iPadを探す方法とは?なくしてしまう前に必ず設定しておくべきこと

長谷部 耕平
公開: 2020-01-17

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プライバシーを守るためiPadやiPhoneの位置情報機能をオフにしている人は少なくありません。位置情報をオンにすると、アプリや検索で居場所に応じた情報が提示されるし、把握されているみたいで生理的にムリ!という人もいるでしょう。

しかしiPadを持ち歩く人は防犯上、紛失に備えて設定した方がいい位置情報機能があります。本稿ではiPadを探す方法について解説します。


iPadをなくしてしまう前に

iPadシリーズ(Air、Air2、mini、Pro)だけでなくiPhoneシリーズにはiPad(iPhone)を探す、という機能が備わっています。

初期状態でオンになっているはずなので、何らかの操作をしない限りはオフになる事はありませんが、なくしてからオフになっていることが判明しても手遅れなので、まずは確認してください。

設定から「探す」を選択します。

iPadの設定画面の写真

そしてiPadを探すをオンにします。

iPadを探すをオンにした写真

この状態にしておけば、iPadを他のデバイスから探せるようになります。

iPadを探す機能をオフにしたらどうなるか?

あえて初期状態でオンになっている「探す」機能をAppleIDのパスコードを入力することで、簡単にオフにすることもできます。

iPadの設定画面で探すをオフにする写真

ただしひと手間かけてオフにするメリットはほぼ無いでしょう。

クレジットカードやブラウザ閲覧履歴、アプリ類とは関係のない設定ですし、オフにしたところで今以上に個人情報が守られるという事はないかと思われます。

紛失時に探し出せなくなるだけなので、オフにするのはおすすめできません。

iPadを探す方法

次に実際にiPadの場所を特定してみましょう。iPadを探す機能はiPhoneだけでなくパソコンからも行えます。

iPhoneから探す方法

iPhoneから探すにはアプリの「探す」を選択します。

iPadの探すアプリの写真

すると下記のように使用中のiPhoneの場所と合わせてiPadの位置が表示されます。

iPadでデバイスを探すを選択した写真

iPadを選択すると現在地との距離が判明し、「サウンドの再生」で遠隔操作して音を鳴らして周囲に知らせたり、紛失としてマークする事ができます。

iPadでデバイスの場所を特定した写真

紛失としてマークした場合、パスコード付きのロックがかかるので他の人が使えない状態になります。

以上がiPhoneからiPadを探す方法です。

PCから探す方法

iPhoneを持っていない場合はPCからiCloudにアクセスして探し出す事もできます。

下記URLのiCloudの「デバイスを探す」ページにAppleIDとパスワードでログインします。

PCからiCloudにログインする写真

ブラウザのiCloudから「iPhoneを探す」にログインすると、全てのデバイスを一度に探す事ができます。鞄ごとiPhoneとiPadを紛失してしまってもPCから場所を特定できるのです。

PCからiCloudからデバイスを特定する写真

そしてiPadを選択すると下記のように場所が特定可能です。音を鳴らしたり紛失モードに切り替えたり、消去したりとiPhoneの「探す」アプリと同様の機能が使えます。

PCでiCloudからiPadの場所を特定する写真

以上がPCからiPadやiPhoneを探す方法です。

iPadを探す事ができない場合

iPadを探す機能をオンにしてなおかつ、PCやiPhoneを持っているにも関わらず場所が不明になってしまうケースがあります。

それは捜索しているガジェット、ここではiPadの電源が切れてしまったり、電波の圏外に出てしまっている場合です。

セルラーモデルなら電波圏内にあれば充電された電力の続く限り位置を特定できますが、Wi-Fiモデルは持ち歩きして忘れたりするなど屋外で紛失してしまうと、最後に接続状態で位置発信した状態から先の動きが分かりません。

探す機能は便利ですが、なくしても必ず所在地が分かるとは限りません。iPadは大事に扱いましょう。

モデルによる違い

iPadやiPhoneを探す機能はiOSに備わっているので、モデル(機種)による違いはありません。

以前のiOSでは「iPhoneを探す」と「友達を探す」の2つのアプリがインストールされていましたが、2019年12月時点のiOS13では「探す」アプリに統合されています。

iPadやiPhoneの探すアプリの写真

iOSを適宜アップデートしていれば「探す」アイコンが見つかるはずです。

盗難に備えて

紛失したiPadやiPhoneの場所が判明しても、何らかの方法でロックを解除されて悪用される危険があります。

そこで「探す」から指定したデバイスを「紛失モード」にチェックすることで遠隔操作でロックできます。盗難防止にはなりませんが、盗難後のセキュリティとしては重要な機能です。

iPadで遠隔操作する写真

また場所が判明しても捜索範囲が絞り切れず、どうしても見つからない場合は情報の消去を選択することも可能です。

紐付けてあるクレジットカード情報を含めてインストールされているアプリなども全て消えて初期化されるので、最低でも個人情報を悪用される危険は避けられますが、消去後は追跡できなくなるので最後の手段です。

削除するにあたってデータが惜しいかもしれませんが、Kindleやソシャゲ、iTunesで購入したコンテンツ類はアカウントさえあれば別のiPadに入れなおす事ができますし、撮影した写真や動画類もiCloudにバックアップされています。

「探す」機能と合わせて使っているアプリ自体のIDとパスワードをメモしておけば、万が一全てを削除するハメになったとしても復旧できるので、盗難・紛失の場合はデータを惜しむよりも安全を重視したほうが良いでしょう。

また様々なサポートが受けられて修理代金が安くなるAppleCare+に紛失盗難プランを付けた契約をすれば更に安全度は高くなります。

実際の契約条件については各プロバイダによって異なるので個別に詳細をご確認ください。

価格はやや高くなりますが落とし物をしやすいなど、必要性を感じるのなら選択の余地があるかと思います。

デジタル化は便利になる反面プライバシーと深く結びついており、上手く活用している人ほどロックを解除された時のダメージが大きくなります。

もしもの時に備えて「探す」機能をオンにして、各種アプリ類のID・パスワードはメモしておきましょう。

ガジェットと漫画を愛する全方位ライター
長谷部 耕平
業界歴8年目のライターにして登録者1万人超えのYouTuber。Apple好きでガジェット集めが趣味。記事を書いたり動画編集で一日中デスクに向かっているのでヘッドセットやモニター等の作業効率化や仕事部屋の快適化につながるガジェットはすぐ購入!愛車のビートルでキャンプやサウナにでかけるのも大好き。チャンネル登録よろしくお願いしますm__m

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