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600人のサウナーが集結したサウナフェスジャパン
会場には日本で唯一のスモークサウナや、サウナ付きログハウス、サウナコタ、サウナカー、テントサウナなど、19個種類のサウナに入り放題。来場者は水着なので、どのサウナも男女の垣根なく楽しめて、自然とサウナ好き同士のコミュニケーションも生まれていました。
あちこちにシャキっと冷たい水風呂のプールがあるのはもちろん、湖にそのまま飛び込んでもOKです。火照った体を冷ました後は、大自然の中で外気浴へ。寝椅子でまったりチルアウトするもよし、たき火に当たりながらビールを飲むのもよし。
今年は9月21日(土)〜23日(月)の3日間にかけて開催。チケットは確日200人ずつにも関わらず、3,000人を超える応募が殺到し、当選した600人のサウナーが集まりました。
フィンランド式サウナで初心者も"ととのった"
最近は「サ道」のドラマが放映されるなど、サウナの波が訪れています。とはいえ周りで、「サウナが苦手」という声を耳にするのも事実。日本のサウナは高温で乾燥したドライサウナが主流なので、あの暑さが苦手という人は多いかもしれません。
サウナフェスジャパンでは、ストーブに水をかけてガンガンに蒸気をあげるスチームサウナが楽しめます。体感温度はとても高くなる一方で、室温はそれほど高くならないので、初めての人でも無理せず体を温められます。
その後、水風呂でクールダウンして、外気を感じながら休憩することで、最高のリラックスともいえる「ととのった」という状態になっていくのです。「サウナ→水風呂→外気浴」を1セットと呼び、取材した中では1回につき最低3セットは入る人が多いようです。
「水風呂に入れない」という人も多いと思いますが、それはサウナで十分に体が温まっていないためではないでしょうか。サウナフェスジャパンでは無理せず入れるサウナが多いためか、初めてのサウナ体験ながら、7〜8セットも繰り返している人にも遭遇しました。
有名な「熱波師」によるパフォーマンスが最高
サウナのストーブに水をかけて熱い蒸気を発生させる「ロウリュ」は、スーパー銭湯などでもやっている店舗が増えており、たまたま体験したという人も多いと思います。この蒸気をさらにタオルであおいで熱波を送り、さらに体感温度を上げるパフォーマンスは「アウフグース」と呼ばれます。タオルを仰ぐ人は「熱波師」といわれ、人気のある熱波師にはファンがつくほどです。
筆者も池田昌紀さんのアウフグースを体験でき、急激なロウリュで室内がアツアツになったと思ったら、一転してキンキンの水をぶっかけられたり、白樺の枝をまとめた「ヴィヒタ」でバシバシたたかれたりと、緩急つけた楽しいパフォーマンスに、しばらく動けなくなるほどととのってしまいました……。
フィンランドサウナクラブ