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装着するだけでどんな場所でも集中できる“パーソナル空間”を作り出すウェアラブルデバイス「WEAR SPACE」。パナソニックとCerevoの元社長・岩佐氏率いるShiftallが共同開発を進めており、ついに10月2日、東京ミッドタウンで製品発表会が開催されました。
新しいコンセプトに挑んだウェアラブルデバイス
視野を狭めるファブリックパーティションと、ノイズキャンセリング機能で、視覚と聴覚を制限。「WEAR SPACE」は瞬時に心理的なパーソナル空間を作りだすことで集中力を高めるという、新しいコンセプトのウェアラブルデバイスとなっています。
もともとはパナソニックのスタートアップ部門の一つ「FUTURE LIFE FACTORY」が、アイデアを企画したもの。これまで国際的なデザイン賞のひとつであるレッド・ドット・デザイン賞の「Best Of The Best」を受賞するなど、国内外から高い評価を集めています。
アメリカで開催されたSXSW 2018でもプロトタイプが展示され、bouncy編集部も現地で実物を体験しました。来場者からとったインタビューでは90%以上から「ほしい!」というポジティブなフィードバックを受けることができたそうです。
https://bouncy.news/10862
パナソニック初となるクラウドファンディング
「パナソニック」ブランドは掲げず、「WEAR SPACE」プロジェクトとしての挑戦となるそうです。
Shiftallとの共同開発の効果
パナソニックから独立してCerevoを立ち上げた岩佐氏が、パナソニックのグループ会社として新たに立ち上げたShiftall。「WEAR SPACE」の製品化プロジェクトでは、開発・製造面をサポートすることになります。
岩佐氏によると、パナソニックのような大企業では、新カテゴリの製品を市場に出すまで2年はかかるそう。
Shiftallが製造面を担うことで、パナソニックのスタートアップ部門から生まれたアイデアを「とりあえず出しちゃおう」というスピード感で製品化できるようです。
なお、今後のShiftallは「パナソニックとの協業製品」と「独自製品」を出していく予定で、「WEAR SPACE」が前者に当たります。CES 2019では後者となる「Shiftall独自製品」も発表される予定であることが明らかになりました。
瞬時に構築される心理的パーソナル空間
会場では、来場者向けに製品の体験コーナーが設けられていました。実際に装着してみると、ノイズキャンセリングの効果で雑音はほぼ聞こえず、視野が6割カットされ左右が見えにくい構造。
デスクに座っていても周囲の人の動きなどは見えず、目の前のPCやスマホに集中する効果を実感できました。
最近ではパーテーションのないオープンスタイルのオフィスが増えていますが、「WEAR SPACE」なら場所にかかわらず、最高の作業効率を発揮できるのではないでしょうか。
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ちなみに「WEAR SPACE」は、以下の場所で実物を体験できる予定とのことです。未来のワークスタイルを体験すると、世界が変わって見えるかも?
二子玉川蔦屋家電2階「RELIFE STUDIO」