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落合陽一の音楽会第二弾。 音とともに視覚で演奏する「変態する音楽会」とは?

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2018年8月27日、落合陽一氏と日本フィルは、聴覚に障害がある人でも楽しめる「耳で聴かない音楽会」を開催した。振動で音楽を楽しめるという試みで大成功を収めた落合陽一氏は、新たな試みとなる「変態する音楽会」の開催を計画している。

これまで落合陽一氏を追ってきたbouncy編集部は、7月末に行われた「変態する音楽会」の公開打ち合わせにも参加。落合陽一氏に加え、指揮者の海老原氏、映像演出を担当するWOWの近藤氏が集まった。

変態する音楽会とは?

前回、4月22日に行われた「耳で聴かない音楽会」は、耳に障害がある人でもオーケストラを楽しめるよう、聴覚支援システムというテクノロジーを活用し大成功を収めた音楽会。


聴覚障害のある方が60名以上、計230名の観客と多数のメディアが集まり、落合陽一氏と日本フィルが、「音楽会 2.0」ともいえるオーケストラのアップデートを果たした。


振動や色を使って音を“体感”できるデバイスを複数導入した「耳で聴かない音楽会」に対して、第2弾となる今回の「変態する音楽会」は“視覚”に注目。オーケストラの中に「映像装置」を加え、それを楽器奏者としてオーケストラ自体をトランスフォーム(変態)させるという音楽会だ。

行われた公開打ち合わせ


当日の楽しみもあるので詳しい内容は伏せるが、打ち合わせでは3人の意見が混じり合い、同じ方向を見て話が進む。

共通するのは既存のオーケストラの概念にとらわれず、もっと素直に簡単にオーケストラを「なんかすごいな」と思わせようとする意識。

「耳で聴かない音楽会」では触覚に注目し、振動で音楽を楽しんでいただく試みを取り入れたが、「変態する音楽会」では視覚に注目。音とともに視覚も「演奏する」という壮大な実験が行われようとしている。


落合:感性を磨いてきた人が「対象物を知らないのは何も問題じゃなくて、聴いた時に感じられることの方が大事」という空気を出すことが大事。前提知識をリセットしてもいいんだよ感を今回どう出せるか。


落合:今日はディズニーランド行こうかな?オーケストラ行こうかな?くらいになればいい。


曲を聴き、譜面と向き合い、その楽曲を解釈して、どう映像に落とし込むか。3人の打ち合わせはオーケストラの準備ではなく、新たな音楽の形を作り上げる過程となっている。

魔法の音楽会は8月27日


まだ全容の見えない音楽会だが、開催にあたって支援を呼びかけたクラウドファンディングサイト・Readyforのプロジェクトでは、第一目標金額を超える約300万円以上の資金を達成するほど、注目を集めている。

落合陽一氏の魔法はどのような映像を生み出し、音楽をどう変わるのだろうか。bouncyでは「耳で聴かない音楽会」の時のように、「変態する音楽会」当日はもちろん、この音楽会に注目していく予定だ。

2018年8月27日(月)19:00開演
@東京オペラシティコンサートホール

指揮:海老原光 / 演出:落合陽一 / ビジュアルデザイン:WOW

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