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2015年にApple社により発売された「Apple Watch」の登場以来、スマートウォッチ市場は今日まで様々な企業が参入し大きなにぎわいをみせている。
各企業がそれぞれに工夫を凝らす中、スマートウォッチに搭載されたカメラが360度回転可能な「Arrow Smartwatch」が開発された。クラウドファンディングサイトで360万ドル以上の資金調達に成功したユニークなスマートウォッチとは。
ハンズフリーでセルフィーも撮影可能
「Arrow Smartwatch」は、文字盤周囲のベゼルに高画質のHDカメラを搭載し、ベゼルを回転させることで360度自在に静止画・動画の撮影が可能なスマートウォッチである。通常のカメラのように前方に広がる風景を撮影したり、セルフィーを撮ったりすることがスマホなしで可能。リアルタイムでファインダー越しの映像を確認できるので、セルフィーの失敗も減りそうだ。
またウェアラブルなので、ハンズフリーでカメラを持ち歩けて、ベストショットを撮影できるはず。落下の危険をはらみながらスマホを手に持ち歩き、カメラ起動時の画面操作であたふたする心配もない。
さらに動画撮影では、カメラの横に搭載されたマイクのおかげで、撮影したい音の方向に常にマイクが向く仕組み。
SNSでのシェアもスピーディーで簡単
「Arrow Smartwatch」の撮影方法は実に簡単。文字盤脇に搭載されたボタンを押し、ワンタッチで画像や動画を撮影することが可能。そして、撮影した画像・動画はBluetoothやWi-Fi経由でスマホの専用アプリに転送。アプリを使って簡単にSNSでシェアしたり、友人に送信したりすることが可能。また専用アプリでは編集機能もついている。SNSでシェアする前にフィルタをかけたりトリミングを行ったりして、最高の1枚を目指そう。
さらに「Arrow Smartwatch」には、8ギガのストレージが内蔵されているため、ローカル保存が可能。Wi-Fiやスマホに依存せずに撮影を存分に楽しめるだろう。もちろんローカルのデータをアプリに転送できるので、ストレージに余裕を持つことができるはずだ。
カメラ以外にも充実した機能
カメラ機能が充実している「Arrow Smartwatch」だが、魅力はそれだけではない。
内蔵ストレージには音楽を保存可能で、Bluetoothヘッドフォンやスピーカーで音楽を楽しむことができるのだ。さらにハンズフリーでの通話やカレンダー、メール、SNS、テキストメッセージ、その他アプリと連動することで大切な通知を逃してしまうこともない。またフィットネストラッカーにより、歩数から速度、距離、ルート、およびカロリーをトラッキング可能。健康維持にも一役買ってくれそうだ。
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コンセプトからプロトタイプまで、約3年間の期間が費やされて誕生した「Arrow Smartwatch」。「Arrow Smartwatch」があれば、そこらじゅうにあふれているシャッターチャンスをもう逃す心配はなさそうだ。
Courtesy of Arrow Smartwatch