人気です。
湖沼や渓流、管理釣り場などさまざまなフィールドで、対象魚も多岐にわたるため、タックルも多種多様。ここでは、代表的な初心者向きのロッドを紹介します。
「バスフィールド」は、「手軽にバスフィッシングを始められて、長く使い続けてもらえるロッド」をコンセプトにした、まさにバス釣り入門に最適なシリーズです。このロッドは、長さを活かした遠投が可能。そして、ソフトなティップでバスに違和感なくルアーを食わせることができます。
「トラウトライズ」は、トラウトフィッシングのエントリーモデル。管理釣り場から渓流まで、フィールドに合わせたモデルがラインナップされています。上位機種に迫る基本性能を備え、コスパの高さが体感できます。このロッドは、管理釣り場のエリアトラウトをメインターゲットにしており、大物狙いが可能です。
「ワイズストリーム」は、ネイティブトラウトを対象にしたシリーズ。携帯性を重視し、ラインナップされているのは、すべてがマルチピースもしくはテレスコピックモデルです。バックパックでの携帯も十分可能。このロッドは、3本継ぎのマルチピースモデルながら、操作性が高く、爽快なキャスト感覚があります。また、ロングキャストができて、河川の強い流れに負けないパワーもあります。
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ルアーロッドケースの選び方
せっかく手に入れたルアーロッドも、持ち運びや保管のしかたを誤ると簡単に破損します。そこで、大切なルアーロッドが折れたり、傷ついてしまわないように「ロッドケース」の選び方について簡単に説明しておきましょう。
3つのタイプから選ぶ
ロッドケースは、ハードからソフトまで大きく3つのタイプに分類することができます。
①ハードタイプ
表面が硬く、強度に優れているのが特徴です。衝撃に強く、車に積載してもロッドの損傷を防ぎます。飛行機で遠征する場合には必携。また、磯場などの釣りでも安心です。ただし、自重が大きく、価格が高いのが難点。
②ソフトタイプ
軽量で、持ち運びに便利なのが魅力です。強度ではハードタイプに劣りますが、電車やバス、バイクや自転車で移動する人にはおすすめです。また、折り畳んでおけるので、場所をとらないのもメリット。価格も低く設定されています。
②セミハードタイプ
ハードタイプよりも軽く、ソフトタイプよりも強度に優れています。荷物の下敷きになるような場合には注意が必要ですが、たいていはロッドをしっかり保護してくれます。価格も比較的リーズナブルで、ルアーロッドのケースとしてはイチオシです。
収納力をチェックする
ルアーロッドがきちんと収まるのか、ロッドケースのサイズを確認するのは当然ですが、見落としがちなことがあります。次の点に気をつけましょう。
①長さ
あまりに大きすぎるものは避けます。できるだけロッドにフィットしたほうが、より安全にロッドを持ち運ぶことができるからです。ただし、複数のロッドを収納する場合、最も長いロッドに合わせなければなりません。なかには、ロッドのサイズに合わせて長さを調節できるモデルもあるので、検討してもいいでしょう。
②本数
収納できるロッドの本数が決まっているので、確認が必要です。また、複数のロッドを収納する場合は、ケース内でロッドが傷つかないよう適正な本数を入れ、隙間をつくらないようにします。1本ずつベルトで固定したり、段差違いで収納したりするタイプもおすすめです。もちろん、1本のロッドで釣行するなら、細身の1本用のモデルが最適です。
機能をチェックする
ロッドケースもさまざまなモデルがラインナップされており、それぞれに特徴があります。ファッション性が高いものも多く、好みに合わせて選ぶことができますが、基本的な機能はチェックしておきましょう。
①リールイン
リールを装着したまま収納できる「リールイン」タイプのモデルもあります。ポイントに到着したらすぐに釣りを始められるので便利ですが、磯釣りや船釣り向きのモデルが多いようです。
②ポケット
機能的なポケットが付いたモデルも多数リリースされています。ただし、その形態はさまざま。ルアーロッド用であることを確認したうえで、吟味することが大切です。
さて、ロッドケースには、廉価なソフトタイプから、ともすればロッドよりも高価になりかねないハードタイプまでさまざまなモデルがありますが、最後にリーズナブルなセミハードタイプでおすすめのロッドケースを紹介しましょう。
アブガルシアならではのスタイリッシュなデザインと、スリムなサイズ感が魅力です。
内側には、平ゴムとマジックテープのベルトが2本、さらに底ポケットがあり、ロッドをしっかり固定することができます。素材はポリエステル。豊富なサイズが揃っており、ブラックとウッドランドカモフラージュの2色から選べます。このロッドケースは、長さ155cm x 幅10cm x 奥行き8cm(仕舞寸法150cmまで)。電車やバスでの釣行も可能です。
全周面にわたって衝撃に強い肉厚ハードボードを採用した、高剛性ボディが特徴です。ハンドル・着脱可能なショルダーベルトの2WAY仕様も便利。素材は、水や汚れに強いポリ塩化ビニル。サイズが豊富で、ルアー釣りをはじめとして磯釣りや投げ釣りなどさまざまな釣種のロッドを収納できます。カラーは、ホワイトとブラックの2色。このロッドは、長さ190cm×幅17cm×奥行11cm。車載用におすすめです。
まとめ
ルアーロッド全般にわたって解説しましたが、参考になったでしょうか? これからルアー釣りを始める人は、釣行を重ねるうちに対象魚やメインフィールドが定まってきます。そのときは、自分の釣りスタイルに合わせて、ハイエンドな専用ロッドを探してみるのもいいでしょう。ルアー釣りの楽しさが一段と増すはずです。
※価格はいずれも2021年3月時点のものです。
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