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VRアプリを開発するVRTU社が提案する「LookBack VR」は、高齢者や認知症患者のために開発されたVRセラピーアプリ。 認知症治療に効果があるとされる「回想法」をVR動画で行うという試みで、認知症治療の新たな光になるかもしれない。
過去を追体験して脳を活性化
「回想法」とは、写真や本などを見ながら話すことで、過去を思い出して脳を活性化し、認知機能の改善を促す認知症治療の一つ。 「LookBack VR」では患者の希望する時代や場所に基づいて、世界中のVR動画から最適なものを選んでくれる。
認知症では、ごく最近の短期記憶が難しくなるという症状が挙げられるが、昔のことは忘れないことも多い。 目の前に広がる仮想現実で“タイムトラベル”を行った患者は、過去に見た風景を思い返し、思い出を話すことで、脳の活性化が期待できるのだ。
VRヘッドセットやタブレットで治療
通常、「回想法」によるセラピーを行うには、グループセラピーなどが必要になる。「LookBack VR」はスマホ+VRヘッドセットや、タブレット単体でも体験できるため、自宅でもセラピーを行うことが可能だ。
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完全な治療法が確立されておらず、患者だけでなく介護する家族にも負担が大きい認知症。 VRアプリを使ったセラピーで効果が確立されれば、手軽に認知症の進行を食い止められる手段として期待できるだろう。 テクノロジーが医療の未来の可能性を、さらに広げていきそう。
VRTU