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2016年、アメリカ・ラスベガスに世界で初めて「Smart Street Light」が設置された。「Smart Street Light」とは、アメリカの「ENGO Planet」社が開発した、日々人々が道路を踏みしめる力と、降り注ぐ太陽光を利用してクリーンエネルギーを生み出すエコな街灯システムである。
従来の街灯は私たちの想像以上に非効率的だといわれている。世界では街灯により、1年に1億トン以上のCO2を排出し、光熱費として年間40億ドル以上のコストが発生しているのだ。
クリーンエネルギーを駆使した「Smart Street Light」は、このような状況を打開する存在となるだろうか。
クリーンエネルギーで明るく照らす
「Smart Street Light」が、最小限のエネルギーで明るい光を提供することができるLEDライトを使用して、通り、公園、駐車場、会社、大学のキャンパスなどを照らす際に使われるエネルギーは、太陽エネルギーや人が歩く動力により生成されたクリーンエネルギーである。
また、「Smart Street Light」は、Wi-fi接続によるリモートコントロールを可能としている。スマートカメラや様々な屋外データを収集するためのセンサー、携帯電話用充電ステーションなどの機能も搭載している。
ソフトウェアを通じて、オンラインでバッテリーの状態を確認し、必要に応じてライトの明るさを調節し、障害通知や他の有用なレポートなど多くの貴重な情報を受けとることができる仕組みとなっている。ポールに取り付けられたスマートセンサーにより、湿度、温度、空気の質の情報をリアルタイムで知ることも可能だ。
活用場面
「Smart Street Light」はどのような場面で活用することができるだろうか。
周囲にエネルギー源がない場所において、費用効果が高く高品質の照明を提供することができる。効果的な照明により、ドライバーは道路や高速道路の状況をよりよく見ることができ、安全性を高める効果が期待できる。
歩行者自身の運動エネルギーにより、自らの安全を守る街灯のエネルギー源を生み出すことができる。きっと、クリーンエネルギーについて考える良いキッカケにもなるだろう。
駐車場に設置された古い街灯や非効率的な街灯に比べ、「Smart Street Light」は最適なソリューションである。設置コストを抑え、24時間体制で駐車場を監視することができるCCTVカメラを追加することもできる。ドライバーと歩行者両者の安全性を向上し、エネルギー消費とメンテナンスコストを大幅に削減することが期待できる。
「Smart Street Light」が生まれるキッカケ
「Smart Street Light」を開発した「ENGO Planet」社は、2016年にアメリカ・ニューヨークで生まれた。2012年に発生したハリケーン・サンディにより、マンハッタンの約半分の地域が、7日間電力を失うという甚大な被害をもたらした。世界でも最も重要な都市の一つに、エネルギーを提供するための適切な選択肢がないという事実に戸惑いを覚え、何かをしようと決めたのが「Smart Street Light」が生まれるキッカケであるという。
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夜道を照らし、人々の安全を守る街灯。それに利用されるクリーンエネルギーを、普段何気なく行っている「歩行」により生み出すことができるのは、人々が簡単に参加できるエコの形なのかもしれない。
Courtesy of EnGoPLANET