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在宅勤務での時間はうまく使えている?【bouncy2度目のオンラインイベントレポ第二弾】

ファンイベントとして定期開催している「bouncy Lab.(バウンシー・ラボ)」。8月5日午後6時からオンラインで2回目となるラボが開かれました。テーマは「リモートワークのパフォーマンスを最大化させる方法」で、「三つの間(空間、時間、仲間)の整え方」を軸に、トークを展開しました。当日の様子などを伝える記事の2本目は、「時間」編です。

新型コロナウイルスが再び感染拡大傾向となり、政府が在宅勤務を推奨している今、タイムリーな企画となりました。

ゲストに迎えたのは精神科医師・大野裕さんと「世界一集中できる空間」を目指すThink Lab(シンクラボ)取締役 ・井上 一鷹さん。bouncyの津田啓夢・編集長が司会を務めました。

前回お届けした「空間」編では、眼鏡販売のジンズ(JINS)社員でもあり、「集中のプロ」的存在である井上さんの知見が光りました。今回は最近、「うつな気持ちが軽くなる本」(きずな出版)を出した大野さんの発言を中心にお届けします。

肝は「自分で時間割を作れるか」

司会の津田編集長が自身の体験として、「際限なく働き過ぎちゃっている。リモートワークになって切り替えが難しくなった」と時間編での口火を切りました。

確かに、bouncy のスラック上では、あごの下で手を組んだボトムアップ写真をアイコンにしている津田編集長の書き込みが、四六時中上がってきます。

大野さんは、通勤をしていれば「自分の気持ちを少しずつ整えていって、働き始める。通勤で決まった時間に行けば時間がセットされる。心にとっては楽ですね」とコロナ禍以前の状況を説明します。

ところが状況は一変しました。「リモートワークではパッと切り替えないといけない。非常にストレスだろう」

そこで肝になるのが、「自分で時間割を作れるかどうか」。

ただし、「広い家に住んでいればいいですけど、狭い家でご家族もいたりすると、そんなにサッと切り替えることができないので、そこはかなりつらいところ」。

その解決策として、「(ワーキングスペースのような)中間的な空間が利用できるといいのではないか」と提案しました。


CPUが限界の時は

筆者は津田編集長よりも、仕事をする「オン」、仕事をしない「オフ」の切り替えがうまいかもしれません。

政府による緊急事態宣言が出ていた春、筆者は完全在宅勤務でした。朝から夕刻まで、書斎のパソコンの前にひたすら張り付いていました。

効率はとても良かったのですが、密度が高いため午後3時ごろから疲れ始めます。44歳となり以前より明らかに機能が低下してきた、脳のCPU(中央演算処理装置)が悲鳴を上げ、午後6時の終業時には毎日、火が噴いている感じでした。

リセットするため、筆者は1日置きにランニングと銭湯通いを繰り返しました。共にスマホを手放さざるを得ないのが、ポイントです。

体をすっきりさせ、CPUから熱を逃がす。さらに慌てずに夕食を取ってから、第2部として夜の時間での執筆などに励みました。

あえて就業時間を決める

時間編のトーク終盤では、井上さんが部下の時間マネジメント方法を紹介しました。朝礼、夕礼をして、10時から18時半が就業時間だとチームで決めて運営しているとのこと。大野さんの「自分で時間割を作れる」との考えと対立するものでなく、あくまで自らのチームの実情に即したやり方です。

井上さんは次のように説明しました。

「終わりを決めてあげないと、うちの若者が死ぬほど働くのです。場所が自由になって、時間も自由になってというのを一気に進めると壊れると思った」

「時間を逆に決めてあげた方が楽な人もいるのだなと、ちょっと思っていたりします」


ストレスケアアプリ活用も

イベントでのトークは「時間」を離れ、大野さんの専門であるメンタルにも及びました。津田編集長から「コロナでリモートワーク中心の生活になり、ふさぎがちだなと思った時に対処する方法はありますか」との問いが投げられます。

大野さんは「寂しいならば、人と交わるのができると一番いい」としつつ、「気持ちを整理して頂く」のに役立つ、あるツールに言及しました。

それが、ストレスケアアプリの「こころコンディショナー」です。認知行動療法を用いたストレスマネジメントの第一人者である大野さんが監修して、作られました。

期間限定パイロット版を出した際のプレスリリースに、大野さんがコメントを寄せています。

コロナ禍で「経済的な負担や心理的なストレスを感じる」状況では「『からだの密を避け、こころの密を育てる』生活をしていくこと(中略)が大事です」

アプリで気持ちの整理

筆者も大野さんが勧める、「こころコンディショナー」の特別パイロット版をPCで試しました。

名前の呼び方を指定し、年齢を「40代」、性別を「男」と教えてから開始。「私の質問に答えながら、気持ちの整理をします」の「相談」と、「言いたいことを好きなだけ書いてください」の「チャット」が選べました。

「相談」を選択し、チャットで何回かやり取りをしました。問答形式になるため、論理的に順を追って気持ちを整理しやすい。途中で5秒間、深呼吸をしましょうと促されたのも、ちょっと面白かったです。

「時間」編では、この他、「雑談」の効用などについても語られました。

イベントのアーカイブ動画は、bouncy のYouTubeチャンネルに上がっています。お時間ある時に、よければチェックして見て下さい。

3本目の記事となる「仲間」編は、明日13日にアップ予定です。



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