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彼の主催するイベントの「美の再定義」という崇高なコンセプトに、普段は美容に無頓着な我々は興味を持ち、取材を申し込んだ。
6月15日、16日の2日間、日本初上陸となるLA発の大型ビューティーイベント「Beautycon Tokyo」が開催された。東京・ベルサール渋谷ガーデンという、どでかい箱で開催された本イベントは、ザーザー降りの雨と、ビュンビュン吹きすさぶ風に見舞われた。
悪条件で集客が危ぶまれる中、雨にも負けず風にも負けず、美容を愛する精鋭4,600人が集結。会場にいた我々の肌感では、来場者の8割が女性(モデルやインフルエンサーから子連れ主婦までと幅広い)、2割が男性。口紅の新作や美容オイルを試す10~20代男子、美容師にブローを当ててもらいスタイリング材を試す30〜40代男子など、トータルで見るとおよそ1,000人弱が、美容を愛する男性だったことに驚いた。
スローガンは「美の再定義」!
“美しさのあり方”を考え直そう、という「美の再定義」がイベントのコンセプト。
来場者は、会場に用意された様々なフォトスポットでインスタ映え写真を撮ったり、新しいコスメ商品の試したり、プロのヘアメイクさんによるヘアアレンジをしてもらってサロンモデル体験したり、芸能人やメイクアップアーティスト による美のアドバイスを聞いて、イベントを満喫していた。
ここまで見て、我々は疑問を抱いた。
イベントでおこなわれていることは、自分の“既存の美”の新境地を発掘・研磨できる場所でもあるのかもしれないが、それって…
美容イベントなどでは“ありがち”な感じも受ける。
新たな「美の定義」とは何なのか?
その疑問は、ウィニー・ハーロウと渡辺直美の登場で、氷解する。
肌がまだらに白くなる「尋常性白斑」を克服したモデルとして世界的に活躍する、カナダ出身のウィニー・ハーロウ(24)。スタイルを活かしたファッションや、個性的なメイクが世界中から注目されている芸人・渡辺直美が『他人と比べない~自分ならではの生き方~』について対談した。
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「白と褐色のまだらな肌」「デブ」という、ともすれば変わった風貌の2人に、美を追及する来場者たちは羨望と敬意の眼差しで、対談を聞いているようだった。
“彼女たちこそ、「美の再定義」の象徴”と、2人をブッキングした本イベントのプロデューサーのHIROMIは語る。
ひと昔前のキレイっていうと、色白で、長くてツヤツヤな髪に風が当たってるスラットした若い女性みたいなイメージだったりじゃないですか。それが今は、足が短くても、太ってても、鼻がペチャンコでも、歳をとってても良い。キレイの形っていっぱいある、という事を今回のイベントで伝えたかったんです。だからゲストに、ウィニー・ハーロウさんや直美姉さんをお呼びしたんです。
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雑誌やテレビで、価値観がある程度統一されていた時代から変化。インターネットやSNSなどで、万人が発信できる時代になったことで、それまで作り上げられていた美の虚像は崩壊しかけている。「個性」を大事にすることで、美しくなれるらしい。ならば……我々オジサンだって、今から美しくなれるハズ。
「足が短い」「髪が生えてこない」「鼻毛が出ている」「体脂肪が40%を超えている」そんな個性を活かして、キレイになってみませんか?