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2018年7月7日、東京豊洲に「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」が2年間の期間限定でオープン。「没入」をコンセプトとし、 総敷地面積10,000平米の空間で、超巨大な没入型作品群が展示される。
お台場の「EPSON teamLab Borderless」との違いは?
ウルトラテクノロジスト集団を標榜する「チームラボ」は、先月、お台場にデジタルアートミュージアムをオープンした。
今回立て続けにオープンする「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」はどう違うのだろうか?
そもそも「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」は、2016年にお台場で開催し、6時間以上待ちの活況を呈した「DMM.プラネッツ Art by teamLab」の進化版。
「CNN STYLE」が「2016年もっとも感動した視覚的瞬間」、「Designboom」が「2016年トップ10アートエキシビジョン」に選ぶなど、国内外で大きく注目を集めた展示だ。
あらためて、その違いをチームラボ代表の猪子寿之氏に聞くことができた。
猪子:お台場の「EPSON teamLab Borderless」は、多くの作品群が互いに関連しあい、影響を受け合い重なり合う、「境界なくつながる一つの世界」です。その世界に迷い込み、さまよい、自らの身体で探索し、発見していくことが大きなコンセプト。
「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」は大きく4作品だが、一つ一つはとても大きい空間。 他者と共に身体ごと圧倒的に没入する。没入することによって作品と身体の境界がないような体験をしてもらうというコンセプトです。
猪子:作品の中に体ごとに入り込むことで、作品と身体の境界が曖昧になるような感覚になる。それを通して自分自身も作品世界の一部であるという感覚だったり、世界との関係や世界の有り様を考え直すきっかけになったりしたら良いなと思います。
主な作品
https://youtu.be/HJrLo1fynag
ガラス張りの巨大な空間には、シャンデリアのように無数のLEDが吊るされている「The Infinite Crystal Universe」のテーマは宇宙。LEDの光は点描のような絵画表現になり、立体的に、人々を包み込んでいく。
また、チームラボのスマートフォンアプリを使って、宇宙の構成要素を投げ込むことが可能。自らも作品の一部として影響することで、より作品との境界が曖昧になる。
https://youtu.be/5SVnH_mPtTA
広々としたホールのような空間にプロジェクターから映像が映し出される「Floating in the Falling Universe of Flowers」。
映し出される花やつぼみの映像は、あらかじめ記録されたものではなく、コンピュータプログラムでリアルタイムに描かれ続けている。
年間の花々が時間と共に変化するさまを寝転んだり、座って観ていると、やがて前後不覚になり、あたかも作品世界に浮きたつような感覚に陥ってしまう。
人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング
https://youtu.be/qRyT3xIcITo
水の中に入って鑑賞する「人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローインク」は、今回の目玉と言っても過言ではない、作品だ。
まず、水に入ることで触覚が刺激される。そして水の中に投影された鯉は見た目も動きもまるで本物。しかし、鯉は触れると死に、花となってしまう。
実は、この作品空間の中に、もう一つの作品「冷たい生命」が隠されている。ぜひ、探してほしい。
DMMのねらいは?
「圧倒的没入」が体験できる「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」。DMMはどのような思いで協業したのか? PLANETS 代表取締役 野本 巧氏に経緯を聞いた。
野本:もともとは、夏のお台場のイベントで「人をポジティブに驚かせる」ということを、純粋にしたかったんです。猪子さんと仕事をしたことはなかったのですが、話してみると「それはおもしろいね!」と快く協力してくれました。
そのときはすごく多くの方に来ていただいたのですが、一方で入れない方もいらっしゃいましたので、より多くの方に見てもらいたいと思い、今回の「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」に繋がりました。
野本:チームラボはチームで行っていることです。チームで行うことで個人ではできないスケールの働きをすることです。
僕は個で仕事をするタイプなのですが、全部自分でやっているような気になっていることが正直ありました。でも実際は、僕だけではどうにもならないことがあって、個では小さなことしかできない。それをチームラボと一緒にすることによって、気付く事ができました。
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野本氏によると、チームラボ プラネッツ はニューヨークにもオープンを予定し、世界展開を予定しているという。
ポジティブな衝撃を与えるアート作品を、世界に先駆けて体験してみては?
住所:東京都江東区豊洲6-1-16 teamLab Planets TOKYO
オープン:7月7日(土)18:00 ※25:00閉館予定
会期:2018年7月7日~2020年秋
時間:平日 10:00〜25:00 土日祝 9:00〜25:00