iPadのメモリ容量一覧 おすすめ容量やストレージとの違いも
iPadを使っていて処理速度が気になった事はありませんか? アプリの立ち上げに時間がかかったり、読み込み速度が遅い場合はメモリ不足の可能性があります。
この記事では、iPadのモデル別のメモリ容量や、メモリ不足が生じたときの対処法について解説します。ぜひ参考にして下さい。
▼iPadの動作が重くて困っている方は、以下の記事も参考にして下さい。
目次
iPadのメモリとは?
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iPadのメモリ(RAM:Random Access Memory)は、iPadがスムーズに動作するために必要な一時的なデータの保管場所です。単にデータを保存しておくのではなく、CPU(中央演算装置:Cnetral Processing Unit)が情報処理する際にデータを表示する領域を担当します。
RAMは作業机の広さに例えられることが多く、RAMの能力が高いほど同時に複数の情報処理が可能です。具体的には、以下のような役割を果たします。
歴代iPadのメモリ容量一覧
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現行のモデル含め、iPadシリーズの全モデルの歴代搭載メモリは下記表のとおりです。
歴代iPadのメモリ容量一覧
メモリ容量 |
発売年月 |
|
---|---|---|
iPad |
256MB |
2010年5月 |
iPad(第2世代) |
512MB |
2011年4月 |
iPad(第3世代) |
1GB |
2012年3月 |
iPad(第4世代) |
1GB |
2012年10月 |
iPad(第5世代) |
2GB |
2017年3月 |
iPad(第6世代) |
2GB |
2018年3月 |
iPad(第7世代) |
3GB |
2019年9月 |
iPad(第8世代) |
3GB |
2020年9月 |
iPad(第9世代) |
3GB |
2021年9月 |
iPad(第10世代) |
4GB |
2022年10月 |
歴代iPad miniのメモリ容量一覧
メモリ容量 |
発売年月 |
|
---|---|---|
iPad mini |
512MB |
2012年11月 |
iPad mini(第2世代) |
1GB |
2013年11月 |
iPad mini(第3世代) |
1GB |
2014年10月 |
iPad mini(第4世代) |
2GB |
2015年9月 |
iPad mini(第5世代) |
3GB |
2019年3月 |
iPad mini(第6世代) |
4GB |
2021年9月 |
歴代iPad Airのメモリ容量一覧
メモリ容量 |
発売年月 |
|
---|---|---|
iPad Air |
1GB |
2013年10月 |
iPad Air(第2世代) |
2GB |
2014年10月 |
iPad Air(第3世代) |
3GB |
2019年3月 |
iPad Air(第4世代) |
4GB |
2020年10月 |
iPad Air(第5世代) |
8GB |
2022年3月 |
iPad Air 11インチ(第6世代) |
8GB |
2024年5月 |
iPad Air 13インチ(第6世代) |
8GB |
2024年5月 |
歴代iPad Proのメモリ容量一覧
メモリ容量 |
発売年月 |
|
---|---|---|
iPad Pro 12.9インチ(第1世代) |
4GB |
2015年11月 |
iPad Pro 9.7インチ |
2GB |
2016年3月 |
iPad Pro 12.9インチ(第2世代) |
4GB |
2017年6月 |
iPad Pro 10.5インチ |
4GB |
2017年6月 |
iPad Pro 11インチ(第1世代) |
4~6GB |
2018年10月 |
iPad Pro 12.9インチ(第3世代) |
4~6GB |
2018年10月 |
iPad Pro 11インチ(第2世代) |
6GB |
2020年3月 |
iPad Pro 11インチ(第4世代) |
6GB |
2020年3月 |
iPad Pro 11インチ(第3世代) |
8GB/16GB(1TB・2TBモデル) |
2021年5月 |
iPad Pro 12.9インチ(第5世代) |
8GB/16GB(1TB・2TBモデル) |
2021年5月 |
iPad Pro 11インチ(第4世代) |
8GB/16GB(1TB・2TBモデル) |
2022年10月 |
iPad Pro 12.9インチ(第6世代) |
8GB/16GB(1TB・2TBモデル) |
2022年10月 |
iPad Pro 11インチ(第5世代) |
8GB/16GB(1TB・2TBモデル) |
2024年5月 |
iPad Pro 13インチ(第7世代) |
8GB/16GB(1TB・2TBモデル) |
2024年5月 |
iPadのメモリ容量はどれくらいあれば良い?
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メモリ容量がどれくらい必要かは、iPadの使用用途によって異なります。以下に一般的な使用ケースに応じた推奨メモリ容量をまとめました。
iPadの動作が遅くなった場合の対処方法
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iPadの動作が遅くなるのには回線速度や故障、バッテリーの劣化などいくつか原因がありますが、問題の多くはメモリが関係しています。
複数のアプリを開いていると、メモリが足りなくなって処理速度が遅くなるのです。
そこでスムーズに情報処理するために、下記のポイントを見直して出来るだけメモリの消費を節約しましょう。
バックグラウンドで起動している不要なアプリやタブを閉じる
iPadでは複数のアプリを同時に立ち上げて切替えながら作業する事が出来ますが、メモリ容量以上の作業量が発生すると処理速度が低下します。
不要なアプリやタブは全て閉じましょう。
ソフトウェアの自動アップデートをオフにする
iOSは定期的にバージョンアップを繰り返しています。
初期設定では自動アップデートがオンになっており、自分が使っていない時間帯に自動的に最新iOSにアップデートしてくれます。しかし、作業中にアップデート用のデータダウンロードが始まってしまうと処理が遅くなります。
これを避けるためには、自動アップデートをオフにして手動でアップデートする方法があります。ただし、セキュリティ面からも忘れずアップデートを行うようにしましょう。
バックグラウンド更新を停止する
アプリの中には、起動していなくても自動的に通信して最新状態に同期し続ける機能を持つものがあります。
代表的なものはニュースや天気などのリアルタイム性が重要なアプリです。これらは起動した瞬間に最新情報を表示するため、常に通信を行っています。
どうしても作業が重くなる場合は、こうしたアプリのバックグラウンド更新を停止することで一部のメモリを解放できます。
位置情報取得サービスをオフにする
バックグラウンド更新とは別に、常に交信しているアプリがあります。それはGoogleMapに代表される地図アプリの位置情報機能です。
「設定」から地図アプリを選んで、位置情報を「使用中のみ」にましょう。これでアプリを起動したときだけ位置情報を通信します。使う予定がない場合は、「なし」にするのも手です。
以上の操作を行ってもiPadの処理速度が遅い場合は内部で何らかの問題が発生している可能性が高いです。再起動をかけて、それでも問題解決しない場合はAppleStoreに相談すると良いでしょう。
メモリとストレージの違い
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一般的にメモリというとRAMの事を指しますが、文脈によってはRAMではなく、データの保存領域であるストレージ容量を指す事もあります。
この場合のメモリ(Memory)とは、ROM(Read Only Memory)のことです。
ROMとは読み取り専用という名称のとおり、情報処理に伴う書き込みを行う領域ではなく、単純にデータを保存しておけるデータ領域(ストレージ)を意味します。
写真や動画を撮りすぎて端末の「メモリがいっぱいになって保存できない」というのは、RAMではなくROMを指しているのです。
RAMを情報処理作業をする際の作業机に例えるのなら、ROMはファイルが詰まった本棚と言ったところです。
以上の点から、メモリとストレージを使い分けずに単にメモリと言った場合、処理能力とストレージのどちらを指しているのか文脈から判断する必要があります。
RAM(メモリ)が4GBであれば普段使いには十分なスペックですが、ROM(ストレージ)が4GBではすぐにいっぱいになってしまい満足に使えません。
両者を混同するケースは稀ですが、どちらか判断が付かない場合は確認しましょう。
ストレージ不足でお困りの方におすすめのUSBメモリ
ストレージが不足している場合の対処法として、外付けのUSBメモリを紹介します。
アイ・オー・データ BUMC-3F128G/K
USB-Cで手軽に使える
USB-C端子を搭載した、128GBの容量を持つUSBメモリです。こうした外部記憶装置を使えば、iPadからUSBメモリに動画や音楽を移動させて、PCで再生出来ます。
また、iPad本体のストレージ不足から動画や音楽を削除してしまっても、USBメモリに保存されたコンテンツをiPadに移動せずに直接読み込みできるので非常に便利です。
iPadの最新シリーズはこちら
最後に最新iPadシリーズを紹介します。
① Apple iPad (第10世代,10.9インチ,Wi-Fi,64GB)
ポップな4つのカラー、1,200万画素カメラによる4Kビデオ撮影に対応
ホームボタンのないオールスクリーンタイプへと進化し、画面サイズが第9世代から0.7インチ拡大。チップはA14 Bionicを搭載しています。
本体カラーはポップな4色展開で使うのが楽しくなるデザインです。
専用のMagic Keyboard Folioが新たに登場。キーボードとトラックパッドを使えば、クリエイティブな作業がよりしやすくなります。
② Apple iPad Pro (第7世代,13インチ,Wi-Fi,256GB)
M2チップの4倍速いGPUパフォーマンス
最新のM4チップを搭載し、従来モデルよりも大幅にパフォーマンスが向上しました。M4チップは、前世代のM2チップと比べてCPUパフォーマンスが1.5倍、GPUパフォーマンスが4倍速くなり、グラフィックを扱う高度な作業に最適です。
Apple Pencil Proに対応し、ツールパレットの表示やペンの太さのコントロールが可能で、より高度なイラスト制作や3Dモデリングができます。プロフェッショナルなクリエイティブ作業を必要とするユーザーに最適なモデルです
③ Apple iPad mini (第6世代,8.3インチ,Wi-Fi,64GB)
コンパクトながら、高いパフォーマンス
片手で持てるコンパクトサイズの本体に、最大輝度500ニト、8.3インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載。重さは約300g、厚さは6.3mmと薄く、小さめのバッグや上着のポケットなどに入れて持ち歩ける携帯性の高さが魅力です。
Apple Pencil(第2世代)に対応し、本体側面にマグネットでくっつけて充電できます。素早く取り出してメモやイラストを書き留めるのに適しています。
④ Apple iPad Air (第6世代,11インチ,Wi-Fi,256GB)
M2チップ搭載でパフォーマンスアップ
2024年5月に発売された新型iPad Airは、11インチと13インチの2つのサイズがあり、どちらも高解像度ディスプレイを搭載しています。
M2チップを搭載し、パフォーマンスが向上し、ストレージ容量も最大1TBまで選べるようになりました。Apple Pencil Proに対応し、クリエイティブな作業や高性能なアプリケーションの利用に最適。
また、電源ボタンにTouch IDを内蔵し、スムーズな指紋認証も可能です。
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