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目の前にナイアガラの滝が! 五感VRを使って臨場感ある擬似旅行へ

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テレビやスマホの画面をみている時、もっと臨場感を味わえないか?と思ったことはないだろうか。

アジアにおけるコンピュータグラフィックスとインタラクティブ技術に関する学会「SIGGRAPH Asia 2018」で見つけた「五感シアター」は、まさしく「擬似旅行」を体験できる最強VRだった。

VRで擬似旅行へ


首都大学東京の池井研究室が開発した「五感シアター」。様々なデバイス/インタフェースを統合し、高い臨場感の体験を提供するというもの。風や香りを放出する装置、微細な動きで足の裏に歩行感を生むステップ装置や体に揺れを生じさせるシート装置などを搭載している。


実際に「五感シアター」を体験してみた。

まず、専用のシートに座る。目の前には、風を起こすためのファンが複数設置しており、これからVRを体験するとは思えない異様な光景。


そして、実際に歩いている感覚を与えるため手足に専用の装置を装着。肩には、衣類の感覚を与えるための透明なシートがかけられ、VRゴーグルとヘッドフォンを装着したら準備完了。

映像が流れ始めると、手足が勝手に動かされ映像に合わせて実際に歩いているような感覚に。顔を動かすと、本当にその方向を向いているかのように視点が変わり、まるで観光しているみたい!


一番面白かったのは、ナイアガラの滝を遊覧船で見学するツアー。滝に近づくと風が強くなる。さらに、肩からかけたシートが風に合わせて動くため、着ているポンチョの感覚も味わえる。まさに擬似旅行!


終わった時の感想は、もっといろんな国へ行きたい!と旅行へでも行ってきたかのよう。「SIGGRAPH Asia 2018」での展示では短いストーリーだったので匂いの装置はなかったが、研究では匂いを発して嗅覚まで体験出来るようだ。

VRの可能性は無限大


「SIGGRAPH Asia 2018」でのVR/ARエリアでは体験出来るものが多く、VRの技術進歩とともに他のデバイスを付属させより臨場感を増やす体験が目白押し。


名城大学理工学部情報工学科が開発した「VR餅つき」は、その名の通り餅つきが体験出来るもの。餅をついた後に杵にくっついて伸びる感覚を磁石により再現し、水をつけるとくっつかなくなる様子も再現。



なぜ「VR餅つき」を開発したのか聞いたところ、「ノロウイルスとかの影響で餅つき自体が不衛生だと言われ、餅つき自体が減ってきていると聞いて、それなら再現して見ようと思いました」とのこと。何にでも理由がある。


バンダイナムコスタジオが展開していた「パックマンMRアトラクション」はMicrosoft HoloLensを使用し、HONDAの「UNI-CAB」に乗りながらリアルでパックマンをプレイする。


こちらは行列が絶えないほどの人気ぶりで体験は断念したが、おなじみのパックマンに外国の方もかなり盛り上がっていた。

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他にも、最先端技術を実際に体験できるE-TECHブースで様々なVRにも挑戦。学生ならではの面白い視点や、リアリティを追求する技術者の強い志を感じた。


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