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人体の内部構造を学ぶツールといえば、理科室に置いてある人体模型がおなじみだ。しかし、これからの子どもたちは、人体模型ではなく、「VR」で人体の内部構造などを学ぶことになるかもしれない。
アメリカ・カリフォルニア州に本拠をおく「zSpace」社は、教育現場へのVR技術導入を進めている企業である。そんな彼らが提供するテクノロジー「zSpace」は、子どもたちの学びたい気持ちを呼び起こす起爆剤となるかもしれない。
手軽にVR体験
教育現場での利用に特化した「zSpace」は、デスクトップで実現することができるVRである。24インチ型3Dのディスプレイと、超軽量の偏光グラスにより、手軽にVR体験が可能。ディスプレイは、細かいところまで精密に表現できる高精細ディスプレイを採用し、あらゆるものの詳細まで学ぶことができるのだ。
「zSpace」は、生物、アート、地理、科学、数学など、何百もの学習教材が用意されており、リアルな仮想空間が目の前に展開する。直感的操作を可能にする専用スタイラスで、空間の物体を自由自在に動かすこともでき、共同作業も可能だ。学習教材は定期的に追加されるとのことで、「zSpace」で常に最新の情報を学び続けることができそうだ。
すでに世界中の何百万もの生徒が、教室や実験室で「zSpace」を体験しているという。
「zSpace」の仕組みとは
https://www.youtube.com/watch?v=z3KW3YN1ZKA
では、「zSpace」のVRの仕組みはどのようになっているのだろうか。
Windows PCと見た目がそっくりな「zSpace」。しかし「zSpace」のアプリを立ち上げれば、目の前にVRの世界が広がる。「zSpace」は、ユーザーの3Dメガネをリアルタイムで追跡し、時差なく仮想オブジェクトをスクリーンに表示させるのだ。
スタイラスの動きもまた、リアルタイムで追跡される。オブジェクトを直接動かしたりすることで、ユーザーの好奇心を満たすことができる。革新的技術により生み出された超軽量3Dグラスで、疲れることなく学びに集中できるだろう。
VRならではの体験
https://www.youtube.com/watch?v=Pd2tgj6KBGs
「zSpace」は、どのように授業に役立つのだろうか。
「zSpace」は、意欲的な学習を支援するという。なぜなら、自由にオブジェクトを動かしたりできることだけでなく、器具を壊してしまったり、薬品をこぼしたり、回路をショーとさせてしまったりすることなどを恐れることなく、生徒が自由にVRの世界で自らの興味を試せるからである。アメリカのある教授は、“実際に操作できる・体験できることは、教育において強力なツールとなる。”と語っている。
普段目にすることができない人体や臓器の仕組みや、天体の構造などなど3Dモデルを通じて学ぶことができる「zSpace」。VRの世界では、地球を半分にすることも、人体から臓器を取り出すことも、あらゆることが可能である。様々な学習教材が、生徒たちの好奇心を満たし学習意欲を掻き立ててくれるはずだ。
VRのようなテクノロジーの登場により、従来からの「学び」の風景も変化していくことだろう。そして、次のイノベーションもまた、こうした学びの中から生まれてくるはずだ。
Courtesy of zSpace株式会社